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カテゴリ:腕時計
15日にちょっと時計屋さんの近くまで来たので寄ってきました。のんびりコーヒーをご馳走になりながら、1時間ほどおしゃべりをしてきました。
今ちょうど修理している懐中時計をいくつか見せてもらいました。ロンジンの銀時計はシルバー935で15石。その他に精工舎のものや輪列に石が使ってない古いものがありました。この時計は脱進機にアンクルが使ってないもので、時計屋さんも初めて見たそうです。 やっぱり石が使ってないと歯車の軸と接する穴が広がってしまうそうです。それをふさぐにはタガネを使わないといけないそうです。これらの時計には2番車の軸受けに受け石が使ってなかったので、広がった穴をふさぐのに苦労したとのこと。 その後はちょうど修理が終わったばかりの腕時計を2本見せてもらいました。一つはセイコーゴールドフェザー25石。もう一つはIWCの自動巻き。どちらもゼンマイ切れだそうで、切れたゼンマイも見せてもらいました。ヒゲゼンマイのようなものだろうと思っていたら、幅が2ミリくらいある立派なものでした。さわると結構硬くてしっかりしていました。 ゼンマイにはくるくると巻き跡がついているのですが、これを逆に巻いて香箱に納めるとのこと。相当強い力がかかることは容易に想像できました。腕時計というものも思ったより強い力で動いているものです。 柱時計の世界には1ヶ月巻きというものもあるそうで、そうなるとゼンマイも部屋いっぱいに広がるくらいあるそうです。素手で巻くと怪我をするとのこと。1ヶ月巻きはさすがに必要ありませんが、柱時計は部屋に飾りたいような気もします。とりあえず買い物リストに載せておきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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