|
テーマ:ギターが活躍する音楽(137)
カテゴリ:CDについて
スライドマスターSonny Landreth。
2000年の作品です。 この人の特徴は、なんと言っても見るまでどうやっているかわからない(見ても分からない?)信じられないようなスライドマジックでしょう。 実は以外に少ないスライド専業のギタリストなのですが、ノーマルプレイをしないことの不自由さ、モノトーン具合は全くありません。 技術の面で特筆すべきは、小指にはめたスライドの後ろの他の3本の指をも駆使するビハインド・ザ・スライド奏法をシステマチックに使うことでしょう。 スライド音を出しながら、スライドの後ろの指(例えば)を押弦することで(そうすると弦が沈み込んでスライドバーに弦が当たらなくなり押弦した音の方が鳴りますよね?)、スライド音と押弦音をフレキシブルに使い分けていく弾き方です。 これが、また強力。 スライドしながら速弾きなんて、ちょっとビックリ。 例えばM-1 LEVEE TOWN、M-2 THIS LIVER、M-6 SPIDER-GRISなんかで一瞬聴けます(まぁ、それをウリにしている人ではないので、一瞬ですけどね[笑])。 しかし、音の選びはオーソドックスで決して肩に力を入れて聴かねばならないタイプの人ではない。 純粋に音楽を味わうことができるギターです。 (逆に言うと、同じものを弾こうとすると聴くと弾くとでは大違い状態になるということです...) スローブルース、M-5 BROKEN HEARTED ROADでの見事なスライドソロなんて好例です。 音楽的にはカントリー・ブルースをホームタウンにしていると言えばわかりやすいでしょうか? 彼の他の作品に比べて、レイドバックした感じが気持ち良く出ており、彼のギターを最初に味わうには最適なアルバムだと思います。 TEXASの人なだけに、Eric Johnsonの雰囲気に通じるものも感じます(あくまで雰囲気だけですけど)....。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.08 09:35:21
コメント(0) | コメントを書く
[CDについて] カテゴリの最新記事
|