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2024.06.01
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くたばれキャベツ野郎』 セルジュ・ゲンスブール
L'Homme à tête de chouSerge Gainsbourg (76)
 東京映画祭外国審査員で二度目の来日。映画、レコードでその才能を発揮しているゲーンズブールの注目すべき強力アルバム!
A面
 1. くたばれキャベツ野郎 - L'Homme à tête de chou
 2. マックスの理髪店 - Chez Max coiffeur pour hommes
 3. マリルーとレゲエ - Marilou Reggae
 4. マリルー - Transit à Marilou
 5. フラッシュ・フォワード - Flash Forward
 6. 複葉飛行機 - Aéroplanes
 7. 初期症状 - Premiers symptômes 
B面
 1. 俺のマリルー - Ma Lou Marilou 
 2. マリルーのヴァリエーション - Variations sur Marilou
 3. 消火器殺人事件 - Meurtre à l'extincteur
 4. 雪の下のマリルー - Marilou sous la neige
 5. 月の精神病院 - Lunatic Asylum
 仏国人音楽家で俳優・監督としても活躍したセルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg)が76年にリリースしたコンセプト・アルバム「くたばれキャベツ野郎(L'Homme à tête de chou)」を取り上げてみた。73年リリースの「ゲンスブール版女性飼育論(Vu de l'extérieur)」とどちらにしようか迷ったが、女性を飼育ですって!? キーッ!!ムカッ とお叱りを受けるのも嫌なので、キャベツ野郎の方にした次第である。
 
 このアルバムはゲンズブールが購入してジャケットにも使用されている、クロード・ラランヌ(Claude Lalanne)によるキャベツ頭の男性の彫刻にインスピレーションを得て制作されたとのこと。分かりづらいのでキャベツ頭の男の画像を貼っておく。こんな感じだ。んー、芸術はよく分からない。

 この「くたばれキャベツ野郎」は、かなり自由な考えを持つシャンプーガールに恋する40代男性の物語らしい。
 「キャベツ頭の男」と呼ばれる語り手は、“マックスの理髪店”(Chez Max coiffeur pour hommes)にて理髪店のシャンプー係として働いている若い女性・マリルーと出会い、“俺のマリルー(Ma Lou Marilou)” にて彼女をデートに誘って情事を始め、“マリルーのヴァリエーション(Variations sur Marilou)” にて彼女の独りでのエロティックな遊び、“消火器殺人事件(Meurtre à l'extincteur)” “雪の下のマリルー(Marilou sous la neige)” において語り手は、彼女が2人のロッカーとベッドにいるのを見て嫉妬してマリルーを殺害、“月の精神病院(Lunatic Asylum)” にて最後に彼が狂気に陥るというような内容とのこと。(Merci beaucoup, Wikiさん、Google翻訳さん)
 …流石「エマニエル夫人(Emmanuelle)」(74) が制作された国の人だ。米国のノー天気なエロ、伊国の陽気なエロに対して、仏国はぐじゅぐじゅしたエロのイメージがある。(ちなみに日本はロリエロ大国)。

 人妻だったブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)と親密になったり、ジェーン・バーキン(Jane Birkin)と長らく事実婚状態だったりと浮名を流したゲンズブールは91年に62歳でこの世を去った。
 当時のミッテラン大統領は「彼は私たちのボードレールであり、アポリネールでした。…彼は歌を芸術のレベルにまで高めました」と述べて追悼の意を表したという。
 ゲンズブールはモンパルナス墓地(Cimetière du Montparnasse)に埋葬されたが、ここには著名人が多く埋葬されており、哲学者・作家のジャン=ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre)とシモーヌ・ド・ボーヴォワール(Simone de Beauvoir)、作曲家のサン=サーンス(Camille Saint-Saëns)、作家のギ・ド・モーパッサン(Guy de Maupassant)やモーリス・ルブラン(Maurice Leblanc)、ジャック・シラク(Jacques René Chirac)元仏国大統領等も眠っている。

 邦題に興味を持ち、初めて仏語歌曲を聴いてみ…いや、初めてではないかな。ミッシェル・ポルナレフ(Michel Polnareff)の “シェリーに口づけ(Tout, tout pour ma chérie)” とかあったわ。とはいえあまり馴染みの無い仏語の響きに耳がもぞもぞするも、音楽自体は思っていたより聴きやすい。歌詞を知ったらより楽しめそう。
 英語圏外の楽曲には親しみやすいように邦題が付いている場合が多く、ゲンズブールの曲にも面白邦題が結構あるので、いつの日かそれらも紹介したい。

 そんなゲンズブールに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 くたばれキャベツ野郎
 マリルーのヴァリエーション
 月の精神病院





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Last updated  2024.06.01 02:27:54
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