誓いの夜
連日の報道通り‥山田・野間と共にバンドを組み、友人F美嬢の結婚パーティーに参加をした。この度は何となく、「やまのみず」として‥というか、「一個人の三塊」的な気持ちで(熊脇も不参加であるし)いた、僕。近所に見付けたアットホームな個人スタジオにて、バンド練習。本格的にやり始めたのは、1週間前程だ。それまで、山田は友人のベースマンに基本を習い‥野間は‥野間は‥えー‥野間は野間で、更なるリズム感を高めるべく、正しい生活のリズムを刻み、暮らしていた事だろう。そして水島は、鼻歌を唄っていた。「余裕かまして」の鼻歌ではない。気軽さなどない、音を吟味しながら曲の創作活動なのである。因みに僕は、この様にして録り貯められた数え切れない本数の鼻歌集(カセットテープ・MD)をたまに聴いては、「いいじゃん‥これ」と自己満足をしている。完全に鼻歌オタクなのである。そして本番一週間前より我が家とスタジオでの練習‥山田の上達ぶりが顕著で、日を追う毎に、野間のカホン稲妻叩きにも、僕のギター気まぐれ弾きにも、遅れる事なく乗ってくる!指が動く動く!本番前には、弾き姿はベース歴30年位にまでなっていた。ただ一人、ギター歴13年、歌唱歴27年の僕だけが成長停滞する‥むしろ、低迷する‥歌詞が覚えられないのだ。本番前の最終練習まで歌詞を間違える始末‥こんな事は、なかなか初めてである。「いや、ヨットそれが歳なんだって‥」と、野間に言われた。悔しいものだ‥クソゥ‥と本番までMDで歌をずっと聴いて、そして臨んだ。本番‥MCにお客さん(列席者?)はかなりウケてくれている。温かい‥そして、演奏‥出だし好調!しかし中程で、歌詞が出ん‥しくじったー!お客さんは笑っていた。1曲目をなんとか終え、拍手を喝采して戴きMC、会場は大盛り上がりだ、嗚呼‥気持ち良い。そして2曲目、「やさしさに包まれたなら」を唄う。なかなか調子良く進む、が‥練習で、サビの「やさしさに~包まれたなら~」の所を「やさしさに~傷ついたなら~」と唄ってしまったそのミスが‥本番に、出た‥(かけた?)。最低な間違いである‥。全く逆の意味になってしまう。またしくじったー!!もうガックリ、しかし拍手は喝采‥ありがたい‥MCも大ウケ‥幸せだ‥ラストは、北のDちゃんから送られてきた手紙+歌を代読+代唱。おかしな手紙で、これまた笑って貰い‥おかしな歌で、本当にお客さんはゲラゲラ笑ってくれた。調子づいたその時!普段間違えない最後のサビで、わけがわかならなくなり‥演奏を止め、歌詞を確認し、最後から歌い直した‥。盛り上がってた熱が2~3℃下がっていくのを感じながら、終え‥でも勿体ない程の拍手を最後の最後まで戴いた。‥あぁ、本当にふがいない‥まるでミスをしなかった山田と野間に、本当に申し訳なくDちゃんにも申し訳なく新郎新婦に申し訳なかった。その後も、パーティーは続く。めでたい席で落ち込んでられないので、忘れる事にしたが‥なかなか‥。後ほど、新婦F美から「本当にありがとう!」という言葉を貰い、喜んでくれていた事が嬉しかった。ただ本当に自分の中では課題の残る会(人の結婚パーティで勝手になにを‥)で‥必ず、歌で挽回する!そう誓いをした、結婚パーティーだった。でも本当に山田と野間と音楽をする機会が貰えて、感謝感謝である。これに、熊脇のピアノもしくは、ピアニカが入って完成する!と、更なる可能性に今期待しているのだ!F美、本当におめでとう!そして、喜んでくれてありがとう!‐みずのしま‐