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カテゴリ:CDについて
意識するかどうかは別にして、必ずや誰でもそのギターの音色を耳にしたことがある大村憲司さん。
彼のライブ集(その1)です。2003年に発表されました。 ご存知のように1998年、惜しくも49歳の若さで他界されました...。 このアルバムは追悼盤の意味があるのでしょう。 彼が日本の音楽界に残してきた功績からすると、亡くなられてから5年後に本アルバムが発売されたのは遅いような気がしますが...。 僕が彼のギターを初めて聴いたのは...、覚えていません(笑)。 YMOやらユーミンやら...、有名なミュージシャンのアルバムで必ずや彼のギターが聴けましたから...。 意識せずとも耳にしていたのですよ...。 昔から大好きなギタリストでしたが、あるミュージシャンのアルバムで「こんなギターを弾く人がいるのか!」というぐらいショックを受けた演奏を聴きました(その曲については別項で...)。 それ以来、大村憲司さんは僕の中で非常に大きな存在になっています...。 このアルバムにも素晴らしい曲、プレイがたくさん含まれています。 ドラムのポンタさんとのコンビネーションは最高ですね...。 日本の音楽史上、最高のコンビです...。 M-3のGeorgia On My Mindなんて涙なくして聴けません。 訥々と語りかけるように始まって、徐々に熱くなっていく...。 でも上品なんですよ...、Feelingが...。 日本人で、こんな上品さを感じさせる人はあまりいないし、上品さと熱さが同居するという芸当ができるなんて信じられません...。 M-4のBamboo Bongのように完璧なリズム感に裏打ちされた演奏も凄い!絶対見失いますよ、普通。 こういうのが、本当のうまさと言うんです!声を大にして言いたい! M-6のRHYTHM ROADでも凄まじい演奏が聴けます。 複雑な曲をこれ以上無い完璧な演奏で聴かせてくれます。 中間のギターソロにおけるポンタさんとのインタープレイの素晴らしさは、言葉がありません...。 代表曲Left-Handed Womanは2バージョン収められていますが、通常アレンジのM-1も良いし、「おっ」と思ってしまうアレンジのM-7もかっこ良いです。 「大村憲司」という稀有なギタリストが同じ日本人であったことを誇りに思います...、それしか言葉がないな...今は。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.21 19:39:38
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