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テーマ:落語は生が一番!(4)
カテゴリ:聴、読、沁。
バタバタとしてるが行きたかった会。
行ってきました。 第81回 はやかぶの会 です。 リアルミク友、というより、この楽天ブログで知り合い仲良くなったんだけどね。 カンゾーさんと夕雨さんと3人。 毎回、トリを務める方が前説、というか前捌き。 桂宗助さんの軽快な口上で始まります。 <演目> 『阿弥陀池』・・・笑福亭 瓶太さん 粗忽者が識者の真似をしてホラ話を吹いて楽しもうとするが、逆に痛い目に遭う噺。 知恵が足りなかったり、空気が読めないために粗相する、落語のスタンダードパターン。 『子ほめ』『牛ほめ』とか、『十徳』なんぞもそうかな。 ボクのお気に入り噺の一つ。 便所の新聞ネタ部分をバッサリカットしてコンパクトな噺に。 『八五郎坊主』・・・桂 文華さん 無頼で無職の独り者が、坊主に出家する噺。 愚者と識者の掛け合いの妙。茗荷の件は勉強にもなる。 そやねん、落語で識者(ご隠居やお住持っさん)が愚者を諭す科白には、今の時代でも「うむ」と感心・得心するモノがあります。 『天災』も文華さんのお得意ネタですな。『こんにゃく問答』も好きな噺。 季節感を盛り込み、オチを少しアレンジして解り易く仕上げた。 お見事。 『寝床』・・・笑福亭 銀瓶さん 浄瑠璃好きの大旦那が、下手の横好きで店子や従業員に迷惑をかける噺。 『茶の湯』という噺もあります。こっちは茶道の“さ”の字も知らんご隠居の噺。 下手な義太夫聴かされるのと青きな粉飲まされるの、どっちが嫌やろう? たぶん一瞬で済むんで“青きな粉”かなぁ。。。 登場人物も多いし、落としドコも多い、なかなか難しい噺とちゃうかな? 息切らさずにようがんばらはりました。 お疲れ様でした。 ここで仲入り 『口合小町』・・・桂 わかばさん 初めて聴きました。 口合(くちあい)とは、地口、ダジャレのコトです。 落語で言葉遊びはよくあります。『運回し』なんてそう。 ボクは『青菜』の「鞍馬より牛若丸が・・・」「義経義経」なんか好きですが、 この女房はひたすらオヤジギャグです! わかばさんが演じる女房、愛嬌があって好き。 『質屋蔵』・・・桂 宗助さん 幽霊・もののけが出る、と噂の質屋の蔵を確認しに行く、番頭と出入りの男のドタバタ。 幽霊ネタも落語の定番かな?『菊江の仏壇』や『皿屋敷』。 ただし上方落語の幽霊はみんな愛嬌あります。 マクラにはきっちり米朝師匠の物まねが入る。馴染みのお客さんは大喝采。 わかばさんとは違って、宗助さんの場合はアホ丁稚さしたら最高。 え?そしたらボクの贔屓の文華さんは??? そらあんた、ほら、酔っ払い。 あ、地や。まんまや。 高座がハネた後は、そのまま飲みです。9時過ぎなんで、法善寺の串かつ「だるま」も「正弁丹吾亭」も終い支度。水掛け不動さんお参りして千日前の和食ダイニング「和座」へ。 会話は上方落語を扱ったNHKの連ドラ新番組で 落語家を目指すヒロイン、貫地谷しほりさんにカンゾーさんがインタビューした時の話から、最近観た映画の話へ。 はい、夕雨さんに薦めた作品、約束したんでアップしますね。 <『フラガール』観てよかったのなら・・・> <『ロミオとジュリエット』ではなく、ほんのりした悲恋モノって?> 他にも何か色々薦めてましたが失念しました。すまぬ夕雨。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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