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カテゴリ:CDについて
スピード・ピッキングの使い手FRANK GAMBALEが'92年に発表したライブアルバムです。
ルックスを見るとメタル系かと思ってしまいますが、JAZZ/FUSION系の人です。 スピード・ピッキングとは、弦移動の際できうる限りワンストロークのピッキングで移動していくというもので、スイープやエコノミーと呼ばれる一連のピッキングテクの総称だと思えば解りやすい...、 が、実はそれだけではなく、左手のフィンガリングもワンストロークで弦移動できるように再構築するという肝があります。 右手至上主義、左脳至上主義と言っても良いかもしれません(笑)。 このあたりは長くなるなるので、別カテゴリ「プレイについて」で書いてみたいと思います。 GAMBALEは僕の師匠です。 彼のプレイを聴いてスピード・ピッキングに取り組みました。10年以上前の自分のプレイ(オルタネイトオンリー)と聞き比べるとスムーズさが全然違っているので、このテクを導入して良かったと思っています。 ただし、テク面では師匠ですが、ミュージシャンとしてはどうかというところもあります(笑)。 ちょっと弾きすぎ(爆笑)。 音使いも読めてしまうし...。 まぁ、近年のプレイは大分変わってきたようですが、ミュージシャンとして追っている人ではないので、音源もあまり持っていません...。 M-1のCREDIT REFERENCE BLUESでいきなり炸裂です。 凄まじいまでの音の洪水。しかもスピード・ピッキングでなければ不可能な跳躍音程ラインが満載。曲紹介が無意味なくらい、ラストのM-6 THE NATIVES ARE RESTLESSまで、同じ調子で弾きまくってくれてます。 変化があるとすれば、M-3のSPENDING SUNDAY WITH YOUでクリーンサウンドに変えている事、M-5のSPIKE'S SONGがメローな曲調であることでしょうか...。 ギタリストがエチュード集として聴くアルバムでしょう。 僕はこのアルバムをそのように扱っていまし、未だにお世話になっています。 万人にアピールするものだとは思いません....。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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