★異国館ダンディ★
さて、クローゼットに古い漫画をケースに収納しているのですが、しまったと思っていた場所に発見できないものがあり、ちょっと頭を抱えています。気分転換に読みたいものがあったのですが・・・(;_;)大きなケースに移し変えちゃったのかなぁ・・・。だとしたらひっぱりだすのが大変ですが、でもそろそろそのケースも整理しないとかな・・・。で、発見できなくても購入しなおせるものなら良いのですが、そうでないものもあったりするわけです(;_;)加藤知子さんという漫画家さんの大ファンなのですが、凄く面白いのに何時の間にか絶版になってるものが多すぎる・・・。白泉社は絶版になるのが早いような気がするんだけれど、気のせいかしら・・・。で、↓。絶対あるはずなんだけれど・・・。これがなかったら泣きます私(爆)笑って笑って笑ってブラック。なのに泣ける作品なんですよ。このセンスは得がたいと思います。↓は幸い置き場所はばっちり分かります(笑)これも面白いんだけれど、ちょっと対象年齢が下になるように思うので(^^;、やっぱり異国館の方が好み。でも、一番の好みはHOLDOUT!!」(昔紹介したことがあったような・・・(^^;)それはそれはそれはおもしろいのに、文庫で再販される気配もなく、古本でもめっきり見かけなくなりました(;_;)やっと見つけたけれど、画像ないし・・・。そして、今気付いて大ショック(;_;)↓楽天ブックで品切れってもしかして絶版???タイトルを口に出すのがちょっと気恥ずかしいし(絵画のタイトルから取ってるそうです。宗教画だったかな?)、BL風味でもあるんですが、とにかく凄い作品だと思うので、心理劇がお好きな方にはとてもお薦めです。19世紀のハプスブルグ家の皇太子のお話なので、歴史物がお好きな方にも楽しめると思いますが、登場人物の心理の描写が秀逸。感情は痛いほど伝わってくるのに、考えが読み手にも登場人物にも分からない皇太子と、考えはよく分かるのに、感情が読み手にも登場人物にも分からない少年という主役二人の心理劇に、サスペンスが加わってはらはらどきどきラストまで手に汗を握ります。特に青年期に移ってからはストーリーも更に緻密で、画面も美しくて圧巻。この作品は、元々花とゆめで連載されていたのですが、打ち切られてしまい、その後自費出版なさっていたのをメロディに移って続きが連載されたという履歴を持つ作品だそうですが、本当に連載が再開されてよかったです。これほど凄い作品が完成されて本当によかったと、心底思います。それにしても、こんな作品が絶版なんて勿体無さ過ぎます。もし私が作家さんか漫画家さんだったら、一生に一度はこんな作品を残したいと思いますもの。もっとも、この作品以後、ほとんど作品を書かれていないのですが・・・。もしかすると、これほど凄まじいものを完成された反動なのかな・・・?と思わず穿った推測をてしまったりするのですが(^^;、復帰が待たれます(^^;加藤さんを表紙に使うなんて、素敵な趣味だな!と思い後書きを読んだら、「天上の愛地上の恋」を絶賛されていました。物凄く共感してしまい、この本もつい買っちゃいました(笑)この本も面白かったです(^^;