カテゴリ:懐かし邦題アルバム
『傷だらけの野獣』 テッド・ニュージェント
「Cat Scratch Fever」 Ted Nugent (77) 狂い猫が爪を研ぐ。ロックン・ロールを切り裂いた! ハード・ロック・モンスター、テッド・ニュージェント驚愕の第3弾 A面 1. 傷だらけの野獣 - Cat Scratch Fever 2. 俺のプーンタン - Wang Dang Sweet Poontang 3. ロックンロールに死す - Death by Misadventure 4. リヴ・イット・アップ - Live It Up 5. ホーム・バウンド - Home Bound B面 1. ハード・ロック一直線 - Workin' Hard, Playin' Hard 2. スウィート・サリー - Sweet Sally 3. ジャック・ナイフ, ギラリ - A Thousand Knives 4. ヤツはサン・オブ・ア・ガン - Fist Fightin' Son of a Gun 5. アウト・オブ・コントロール - Out of Control 今回、テッド・ニュージェント(Ted Nugent)が77年にリリースした3rdアルバム「傷だらけの野獣(Cat Scratch Fever)」を取り上げるにあたりWikiさんを開くと、職業欄にミュージシャン、ソングライター、猟師 と書かれていた。りょ…猟師!? Wikiさんの記述によると、狩猟が趣味で、全米ライフル協会の幹部らしい。ライフルを持って妻子と山へ狩猟にでかけ、捕まえた野生の動物を料理して楽しむのが休日の過ごし方だそうで、野生の動物の料理の仕方を記した著書も妻や息子と連名で出しているそうな。でもって公式サイトの愛用機材の紹介ページも楽器類ではなく全て狩猟機材メーカーへのリンクだそうで、Outdoor Channelに自身の狩猟番組を持っているのとのことなので、職業:猟師で間違いないだろう。 猟師といえば、以前古本屋さんでバイトしていた頃に「山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記」という、岡山県北部の方で兼業猟師をされている岡本健太郎さんの漫画を読んだ。結構興味深くて面白かったが、テッドもああいうことをしているのか…。 さて、アルバムに話を戻すが、“ジャック・ナイフ, ギラリ(A Thousand Knives)” とか “ハードロック一直線(Workin' Hard, Playin' Hard)” とか、邦題がなかなかいい。 そういえば近藤正臣さんがピアノの鍵盤の上に飛び乗って “ねこふんじゃった” を足で弾いたシーンだけがやけに有名な「柔道一直線」なんてドラマがあったっけ。時期的には小林よしのりさんが「東大一直線」を連載していたのと、このアルバムの発売が同じなんだよね。だから何だって話だけど。故横山やすしさんの著書「やすしの人生一直線」なんてのもあったけど、個人的に最も好きだった一直線モノといえば、「紳竜・さんまのスクープ一直線」かな。関西圏だけだったのか全国放送だったのか分からないけど、やっさんも影の編集長役で――って、あれ!? 何の話だったっけ!? このアルバムのリード・ヴォーカルはデレク・セント・ホルムズ(Derek St. Holmes)。デレクは76年にリリースされた2ndアルバム「ハード・ギター爆撃機(Free-for-All)」のレコーディング中にバンドを一旦去るも、アルバムリリース後に復帰(デレクが抜けた穴はプロデューサーに連れてこられたミートローフ(Meat Loaf)が埋めている)。 デレクといえば、マイケルシェンカーグループ(Michael Schenker Group)が83年にリリースした「限りなき戦い(Built to Destroy)」に参加しているので、日本のロック小僧…いや、今やロックおじさんになっている方々にはお馴染みだろう。でもって元カーズ(The Cars)のイケメンベーシスト、ベンさんことベンジャミン・オール(Benjamin Orr)やパット・トラヴァース(Pat Travers)等と一時ビッグ・ピープル(Big People)なるバンドを組んでたりもしてたので、一部のロックおばさんはご存知かもしれない。 ちなみに、このアルバムは全米17位を記録。シングルカットされた “傷だらけの野獣(Cat Scratch Fever)” も30位につけている。実はテッド・ニュージェントは10年ほど前に初めて聴いたのだが、意外と聴きやすいハードロックで個人的にはわりと好みの音楽だった。 そんなテッド・ニュージェントに興味を持たれた方、こちらをどうぞ♪ 傷だらけの野獣 ハードロック一直線 ジャック・ナイフ, ギラリ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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