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テーマ:ニュース(100221)
カテゴリ:山の雑学
今朝、仕事に行こうとしたちょうどそのときに地震がきた。
独身時代ならば地震がきたこともわからず寝ているのだろう。 実際に、2001年1月のエルサルバドル大地震の時に実は私は震源のすぐそばにいたのであるが、夜中だったので地震にきずかず眠っていた。翌日地元の人たちが「昨日の地震はすごかったね」などと話しているのにびっくりした記憶がある。 普段はそんなんだが、いざ今になって子供達を置いていざ出かけようという時の地震はさすがに身構える。 地震といえば、最初に初期微動(P波)という縦波がきてその次に主要動(S波)という横揺れが来るのは中学校の時にならったとおり。そのことを未だにしっかり覚えている僕はP波がくると、いつも次のS波を待つのである。 P波とS波の時間的感覚を初期微動継続時間(P-S時間)といい、震源からの距離に比例して長くなる。 つまりでかい地震は縦揺れの直後に横揺れが来るのであるが、縦揺れの後に横揺れがこなければどこか遠いところでの地震と解釈していい。 ちなみにP-S時間は震源からの距離に比例するので、複数地点でのP-S時間と到達時刻をはかれば、震源地を特定できることになる。 もひとつちなみに北朝鮮のように地下核実験を行った場合の地震波は最初のP波だけでS波はこないので、地震との区別がつくのである。 うんちくがながくなってしまった。 おおそうだ仕事にむかうところであった。 今朝はちょうどS波も届かないほど遠い地震であったので安心して出勤したのである。 いやでもこんなに地震の多い国にいるとおちおち安心して外出もできやしない。 我が家では地震が来てライフラインがたたれたら山に行こうと妻と話し合っているのだ。 地滑りするほどのでかい山ではなく、秋川渓谷からちょっと山に入った渓流あたりが狙い目である。 山に入れば水はふんだんにある。 そして炎のもととなる薪は山とある。 そして季節にもよるがいざとなったら食べるものなど自然の恵みで何とかなる。 水と火と食い物さえあればどうにでもなる。 そういう気持ちの強みもあれば、今の地震恐怖症の現代日本を気楽に生きられるんじゃないかな? まあ子供も幼いし、少しは世間並みに防災グッズでもそろえなくちゃなあと思った今朝の出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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