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カテゴリ:腕時計
とにかく最近ホーマーを着けているとリューズが手に当たって気になるので、左リューズモデルが欲しくて探し回っていたところであった。このごろはホーマーをやめて、左リューズのリベンハムをメインに着けていく日が多くなっている。リベンハムは自動巻で少し重い(それでも100グラムだが)ので、その点が気になっていて、できれば手巻きで左リューズがないかどうか探していたところだ。
街に出るたびに左リューズの時計を探し回っていたが、どれも20万とか30万というものばかりで、とても手が出ない。また、左リューズで手巻きとなると全くない。ノモスのオリオンに限定モデルとして存在したことがあったらしい。今ではおそらく手に入らないだろう。自動巻ならSinnでフリーガークロノがあるのだが、これが20万円弱する。 ある日、雑誌の「腕時計王」だったかで「マイスターアート」というメーカーの時計を見つけた。その後グーグルで検索していたところ、ホームページ(まだ制作中のもの)や、ネットショップも見つけた。ドイツ製のミリタリーモデルなどをメインに作っているメーカーだそうで、ドイツのシャウボーグに工房があるそうだ。そこが左リューズモデルを作っていた。それで、いろいろ調べてみた。 スペックは以下の通り。 ムーブメント・・・MAM61011(どうもユニタス系のジェネリックムーブメントのようだ。) 6振動、18石 パワーリザーブ46時間 ケース44ミリ径、厚さ11ミリ 裏蓋スケルトン 日常生活用防水 世界限定100本 全てのモデルが世界限定100本以下なのだが、世界限定という割には安い。5振動信奉者としては6振動というのはちょっと気になるところだし、日常生活用防水というのも心許ない。しかし、いろいろ悩んだ末に購入することにした。 というわけで注文して4日後、それが我が家に来た。 箱はなかなか豪華。一緒に時計を入れるバッグとベルト交換に使う精密ドライバーが入っていた。 蓋を開けるとこんな感じで入っていた。ベルトは分厚い革で、バックルのピンも太い。さすがにごつい作りだ。 なかなか堂々とした面構え。ミリタリーモデルらしく、視認性はよい。いかにもドイツ軍で採用されているような定番の顔だ。さすがに44ミリ径は大きい。この時点で自分の細い腕に合うかどうかとっても心配になる。 裏は結構大きくスケルトンになっている。なんとチラネジ付きである。ちょっとびっくり。ネットで見たユニタス系ムーブメントによく似ている。もとは懐中時計用のムーブメントだそうだが、それも納得の大きさ。 37ミリの鉄道時計ホーマーと比べてみると、この時計がいかに大きいかがわかるだろう。おそらくハミルトンのオフィサーメカが44ミリだった。こちらの購入も考えたことがあるが、右リューズなので、さぞ邪魔になっただろう。 大きいと思っていたが、実際腕に着けてみるとそうでもない。大きいことは大きいが、意外とすっきりして見えてしまう。実はこの時計が来る前に、ノートに44ミリの大きさで絵を描いてみた。絵にしてみるととても大きく感じたのだが、実物はそうでもないというのが正直な感想である。それでも測ったらちゃんと44ミリあるのだから不思議なものだ。 左リューズなので、大きくてもリューズが邪魔にならなくていい。手巻きなので軽いし、購入を決めたときはちょっと後悔したのだが、実物を見たら気に入ってしまった。まだ動かしていないので、精度がわからないが、少しずつ様子を見ていこうと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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