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カテゴリ:過去 実家に戻ってから
中学生位のお盆の思い出
祖父母宅で一族が集まっていた。 酒が入り気が大きくなった父は自宅から高い酒を持ってきた。 皆に振る舞い、上機嫌だった。 その後私達は母方の実家へお盆のお参りに行った。 そこでもしこたま飲んだ父は家に帰りつくと高いびきで寝てしまった。 母は怒っていた。 高い酒を持って行ったこと、それをそのまま置いてきたこと 酒なら何でもいい父方の親族がただ酒を飲むことが耐えられなかったようだ。 「”お父さんが持って来いと言っているから”と言って取り返してきて」 そう言いつけられた。 重い足取りで隣の祖父母宅へ向かった。 庭先にいる私に気づいた誰かに私は言った。 「お父さんがお酒って言ってるの・・」 その場にいたみんなが苦笑しているのがわかった。 酒瓶を持ってきてくれた叔父の嫁が笑いながら言った。 「あれだけ酔っ払っていてもお酒のことは忘れないんだね。」 私は逃げるように帰っていった。 嫌な役回りを私にやらせた母も 父を哂った一族のみんなも 何もかもが嫌でたまらなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月12日 10時26分40秒
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