やすくんのエッセー

目標に向かって成し遂げようとするときには、
人材の制約、資金の制約、資源の制約、時間の制約などがある。

「我が組織には人材がいない」と嘆く人がいる。
確かにいい人材がいないと組織はうまく機能しない。
しかし、今いる人材を生かして、何とかしていく必要がある。
また、彼らを育てて、戦力にしていかなければならない。
他の組織にいる人材をスカウトしてくるのも一つの方法である。
しかし安易に人材を輸入すると、生え抜きの反発を買い、
結果として組織の能率が落ちることもある。

「何かをしようにもお金がない」と嘆く人がいる。
確かにまったくお金がなければ何もできない。
しかし、ある程度のお金が用意できるのであれば
そのお金を生かして、お金がかからない方法で行動していくしかない。
借金をするのも一つの方法である。
しかし安易にお金を借りると、金利の負担が大きくなり、
収入があっても借金の金利を払うだけになってしまうこともある。

「設備がないからできない」と嘆く人がいる。
確かに設備がなければできないことはある。
しかし、設備がなくてもできることはある。
設備がなくてもできるように工夫することができれば、
それはオリジナルな技術となる。

「時間が間に合わない」と嘆く人がいる。
大事な部分だけに人材も資金も資材も集中すれば
時間に間に合うかもしれない。
どうやったら効率が上がるかを考えなければならない。