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なまけもの投資日記

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10月の成績

10月も終わりました。今月はTOPIXが＋2.3%で、私のＰＦは＋22.4%でした。年初来だとTOPIXが+25.7%で、私のＰＦは＋87.2%です。これで記録をとり始めた年初から10ヶ月連続プラスです。今月は結構激しい売買しました。ダビンチやツムラ、セリアを売ったのでキャッシュができ、それでいろいろ買ったという感じです。今月売った銘柄は、ダビンチとツムラ、セリア、アセットマネージャーズ、星医療酸素です。ダビンチ、セリア、アセットは高騰した時に売りました。その後アセットは買い戻しました。ツムラは8ヶ月保有していましたが売りました。でも下がってきているのでまた買い戻すかもしません。買った銘柄はレオックジャパン、星医療酸素、キリン堂、ゲンキー（買い増し）、フージャーズ（買い増し）、フクシマフーズ、ケネディックス、アセットマネージャーズ、アインメディカル（今日）です。（今月良く頑張った株達）フージャーズ、ダビンチ、パシフィック、セリア、ゲンキー、チムニー、フクシマフーズ、星医療酸器です。月間MVPはフージャーズと不動産銘柄、ゲンキー、セリアでしょうか。（今月弱かった株達）アインファーマシーズとクラフトが横ばいです。でも中間決算期待銘柄なのでしょうがないです。月に20％以上PFが上昇したのは初めてです。今後ともPER20以下の銘柄でPFを組むようにこころがけたいと思います。ちなみに今日アインメディカル85万3千円で本当に買えました。TOB価格が86万円なので、こんな価格で買えるのが不思議なのですが、でも売る人がいるのです。野村證券に聞いたら、ほふりを利用して野村證券に株券を移してくださいとのことでした。野村證券に口座を作らねばいけません。TOBで売るときは手数料高いんだろうか？本当にリスクフリーでお金が貰えるのか私も半信半疑です。

October 31, 2005

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株価＝PER×EPSと成長株スクリーニング

10月28日の日記下記の式を引用して、PERとEPS両方重要という説明をしました。株価＝PER×EPS 株価はPERとEPSの積なので、PERとEPSの両方が大切だという結論です。PERは非常に気にするのに、EPSの上昇を計算しないで株を買うのはおかしいと書きました。むしろPERもEPSに影響を受けるのでEPSの予測が一番大切ではないかと。それでは具体的にどういう基準で成長株銘柄スクリーニングをした方が良いんでしょうか。私が思うのは下記の感じでよいのではないかと思います。１）初心者　PER15以下　当期EPSの予想増加率　10％以上２）経験者　PER20以下　当期EPSの予想増加率　20％以上もちろんkabuo57さんのようにPER15以下、EPSの予想増加率20％以上、という条件でしか買わないという厳しい基準を自分に課している人もいます。こうなるとその条件を満たす株はかなり少なくなってきますが、安全性、リターンは高くなると思います。ただスクリーニングはandの条件文なので、あんまり厳しすぎると片方の条件が非常にすばらしいのに、片方が条件外のため、外してしまう心配があります。例えばフージャースはPERは18ぐらいで、当期EPSが70％以上増です。初心者の条件には入らなくなってしまいます。スクリーニングは広めに取っておいて、EPSの増加率が非常に高いものはPERの条件を和らげるというのが現実的かもしれません。スクリーニングで探した後は、PERやEPSが特別利益でかさ上げされたものではないか、利益が安定したものかの確認は絶対必要です。あと確認しないといけないのは、あくまでEPSの増加です。純益が増えていても、EPSが下がっていたら論外です。増益していても、増資や転換社債などでEPSの増加が認められないような場合は不適格です。増資を連発してEPSが下がる可能性のある企業は次のような企業が多いです。売上高成長率が高いのに、相対的にROEが低い企業です。ROEが低いので利益が自己資本の充実に回らないので、増資するしかないんです。従って売り上げは急成長しているのにROE15以下の企業は気をつけた方が良いと思います。PERとEPSをある程度の基準を作って銘柄買っていれば、良いのではないかと思います。もちろんEPSの読みを外したら仕方ないですが。簿記試験もあり、しばらく日記の更新頻度を落としたいと思います。原則週末だけにしたいと思います。

October 30, 2005

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小学6年生

今日子供と近所の図書館に行ったのですが、小学館がだしている「小学6年生」に目が留まりました。今月の小学6年生のトップの特集は凄いですよ。ズバリ「お金入門、めざせ大富豪」です。日経マネーよりもスケールでかいです。大金持ちをインタビューしたり、大金持ちになる方法を特集したり（起業するか、医師や弁護士などの専門職になるか、漫画家や有名スポーツ選手になるなどの才能を使った仕事をするの3つの方法を薦めてました）。小学6年生で既に100万円貯めた小学生を紹介したり、楽天の特集があったり、業田良家の金持ちになる方法を考える漫画があったりと充実しています。正直面白かった。小学6年生がマネーに力を入れているのは今回だけの特集だけではないようです。連載漫画は「放課後社長は12歳」とかいうタイトルで、小学生の社長がTOBに戦ってましたし、企業家特集も多いようです。世の中これからどうなるんだろう。

October 30, 2005

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市場心理は予測不能

1週間前に、アインメディカルのTOBに関してブログを書きました。TOBの買い付け価格が86万円なんで、市場価格が86万円以下に下がることはないと書きましたが、間違ってました。すいませんでした。金曜日の終値は85万3000円でした。TOB買い付け価格よりこんなに下がるとは思いませんでした。買い付け価格より7000円も下がるとは？やっぱりマーケットというのは予測不能です。冗談で85万で指値を出していたら、約定するかもと書いたのですが。冗談ではなくなってきたような、、、。今アインメディカルの株を野村證券に申し込めば86万円で買ってくれます。それでも85万3000円で売る人がいるんですよ。世の中よくわからないというか。TOBは野村に申込書を出すだけで良いんですけど。今までもマーケットというのはなんでこんな反応するんだろうと不思議に思ったことが何回がありました。月次を見ていれば好業績の決算が発表されることが分りきっているツムラの業績発表の前で空売りが増大して株価が下がっていったりとか、EPSが倍になる可能性が非常に高い不動産流動化銘柄の予想PERが20以下になったりとか。でも今回のTOB価格よりも7000円も市場価格が下がるというのは、マーケットの不思議な動きナンバー１かもしれません。投資家がミスで成り行き注文して瞬間的に下がってしまったのならまだ分るんですが、3日間少しづつTOB価格より下がっているんでやはりこれがマーケットの反応なんでしょう。当事者のアインファーマシーも驚いているんじゃないかと思います。市場心理、恐るべしという感じです。

October 30, 2005

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成長株投資

今年の半ば頃から成長株が中心のPFになってしまったのですが、それはいろいろ考えていると、リターンを上げるには成長株を買わないと難しいだろうという結論に達したからです。下記の式が、成長株へと転向する理論になりました。株価＝PER×EPS（一株利益）当たり前ですが株価はPERとEPS(一株利益）の掛け算なんですね。PERは銘柄への期待指数、ないし人気指数のようなものと思います。EPSは一株あたりの利益ですね。個人投資家はPERの低い株を買おうとする意識は皆持っていると思います。私もそうです。PERが低ければ株価が上昇する余地がありそうですよね。ただ株価はPERとEPSの積なので、EPSにもPERと同様に注意を払う必要があります。バリュー投資家の中にはPERには過剰に注意を払うのに、EPSの成長は気にしないという人がいます。これはおかしい話です。数式の上では両者は平等のはずです。実は平等どころかPERへの一番強い影響力を持つものもEPSなのです。現在PER15でEPSが100円の銘柄の場合、株価は15×100＝1500円です。EPSが倍になれば株価も2倍になります。株価＝PER×EPS＝15×200＝3000PERが2倍になっても株価が2倍になります。ただPER15の株が突然PER30になることはあまりありません。普通はEPS が増加することによって、その銘柄への期待も上がり、結果として期待指数のPERが高くなるのです。EPSの上昇がPERを上昇させ、相乗効果で株価が上昇します。EPSが2倍になればPERも20まで増えて相乗効果で株価は上昇するかもしれません。株価＝PER×EPS＝20×200＝4000EPSが増加しないのにPERだけ上がるということは特殊な要因でもない限りないですよね。仕手戦でもはじまるとか。よく低PERの銘柄は高PERの銘柄よりも統計的にリターンが高いことが証明されていると言いますよね。これはたぶんその通りだと思います。でもEPSが増加した銘柄とEPSが低下した銘柄を比較したら、もっと確実にEPSが上昇した銘柄の株価が上がっていると思います。統計的にうんぬんというよりも、あまりにも当たり前すぎて、統計のデータにすらしないんでしょうけど。株式投資はEPSを予測するゲームなんだと気が付いてからは投資方針も変わりました。簡単に言うと「より確実に安定的にEPSの上昇が予測されて、かつPERがあまり高くない株を買えば良いんだ」という感じです。以上が私なりの成長株の考え方なんですけど、世の中例外というのはあります。私にとってよくわからないのはinatoraさんの高パフォーマンスなんです。資産バリュー株がほとんどなのに、あの高パフォーマンスはなんでしょう。そんなにレバレッジをかけているわけでもなさそうだし、よくわかりません。ブログを巡回しても他に資産バリュー中心であんな高パフォーマンスを出している人いないし、不思議な投資方法です。なぜ資産バリューであんな高パフォーマンスが出せるのかその理論が知りたいですね。okenzumoさんの投資理論は、EPS至上主義というか、私には非常に分りやすくて納得できるんです。高パフォーマンスも違和感全くないです。PS　ここでいう成長株というのは利益が成長する銘柄という意味で、ツムラのように売り上げがたいして伸びてなくても利益が伸びていれば、私にとっての成長株ということです。

October 28, 2005

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銘柄の整理

今月は売買を頻回にやりました。おかげで何が自分の持ち株で何が売った銘柄なのか自分でもあまり整理がついてない。ツムラが下がっているとビックリしてしまう（既に売った）自分がいます。また最近ブログの見すぎか、他人の銘柄まで、自分の銘柄のような気分になってしまった。メディキットやワッツやコスモス薬品を自分が買ってないのに持っているような気になっていたので注意しないと。幸せな投資家さんを見習って、自分なりに保有銘柄を整理しとこう。１）急成長性が期待されている銘柄。フージャースコーポレーションパシフィックマネジメント(株)アセット・マネジャーズチムニーゲンキーアインファーマシーズ２）成長と割安度のバランスの取れている銘柄星医療酸器クラフトアインメディカルシステムズキリン堂３）割安の銘柄レオックジャパンフクシマフーズライフォートサンクスジャパン４）御守りで持っている銘柄オオゼキこうやってみると、医療関係とドラッグストアが多すぎるような気もする。医療シリーズをやる前に他の業界の銘柄分析したほうが良いかもしれない。ちなみに私は資産バリューの銘柄は苦手なので持っていません。資産バリュー銘柄って忍耐力が必要な気がして性格的に向かないみたいです。かといって不動産流動化銘柄で固めるほど気合が入っているタイプでもないです。ドラッグストアが好きなのは、成長性と割安度のバランスが取れているからかもしれない。

October 25, 2005

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アインメディカル効果と不動産流動化銘柄

ここ3日間毎日1000人以上のアクセスがあります。普段は500前後なのにどうしたのでしょう。もしかしたらアインメディカルがTOBされたせいかもしれません。私はブログで何回もアインメディカルを取り上げてきたし、現在もアインメディカルがPFのウエイトNo１なので、皆心配して見に来てくれているのだろうか？基本的にTOBを受けるということは、自分の投資先の企業が評価されているということで、悪いことではないと思っています。このTOBがどういう展開になるのか興味あるます。様子を見ながら対応していこうと思っています。ただTOBで買い付け価格が提示されているということは、TOBが終わる11月21日まで株価はそれ以下にはならないということなので、気分的にはむしろ楽です。今日は今後不動産流動化銘柄をどれだけ自分のPFに入れておくべきか考えていました。株式投資をやっている人なら、不動産流動化銘柄かここ1年で非常に上昇したことはほとんどの人が知っていると思います。PFのパフォーマンスが高い人は、不動産流動化銘柄組み入れている人が多いですよね。個人投資家も年初からダヴィンチやアーバン、パシフィックを持っているだけでかなりの恩恵を受けたと思います。私ももちろんそうです。ただこういうPERが高い銘柄を絶対にPFに組み入れないタイプの投資家の方ももちろんいます。PER20以上の銘柄は絶対に買わないという方針の人もいますし。私の場合はリスクとリターンを考えると、やはりPFの一部に不動産流動化銘柄を入れた方が良いだろうと思って途中から組み込みました。今年の6月第1四半期が発表したあたりでは、自分で計算してみた当期の営業利益予想が2倍、3倍になる可能性がかなり高いし、その時点では予想PERは20ぐらいだったので、ダビンチとパシフィックを購入しました。不動産流動化銘柄の売り上げの質はかなり継続性が強そうでしたし。ダヴィンチがあんまり上がるので（4ヶ月で70％以上）利確してしまいましたが、これからどうしようかと思っています。PERが50超えるとリスクも増えますし。自分のPFの今後のリターンをを考えると、不動産流動化銘柄をどれだけの割合で、何を組み込むかきちんと考えるのが大切かなーと思っています。幸せな投資家さんみたいに分散して買うのが良いのかも知れません。リスクがあんまり高ければ買いませんけど。医療関係のシリーズをするつもりが、アインメディカルのTOBもあり、しばらく脱線してしまいました。来週からまた医療関係の分析をしてみようかと思っています。

October 23, 2005

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株主議決権とTOB

アインメディカルへTOBの申し込みがありましたが、会社法を全く理解していないのでなんでアインファーマシーズが、TOBを申し込んだのかよくわかりません。会社法（商法の一部）を少し調べてみました。まずアインファーマシーズは現在アインメディカルの47.1%の議決権を持つ親会社です。議決権を50％以上持つか、支配力基準がそれに準じていれば親会社となります。昨年丸紅から株を購入し、アインファーマシーズはアインメディカルの親会社となりました。アインメディカルがTOBの目標としているのは77.6%の議決権です。既にほぼ半数の議決権を有しているのになぜ77.6％まで議決権を得ようとしているのでしょうか。会社の意思決定において、50％以上の議決権の同意で可能なものを「普通決議」と呼びます。取締役の選任や報酬の決定、計算書類の承認、法廷準備金の減少などは多くの事項があります。ただ重要事項の決議は、議決権の3分の2（66.7%）の同意が必要です。定款変更、取締役の解任、営業権の譲渡、合併の決議、会社分割の決議など会社の運命を決めるような重要事項です。つまり会社を完全に支配しようとすれば、議決権の3分の2が必ず必要となります。逆に考えると会社の3分の1の議決権を握った株主は、あらゆる重要事項に反対することが可能となり、その株主の同意なしでは議決できなくなります（フジテレビVSライブドア思い出しますね）。最近アインメディカルとアインファーマシーズは首都圏の営業権の協定を、破棄しました（首都圏はアインメディカルが営業権を持ち、首都圏以外はアインファーマシーズが営業権を持つという取り決めを取締役会の判断で破棄した）。本当はこういう営業権譲渡の問題は、株主総会での3分の2以上の議決が必要なのかもしれません（このへんよく分らないのですがどうでしょうか）。アインファーマシーズとしては、今後アインメディカルの議決権を3分の2以上持つことは十分メリットのあることだと思います。3分の2以上の議決権を持てば重要事項も全て親会社の希望どうりに変更可能です。問題は第二の大株主の丸紅の意向です。丸紅はアインファーマシーズの15.6%の株を持つ2番目の大株主（1番は創業者です）であるとともに、アインメディカルの株29.2%の株を持っています。ちなみにアインファーマシーズはアインメディカルの46.9%の株を持っています。単なる思い付きでTOBをやる会社はないので、アインファーマシーズは株を集めることができるシナリオがあると思います。一番考えられるのは、内々の話し合いで第2株主の丸紅がアインファーマシーズに提案された買い付け価格で株の一部は売却する予定になっているのかもしれません。もし丸紅が売却しなければ、こんな安い値段でTOBに応募する株主はほとんどいないと思います。TOBを成功させるためには、買い付け価格を上げる必要がでてきます。結論を言うと、丸紅が売るか、あるいは買い付け価格を上げるか、この２つのどちらかと思っています。われわれ一般株主としてはどう対処したら良いでしょうか。簡単にいうと来週からは86万円に巨大な買い板が存在すると思って良いと思います。86万以下で売ってくれる株主がいれば、誰かが買います（だってTOBに応募すればリスクフリーで最低86万円で売れますから）。株価が86万円以降に下がることはまずありません。TOBの経過によっては買い付け価格を上げる可能性もあるので、しばらく様子を見たほうが良いかもしれません。仮にTOBがうまくいって、アインファーマシーズがアインメディカルを合併させる、あるいは上場廃止すると特別決議を行ったとしても、少数株主には「株式買取請求権」があるので、あんまり心配しないで良いと思います。ただマーケットの考えることは予測不能なので何が起こるかわからないところもあります。意外に成り行きで売るような人もいるかもしれません。85万円で指していたら意外に買えたりして。

October 22, 2005

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アインメディカルにTOB

本日アインメディカルに親会社のアインファーマシーズがTOBを申し込みました。価格は86万円だそうです。うーん。86万円ですか。今日の終値86万3千円よりも安いじゃないですか。うーん。なんなんだ。これは。アインメディカルのような利益を生む子会社があれば、当然親会社アインファーマシーズがTOBをかけることは予測されます（9月18日の日記）。TOB自体は合法的な手段なので私としては仕方ないと思っています。しかしTOB価格86万円というのは想定外でした。業績が悪くなく、むしろ新店効果で売り上げや利益が増えるのが予測されたのに中間決算で下方修正（9月20日の日記）したのは、TOB価格を下げるためだったのではと経営陣の良識が疑われても仕方ないかもしれません。今日偶然にセシールがライブドアからTOBを申し込まれました。ライブドアはフィナンシャルアドバイサーである日興シティ証券と相談し、TOBの価格を「過去3ヶ月の株価終値の平均940.8円に約6.3％のプレミアムをつけて1000円とした」そうです。アインファーマシーズは「過去3ヶ月の平均株価および直近の株価推移を参考とし総合的に勘案して決めた」そうです。アインメディカルのこの3ヶ月の終値は120万円から82.6万円の範囲でした。86万円以下になったのは中間決算で下方修正した後の9月29日から10月19日だけです。ここ3ヶ月の終値の平均で計算すると95万円ぐらいにはなるのではないでしょうか。アインファーマシーズに、TOB価格計算根拠をライブドアのように具体的に書いて欲しかったです。それにしてもこのTOB価格で、TOBに応じる株主いるんでしょうか。よくわかりません。もしアインメディカルの株を保有している企業や機関投資家が、今日の市場価格やこの3ヶ月の平均株価よりも低い値でTOBに応じたら、株主代表訴訟を受けてしまう可能性もあるのではないでしょうか。もし株主がほとんどTOBに応じなかったらどうするんだろう。TOB価格を途中で変更することも可能なんなんでしょうか。あとよくわからないのはTOBの目的ですね。上場をとりやめる予定なんだろうか。買い付け予定にしても77.6%まで買い付けるというのは中途半端ですね。丸紅は売らないんでしょうか？よくわからないことだらけです。アインメディカル株主がこの価格ではたして納得するのだろうか心配です。株主はその株が将来上がると思っているから保有しているのだと思います。TOBするのならなんらかのプレミアムをつけるのが常識と思っていました。市場価格より低い値段で喜んで売る株主っているんでしょうか？ブログのネタを提供してくれたのはありがたいのですが、わからない事ばかりで？？？という感じです。週明けのアインメディカルとアインファーマシーズの株価がどうなるか楽しみです。これでアインファーシーズに対抗して、クラフトが対抗TOBを申し込んだら面白いんですけど。それにしても株式相場というのは会社を売り買いするところなんですね。実感しました。アインメディカルは時価総額約50億です。たしかに良い買い物と思います。

October 21, 2005

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「フクシマフーズ」で新境地

今月前半はやたら株を売買してしまいました。ダヴィンチ、ツムラを全部売ってしまいました。売った理由はそろそろ適性価格かなと思ったからです。ツムラは2月に買って70％以上のリターン、ダヴィンチも6月に買って70％以上のリターン、よく頑張ってくれました。売ったお金でフクシマフーズ、レオックジャパン、星医療酸器を買いました。フクシマフーズというのはヒルコさんがアフリカで調べた四季報銘柄で、興味を持ったので買ったのですが、これはなかなか変わった銘柄ですね。実は「月次のない製造業の会社」を買ったのはこれが始めてです。フクシマフーズは東洋水産の子会社でカップラーメンやインスタントご飯を製造している会社です。私は月次の出ていない製造業は買ったことないのですが、一度製造業の銘柄にチャレンジしてみるかという感じで買いました。この会社の良い所は、１前期PERが7.4、当期予想PERも同じぐらい低い。２第1四半期決算では販売管理費が減っていた。売り上げも順調のようだ。３カップラーメンの需要は電子機器のような大崩はないのでは？この会社の問題点は、１仕入れ先も、売り上げもいずれも東洋水産が相手。東洋水産は大株主だし価格決定権はフクシマフーズにはあんまりなさそう。２原料費が小麦や米だが、原料費が上がれば当然収益を圧迫する。買ってみてわかったのだが、製造業というのは本当に業績予測が難しいですね。販売価格が下がってないか、売り上げは落ちてないかなんて予測できません。日本のカップラーメンの月次販売統計なんてヤフーで調べてもないし、フクシマフーズ自体の月次もないですし。私にできることといれば、日経の商品相場を見て、原材料の米や小麦が上がってないか確認するぐらいです。こんな予想が難しい銘柄を買うくらいなら、安いドラッグストアを買えば良いのにとは自分でも思うんですが、あんまりドラッグストアばっかり買うのもさすがに飽きてきたので（薬局も入れるともう７社持ってます）、製造業で冒険してみました。「冒険した結果がフクシマフーズかよ！」と突っ込まれそうですが。

October 19, 2005

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給料収入と投資収入

10月に入って好調な相場が続いています。先週末に今年の利益を計算してみたんですが、自分の昨年の給与所得を超えているのに気が付きました。計算すると今年のリターンは年初来75％を超えていました。株式投資で資産が増えるのはもちろんうれしいのですが、会社から支給される給与所得よりも株式投資の収入が多いというのは複雑な気持ちです。自分が朝は8時から夜9時まで毎日働いて稼ぐよりも、夜中や週末にいろんな情報を集めて株を売り買いした方が稼げるというのは、、、？　こんなあぶく銭を稼いでいいんだろうかという気もします。金持ち父さんという本の中には「ラットレースから抜け出すには、資産にお金を稼いでもらうことだ」と書いていましたが、こういうことなんでしょうね。私は去年株式投資を始めるまでは貯金しか知らなかったので、資産運用に違和感をまだ感じています。親も貯金以外はやったことないような人でしたし。投資でお金が増えていくのはうれしいですが、あんまり充実感はないですね。むしろゲーム感覚、ギャンブル感覚でやっているような感じがします。もちろんお金が増えるのはうれしいので、これだけ熱中したんだと思いますが。1億、2億稼いだひとに比べれば、たいしたことない金額ですが、それでも自分の去年1年間の給料収入よりも、今年の株式投資の収入の方が多いというのは不思議な感じがします。今の投資に対する感覚は、大学生の頃授業に出席でずに雀荘にいりびたっていたあの感覚、予備校生の頃に毎日パチンコ屋で小遣い稼ぎしていたあの感覚に似ています。うしろめたいような、でも抜けられないという感じですね。まあそのうち相場が暴落したら、否が応でも株式投資熱から冷めるのでしょうか。PS 最近はPERの高い割高感の感じる銘柄はやたら利確して、下落不安の少ない銘柄に入れ替えております。なんか改めて自分のセコイ性格を認識しています。

October 17, 2005

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情報量と資金量と投資方法

もしインターネットもなく、四半期決算や月次情報がなければ、自分は何を保有銘柄とするだろうかを考えてみました。たぶん今保有している銘柄とは大分違うと思います。情報が少なければ、一番コアの情報に頼って投資するしかありません。月次や四半期がなければ、微妙な変化を追いかけても仕方ないですし。昔ながらに、情報は本の四季報だけで、ネット取引がなく、株価も短波放送で聞き、電話注文で株式投資をやれと言われたら、とにかく強い銘柄を選んで長期投資すると思います。あんまり割安とか割高とかに気を使うよりも、成長性があり、その業界の中でshareを伸ばしていける銘柄を選んで、あとは年単位の長期投資するしかないのではと思います。具体的にはサンドラッグ、ABCマート、フージャーズ、ポイント、ニトリ、西松屋チエーン、こういった優良成長銘柄を買って長期保有すると思う。なるべく売買はしないで、成長が続くまで持ち続ける。ただ最近は嫌でもたくさんの情報が入ります。リアルタイムの株価や月次、四半期決算、ブログ、証券会社の推奨と情報過多かもしれません。売買も安い手数料で簡単にできます。小さな業績の動きを先に見つけて投資したほうが有利な部分も多いです。短期的に、売買した方が資金効率が良いのかもしれない。しかし資金量が億単位になってくるとこういう短期の投資方法は難しいのでは。資金量が多いと細かな売買は難しいので、やはり優良成長株を長期に持つことが重要になるのかも。長期投資が良いか、短期投資が良いかは、その人の情報収集能力と資金量によるのだろうか。とりあえず、いろいろ売買しながら自分に合った儲かるスタイルを探していこう。

October 16, 2005

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医療関連サービス（４）　委託給食業界

医療関連サービスの中の委託給食サービス業界をヤスイノさんに倣って、業界分析してみたいと思います。給食委託とは、病院や介護施設などに必要な給食を受託する業界です。もちろん病院等が職員を雇って自前でやっても良いのですが、そうするとコストがかかりすぎることもあり、最近は受託が増えています。今日紹介する4社は病院や介護施設だけの受託ではなく、会社や学校などの受託ももちろん受けています。売り上げだと日清医療食品がトップです。他の3社を足してやっと日清と同じくらいです。時価総額に関しては売り上げ以上に日清医療食品の突出ぶりがわかります。これは日清医療食品の営業利益率が他社よりもとび抜けているためです。ちなみに私が保有しているレオックスは売り上げは3位ですが、時価総額はダントツの最下位です。増収率でもトップの日清医療食品がダントツです。これでは売り上げで差が開くばかり。日清医療食品は給食受託業界のガリバーですね。私の好きな売上高営業利益率です。ここでも日清医療食品の利益率の高さが突出しています。当期は第1四半期だけしかでていないのですが、前年、前々前年と比較して少し変化が見えます。日清医療食品とグリーンハウスは利益率が下がっており、レオックスは上昇しています。グリーンハウスは下方修正を出しています。キャッシュフローです。私はキャッシュフローはまだあまり理解していないのですが、とりあえず載せときます。日清医療食品は原価率が低いですね。原価率が低いのは材料を値切っているのでしょうか。販売管理費はメフォスだけが低いですね。最後にPERです。日清医療食品は業界トップで成長率が高い割には安いような気もします。メフォスのPERが高いのは、ここは最近親会社にTOBを申し込まれたようです。投資の対象にするのが遅すぎましたか。レオックスの自己資本比率は低いですね。レオックスPERは低いですが、これは四季報予想の当期利益からの計算値で、実際はもっと当期PER低いと思います。売上高と時価総額を対比させると、日清医療食品は売り上げに比べて時価総額が高く、レオックスが低いです。これは利益率の違いが全てです。ただ逆に考えるとレオックスが第1四半期程度の利益率を維持できれば（それでも日清医療食品の半分の利益率ですが）面白いと思います。ヤスイノさんを真似て、縦断的な同業者比較を一度やってみました。感想は「こんなの毎日していたら、私は死んでしまう」としかいいようがありません。5時間ぐらいはかかったような気がします。明日休みだからやれたようなものです。これを日替わりでやってたヤスイノ様を尊敬します。

October 14, 2005

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不動産流動化銘柄はどこまで行くの

医療関連サービスについて最近シリーズで書いているのですが、今日は息抜きに不動産流動化銘柄について書きます。それにしても今日は不動産流動化銘柄が大幅上昇でした。ダビンチ、パシフィック、アセットマネージャー皆好調でした。特にダビンチはストップ高でした。保有している銘柄の業績が順調かどうかを評価する上で、指標となる数字は業界によって違います。小売業なら既存店売り上げ、マンションディベロッパーなら完成品在庫などが指標となります。不動産流動化銘柄の場合は、管理している資産総額が重要と思います。ただ収益のことを考えると、やはり不動産利回り相場と長期金利の差が一番重要と思います。日本の不動産市場においては、都心のオフイスビルの場合、利回りが最近少し下がってきており、４－５％らしい。一方長期金利は最近少し上がってきて1.6％ぐらいです。不動産利回りと長期金利の差が2％以上ある状態が続けば、まだまだ不動産流動化銘柄の成長する余地は十分あると思います。ただ業績が好調だったら、株価も一緒に上昇していくかというと、それはわかりません。かってITバブルの時にヤフーが高値をつけ、その後急落しました。ただこの間にヤフーの業績が不調になったわけではありません。むしろヤフーは倍倍ゲームのように順調に業績を伸ばしていたのですが、市場の期待度が業績以上に熱くなりPER数百まで買われてしまい、その後市場がPER数十まで評価を下げたため、株価が急落下してしまいました。不動産流動化銘柄は利益を順調に増やしているのだが、株価がそれ以上に上昇している可能性もある。ダビンチなんて年初来で約5倍である。不動産利回りと長期金利の差は少しずつ狭まってきているので、その辺は気をつけないといけない。予想PERが50を超えるようだといったん降りたほうが良いのかもしれない。ただダビンチやパシフィックは11月や12月が決算なので、そうなるとまたPERを次の決算の業績予想値で計算することになってしまう。とりあえずダビンチ今日一部売りました。8月のこともあるし、慎重にやっていこうと思っております。

October 13, 2005

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医療関連サービス（３）レオックジャパン2366

レオックジャパンは病院、介護施設、会社向けの給食受託を行っている会社です。給食委託というと日清医療食品が有名ですが、レオックジャパンはM＆Aでいくつかの会社を子会社化して成長を続けています。病院に関しては今後給食受託はそれほど伸びないかもしれませんが、老人介護施設では順調に成長しているようです。この会社の前期の成績は売上高445億円、営業利益8.9億円、経常利益8億円、純利益8百万円でした。前期は減損会計の影響もあり純利益が低くなりました。当期予想は四季報では売上高460億円、営業利益10.3億円、経常利益9.5億円、純利益4.6億円です。今日現在の時価総額が55億円です。当期予想だとPERは11.9になります。山口揚平さんのいう事業価値＝営業利益×10でいくと時価総額55億円で事業価値＝10.3×10＝103億円です。この計算だけでもかなり安いかなという株価です。ちなみに同業の日清医療食品は当期営業利益四季報予想が135億円で時価総額は1260億円です。この会社の当期第1四半期ですが、表にあるように売上高営業利益が急速に改善してきています。給食委託による売り上げはデジタル家電のように業績が不安定ではないので、当期は四季報の予想よりは良い結果が期待できると思います。単純に第1四半期を4倍すると営業利益予想は16億円です。この会社は第1四半期で売り上げ高営業利益率を改善させているのですが、それは連結調整勘定を年間6.6億円償却しながらの結果です。今は自己資本比率は低いですが、順調に改善していくのではと思います。売り上げの成長性はそれほど高くはないのですが、収益のバリューに比べて時価総額が少し低すぎるように判断しました。

October 12, 2005

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医療関連サービス（２）

医療連携サービスの良いところは、リピーター的な業種が多いので一度契約を取ってしまえば持続的な売り上げにつながる所だと思います。リスクというと、医療行政の影響を受けやすいということでしょうか。ところで私なりに医療関連サービスの会社の株価と企業価値を調べてみました。調べたのは下記の9社です。臨床検査、リース、清掃、病院給食、在宅酸素の会社です。4694 東証1部 (株)ビー・エム・エル 4544 東証1部みらかホールディングス(株)4671 東証1部 (株)ファルコバイオシステムズ 9776 JASDAQ 　札幌臨床検査センター(株) 4775 東証1部総合メディカル(株) 9791 東証2部 (株)ビケンテクノ 7634 JASDAQ (株)星医療酸器 2366 JASDAQ (株)レオックジャパン 4315 JASDAQ 　日清医療食品(株) 調べて買いたいと思ったのは(株)星医療酸器と(株)レオックジャパンです。星医療酸器はバリュー投資家で買っている人も多いので(株)レオックジャパンを次回のブログで分析してみます。(株)レオックジャパンの良いところは、収益バリューの高さに比べて時価総額が安すぎるということです。連結調整勘定と減損会計のためスクリーニングにはひっかからないと思います。当期PER600自己資本比率19％という会社です。しかし償却前営業利益を考えるとかなりのバリュー株ではないかと思いました。月次はありませんが第1四半期も好調なので今日買いました。今日はもう遅いので次回のブログで分析します。PS 会計の知識が乏しい私の分析ですのでどうなるやら。

October 11, 2005

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医療関連サービスとマーケット（１）

今日も日経新聞は医療費抑制の記事がトップでした。最近日経は医療費関連の記事が本当に多いですね。しかし注意しないといけないのは医療費の抑制と言っても絶対値が下がるわけではありません。高齢者社会を迎えて医療費が急上昇するのが目に見えているので、財政としてはその成長をなんとか抑えようとしているのです。むしろ絶対値としては成長領域なのです。プライスの言う「成長が約束された肥沃な土地」となる可能性も医療業界のどこかにはあると思います。肥沃な土地はどこか、その中でも成長が期待できる企業はどこか考えてみたいと思います。医療関係は製薬業界、調剤薬局、臨床試験、バイオ関連、介護といろいろありますが、今回は「医療関連サービス」業界です。医療関連サービスはあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、平成4年の医療法改正から取り上げられた正式な用語です。医療関連サービスとは医療行為そのものではありませんが、医療の周辺領域において医療に密接に関連しているサービスの総称です。簡単にいうと医療において必要ではあるが医療機関が独自で行うよりも、外部に委託した方が効率な業務です。つまりアウトソーシングですね。平成4年の医療法改正では医療関連サービスのうち次の8業務に関しては（１検体検査、２滅菌消毒、３給食、４患者搬送、５医療機器の保守点検、６医療用ガスの保守点検、７寝具類洗濯、８院内清掃）基準に適合する業者に委託しなければいけないことになりました。国民医療費の増加と、外部委託の増加に連れて、医療関連サービス会社の中には売り上げを伸ばして上場した会社も増えてきています。例えば病院食委託管理の日清医療食品、メディカルサポート、検査委託のＳＲＬやビーエムエル、医療事務委託のニチイ学館、病院向けリースの総合メディカル、清掃保守のビゲンテクノ、医療用ガスの星医療酸器などです。以上のような医療関連サービス関係の会社に投資するときに、何を指標として投資したら良いのでしょうか。個人的には、今後その領域でどれだけ成長の余地見込めるかが大切になってくると思います。医療関連サービスへの医療機関全体での委託率というのはそれぞれのサービスで違います。平成15年度の調査では、寝具類洗濯、貸出などは98.2%の委託率です。検体検査も95%の委託率です。このような業種ではほとんどの病院が既にこれらの業務を委託しているということで、これ以上の委託率の向上はあまり望めません。一方で患者給食の委託率は53.8%、医療事務は41.9%です。まだ委託率向上の余地が残っています（平成15年度のデータですが）。在宅酸素機器保守点検などは委託率は57.7%ですが、在宅酸素療法が必要な患者自体が増えているので有望ではないかと思います。具体的な企業名を書くと買いあおりとか言われるので、このへんで止めときますが、委託率が上昇中でサービス業務のマーケットが拡大している業務の会社が投資するなら良いのではないでしょうか。財団法人医療関連サービス振興会のホームページなどには役立つデータがいくつかりました。

October 8, 2005

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ブログ更新、医療費

最近仕事が忙しく、そのうえ深夜に皆さんのブログをいろいろ見ていると夜中の2時、3時までなってしまい、ブログを書く元気がありません。ブログって更新しなくなるとあっという間に更新しなくても平気な体質になってしまうんですね。ああこのままコメント専門のブロガーとなっていくのかという不安もあります。忙しい合間にも更新を続けている真鍋かおりを見習わないといけない（これが面白いんですよ。悔しいけど）。ネタがないわけではないんです。いま一番書きたいのは医療費抑制のネタなんです。日本の医療費は年間約30兆円です。国家財政を憂いて医療費を減額する動きがあるのですが、ただ日本はこれから高齢化社会に突入するので減額どころか増加は避けられない状態です。日本の医療は健康保険制度のため、薬の値段から、手術費用から、入院費まで全て国によって決められています。保険点数というのがあってそれを2年に1回改定しています。来年4月が次の改正です。この保険点数の仕組みや点数を書いた解説書は辞書並みの厚さと情報量を持っています。あまりにも細分化しすぎて、専門家でもなかなか理解できないような複雑な体系です。でもこの本が30兆円のお金の動きを左右するわけですから厚くなるのは当たり前ですね。来年4月から薬価や調剤指導料も改定されます。調剤薬局が業績好調なのに、いまひとつ株価が上がらないのは、連日日経新聞で医療費抑制の記事が掲載されるからかもしれません。小泉さんが大勝したし、医療費抑制に舵を切るのではと憶測されています。2年前にも薬価と調剤指導料は改正されました。ただ2年前は製薬会社や調剤薬局はそれほど大きな影響を与えなかったようです。数パーセント切り下げたとしても、老人が増えて医療費は年々増えているので、絶対値で見ると売り上げは上昇しているのです。今回の薬価改正はどうなるか。それをいろいろ調べて書こうと思っているのですが、調べ始めると睡魔が襲ってきてまだあんまり進んでません。明日から週末だし、次回からは医療費シリーズを始めたいと思います。P.S.　前フリだけで今日は終わりかよー、とお叱りをうけそうです。すいません。

October 7, 2005

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減損処理とサンクスジャパン

サンクスジャパンの中間決算がでました。売上高383億円営業利益7億円経常利益7.28億円中間純利益1.08億円でした。前期中間期は売上高360億円営業利益6億円経常利益6.1億円純利益3.2億円でした。売上高、営業利益は予想通りの増収増益でしたが、純利益は減損処理のため減益となりました。売上高や営業利益は四季報予想よりも良かったのですが、四季報では減損処理により純利益の低下は予測していなかったようです。私は減損処理という会計の仕組みをあまり良く理解していません。今回のサンクスジャパンの減損処理は「店舗および遊休資産について営業活動から生じる損益が継続してマイナスで資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額した」そうです。いくつかよくわからないことがあります。１）会社の業績予想や会社四季報では減損処理を予測していなかったがdsan2000さんは減損処理の額まで予測しておられたとのことです。減損処理というのは予測できるものなんでしょうか。また予測可能ならどうやって予測するんでしょうか。会社は減損処理を予想している場合は予告義務のようなもの（少なくとも業績予想に織り込む）はないのでしょうか。２）会社は第１四半期の時点では中間決算に減損処理を予定していない数字を予測していました。減損処理というのは、会社が自由にやる時期を決めて良いものなんでしょうか（会計の教科書には固定資産が減損した時に評価すると書いていますが実際は会社が適当な時期を選んで行っているような気もする）。サンクスジャパンの場合この3ヶ月以内でいきなり固定資産の価値が下がったとは思えないので。会社も営業利益が伸びているときに減損処理を行うことが多いのだろうか。その方が税金払うのが少なくて済みますよね。3)営業利益や経常利益が増益で純利益が減損処理で減益の場合、株価はどう反応するのだろうか。純利益が下がるから株価下落か、あるいは本業の営業利益経常利益が伸びているので株価上昇だろうか。もう少し会計の勉強をしないといけないなあ。

October 3, 2005

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9月の成績

９月も終わりました。今月はTOPIXが＋11.1%で、私のＰＦは＋3.8%でした。年初来だとTOPIXが+22.8%で、私のＰＦは＋53.0%です。今月もプラスでこれで年初から９ヶ月連続プラスです。ただ今月もTOPIXに大幅に負けました。今月は非常に大型株が強かったのですが、私はその恩恵はあまり受けませんでした。持ち株がJASDAQ中心なのでPFをTOPIXと比較するよりJASDAQ指数と比較した方が良いのかもしれません。ちなみにJASDAQ指数は9月はほとんど上昇していないようです。今月売った銘柄は、サンエーとチムニー、サンドラッグです。サンエーは買って1ヶ月でタイミング良く上がってくれたのでなんとなく利確してしまいました。チムニーは売り出しが行われたのでいったん売りました。売り出しの後は、その後買いなおしたのですが、買った後また下がってます。サンドラッグは昨日の日記に書いたように売った後爆上げしたようですが、、、。アセットマネージャーも買ってみました。予想を裏切りあんまり回復しません。買った銘柄はクラフト（調剤）、チムニー（買い直し）、ゲンキー（ドラッグストア）、サンクスジャパン（安売りショップ）、ライフォート（ドラッグストア）です。いずれも既存店の売り上げ、出店の伸びから安定感のある成長株と判断し買いました。相変わらず小売と月次で評価できる銘柄が中心です。もうすこし早くライフォート買うべきでした。（今月良く頑張った株達）ツムラ、サンエー、フージャーズ、ダビンチ、パシフィック、セリアです。月間MVPはツムラとダビンチでしょうか。（今月弱かった株達）アインメディカルシステムズ、クラフト、ゲンキーでした。アインメディカルシステムズは急上昇で急降下でした。現在も下げてます。いい夢見させてくれました、、、。半年後に期待しています。クラフトやゲンキーはなんでこんなに下がるのかよくわかりません。最近は業績予想をすることの重要性を身にしみて感じています。そのためには会計の知識も必要です。来月簿記3級を受ける予定です。少しは有価証券報告書が読めるようになりたいものです。より少ないリスクでより高いリターンを得るにはどうすれば良いのかをもう少し冷静に考えてみたいと思っています。

September 30, 2005

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サンドラッグ爆上げゲンキー激下げ

これ以上は付き合え切れないと売ったサンドラッグが今日爆上げしました。本日は+390 +6.55% でした。ああこのタイミングの悪さ。爆上げの原因ははっきりしていて、メリル日本証がサンドラッグを新規「買い」に推奨したそうです。相変わらず証券会社の推奨は影響力ありますね。サンドラッグは良い会社で毎年ＥＰＳを50％前後は拡大させています。ＰＥＲが一定なら株価は年に50％上昇してもおかしくありません。ただここ3ヶ月で既に株価が50％上昇しました。上がりすぎと判断し私は降りたのですが。やはり降りずにもう少し持ってた方が良かったのだろう（結果論ですが）。サンドラッグ私の数少ない東証1部銘柄だし。かたや昨日買ったジャスダックのゲンキーは売られています。ゲンキーはサンドラッグに負けず劣らず前期ＥＰＳを70％増加させた会社です。今年も会社予想では30％の増益です。でも最近非常に売られてしまい1年前の株価水準になってしまいました。既存店が先月マイナスだったのが不安材料だったようですが、今月はプラスです。売ったサンドラッグは爆上げし、買ったゲンキーは爆下げする。なかなか狙ってできるトレーディングではないと自分でも呆れています。

September 29, 2005

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サンドラッグと長期保有

先週読んだ「なぜか日本人が知らなかった株の本」を読んだ影響か、例の「事業価値＝営業利益×10」で事業価値の高かったライフォートとサンクスジャパンを買いました。その代わりサンドラッグ売りました。サンドラッグ上がりすぎと思います。私はもう付いていけません。成長株は成長が続く間は長期ホールドが良いとは分っているのですが。私の性格だと、株価が上がらないときにジッと我慢して保有し続けるのはそんなに苦痛じゃないのですが、株価が上がると落ち着かなくなります。たぶんテンバーガーなんて絶対できないと思います。性格が農民型なんでしょうか。苦労にはジッと耐えれるんですが、小金を持つと落ち着かなくなるんです。アインメディカルはあっという間に上がって、あっという間に元にもどちゃたので、売るタイミングがありませんでした。あれ130万ぐらいが4－5日続いていれば落ち着かなくなってたぶん一部売ったと思います。ツムラだけは結構売らずに持っているんです。これはツムラは上がり方がチョコチョコしているんで、あんまり急上昇がないんですね。売るタイミングが分らないのでここまで来たという感じですね。それに少し売ろうにも1単元しかないので売りにくいですし。私が今一番長く持っている株はオオゼキです。保有してちょうど1年ぐらいですね。これは最近月次もパッとしないし冷静に考えれば売っても良いんですけど去年バリュー投資を始めたきっかけの株なので「初心忘れるべからず」で記念に持っています。

September 26, 2005

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大きい家が欲しいよう

私は3LDKの73平米のマンションに住んでいるんですが、今の自分の一番の希望は「大きいお家に住みたいよー」です。子供2人いて、コンピューターやら（妻と合わせると3台のＰＣにプリンター2台）、本棚やら、ベッドやらオモチャで最近我が家は収拾がつかなくなってきました。特に本がもう置くところがなくて苦労しています。妻からはブックオフにでも持っていって売って欲しいといわれるのですが、なかなか愛着もあるし売れませんよね。私は家で仕事したりもするんで、やっぱりちゃんとした書斎が欲しいと思うのですが、現実はなかなか厳しい。前にちょっと書きましたが、一番の物欲は大きい家に引っ越したいということです。今は都心に住んでいますが、そのうちフージャーズの建てた一戸建てでも買って、大きい家に住みたいものです。都心のマンション生活は独身の時は良いですが（あるいは老後も良いのかも）、ファミリーには狭くてあんまり良い環境とは思えない。株式投資で一億円以上達成した人はおられますが、みんな家とか欲しくなったりしないんでしょうか。1億貯めると次は2億という感じでみんな金融資産を極力減らさないようにしているんでしょうか。私はたぶん金融資産1億は無理と思います。たぶんその前に大きい家を買っちゃいそうです。

September 25, 2005

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恋愛行動と銘柄選択

株式を購入する場合、自分の買おうとしている銘柄が同じ業界の他の会社よりも優れているか割安かどうかを調べて買うこと、これは正しい投資行動である。でも同業他社比較をやらないで株を買っている個人投資家多いですよね。初心者の投資家は自分が知っている少ない銘柄の中から投資先を探す場合が多いですよね。なぜ投資家は日本株でも4000近くの銘柄があるのに、いろんな銘柄を探して回らないのだろう。自分が知っている銘柄以外にあまり投資対象を広げない、これは個人投資家が陥りやすい投資行動のパターンだと思います。私が思うにこれは恋愛や結婚の行動パターンと似ていますね。普通の人は恋愛相手や結婚あいてを身近な数人から選びますよね。常に自分にはもっと優れた恋愛相手や結婚相手がいるのではと思って、パーティーに毎週出かけたり、見合いを繰り返す人は少ないと思います。むしろそうやって常によりbetterな恋愛相手や結婚相手を探していたら、アサマシイとか計算高いといわれて非難されかねません。毎週お見合いパーティーに出かけても、世間から「嫁探しに必死に努力している」と誉められることはあまりないような気がする。おそらく求職活動も同じような感じかもしれません。正しいと分っている同業他社比較をしないのは、「他に目を向けるよりも、自分の知っている世界で相手を見つけることが大切」という人間の本能的な行動パターンからくるのかもしれません。結婚相手にしても仕事にしても、いろいろ探し回るよりも、目の前の良い相手で満足するようにと、生存本能が命令しているのかも。素人投資家が、それが良いことだとはわかっていても、どんどん他の銘柄を調べたり、同業他社比較をあまりしないのは、案外こういう人間の持って生まれた「身近なものから選ぶ」という行動パターンによるもののかもしれません。なぜ投資家は他社と比較して銘柄選択をせず、自分の知っている銘柄を選ぶのか、行動ファイナンスの一つとして研究しても面白いと思います。人間はなんで恋愛相手や結婚相手を決めるときに同業他社比較を徹底してやらないのだろうか。おかげでとんでもないダメな奴が、気立ての良い美人と結婚したりするんですよね。世の中不思議です。

September 24, 2005

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個人投資家のコンセンサスレポート

銘柄を買う前にみなさんどれくらい情報を仕入れてますか。私は現在の保有銘柄でいうと銘柄によって様々です。かなり熱心に有価証券報告書まできちんと読んで買った銘柄、あんまり考えずに四季報をチラッと読んだ程度で買った銘柄、他人のブログ読んでいるうちに欲しくなりそのまま注文して買った銘柄といろいろあります。今の私のレベルでいうと、正直銘柄分析を一生懸命やろうがやるまいがリターンはあんまり変わらないような気がします。むしろ銘柄分析を一生懸命すると、その銘柄をなんとなくひいき目見るようなところもあります。「長時間分析したけどやはり買わない」という行動はなかなか難しいんですよね。そのため冷静さを失うようなところはありますヤスイノさんの小売シリーズの愛読者の私は、結構読んでいるうちにほしい銘柄がでてきます。良いなと思って買った銘柄はサンドラッグ、サンエー、セリアなんかですけど結構みんな短期間で良いリターンなんですよ。かえって自分が一番勉強して、ＨＰの隅まで調べつくして、店まで見に行ったアインメディカルがパッとしない（泣）。まあ時の運もあるとは思いますけど。でもヤスイノさんのシリーズはいろんな個人投資家の人がコメントしていて、そのなかで良いと思う銘柄というのは皆さんだいたい一致するんですよね。それを素直に買っていると一番リターンが良いんじゃないかと思ったりします。優秀な個人投資家のコンセンサスを聞けるような部分もありますし。業界シリーズを今ぐらいの情報を入れて定期的に更新する。更新された業界シリーズを10人ぐらいのしっかりした個人投資家に読んでもらう。読んだ個人投資家がその日のうちに各銘柄に採点をつけ返答する。次の日にそれぞれの個人投資家の意見や得点を集計した結果を載せる。サイトの一般読者はそれを見るためにアクセスする。アナリストのレーティングデータの個人投資家版みたいですけど。こんなサイトを優秀な個人投資家を集めて始めたら結構アクセスの凄いお化け株式サイトができるんじゃないかと思います。今有名個人投資家の書いた株式指南の本は非常に売れているわけで、潜在需要は結構あると思うんですけど。バリュー投資している人ならみんな見に来ると思いますね。小型株市場に関してはアナリストもほとんど追ってませんし。ただ問題はそうなるとヤスイノさんの考えているように小型市場の歪みが急速に訂正されるので、能力のある個人投資家にとっては良いことばっかりではないですよね。市場の歪みがなくなると収益の機会が減りますから。

September 24, 2005

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事業価値＝営業利益×１０

今日は妻の誕生日なんで、家族でホテルのバイキングで食事をしてきました。でも子供連れでは周囲に気を使いますね。あんまり落ち着いて食べたという気がしなかった。今日は昼は子守をしながら「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」を読みました。まとまっていて、面白かったですね。特に今日のブログのタイトルにもある、事業価値＝営業利益×１０というのは分りやすくて良いですね。PERだと純利益が指標になるのですが、やはり営業利益で見ていったほうが企業の本来の活動を表していると思うので、良いと思います。これも今後の株価評価の指標にしていこう。この「事業価値＝営業利益×１０」の指標でいくと私の持ち株の中ではクラフト、サンエーが割安なんですね。あとまだ買ってはいないけど、サンクスジャパンなんか割安ですね。inatoraさんやRionちゃんが目をつけるだけのことはありますね。昨日はデイトレの本を読み、今日は企業価値の本を読む。なんか株式投資に嵌ってきたなーと思います。本業も頑張らないとね。

September 23, 2005

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３億円三村君の凄さはどこにある

今日私は「平凡な大学生のボクがネット株で３億円稼いだ秘術教えます」を読みました。デイトレで３億稼いだ人のエッセンスでも学んでみようと思いまして、、、。相変わらず関心がフラフラしております。簿記の勉強はどうなったんだ？この本の作者の三村君という人は名古屋の平凡な私立大学の大学生です。いわゆるデイトレやスイングトレードで２年ちょっとで３０万円を３億円にしたという凄いひとです。この本を読んだ感想ですが、正直技術的な事はデイトレしたことないのでよくわかりません。ただ説得力はありますね。読んでいるうちに私もデイトレやってみたいという気になりました。バリュー投資が業績で株価を予想するように、デイトレというのは板情報で短期的に値動きを判断するんですね。情報収集と判断と冷静な対応が必要で、確率論的に稼いでいくという感じです。まあ技術的なことは別にして、この本を読んでると、だんだん三村君のトレーダーとしての資質の高さが分ってきました。彼は一見平凡なんですけど、非常に現実的で、柔軟性があり、practicalなんですね。何が重要で何が瑣末なかを冷静に判断している気がします。へんな力みがなく、確率論に徹しているという感じです。損きりは非常に上手な性格だと思います。私が大学生の頃は麻雀漬けでした。特に教養課程の間は授業に出た時間よりも圧倒的に麻雀してました。予備校生の時は毎日午前中はパチンコで生活費を稼いでしました。ええ私は実はギャンブル好きなんです。もし私が今大学生だったらデイトレしてたんじゃないかと思います。少なくともバリュー投資はやってないでしょうね。

September 22, 2005

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アインメディカルシステムズ下落率第３位

アインメディカルシステムズ今日はおもいっきり下げました。-13.27%の下落です。JASDAQで第3位、全市場でも第5位の下落率です。なんか赤字決算でも出したかと思うような気持ちの良い下がりっぷりです。ちなみに私のＰＦのウエイト1番の銘柄なんですけど。トホホ。昨日の日記で書いたように。私は今回の決算は順調だと思っています。新規出店で投資しているにもかかわらず、第2四半期は前期に比較して売上高営業利益率が上昇しているなんて立派です。確かに上半期2月から7月の間に４店新規出店しました。ただその中の下記の３店舗は病院の開設に伴う出店です。４月みなと店（横浜市立みなと赤十字病院開院）６月目黒店（目黒ゆうあいクリニック開院）７月練馬店（順天堂練馬病院開院）病院の外来患者は開院して月ごとに少しづつ増えていくので、これら新規４店舗の２月から７月の売り上げは、既存店１店舗分もないのではと思います。従って今回の中間決算で見ないといけないのは、売り上げの伸びよりも、経費がどれくらい抑えられているかだと思うんですが。それで第２四半期の営業利益率が向上していれば合格点をあげて良いと思います。例えて言うとフージャーズの第１四半期みたいなものですから。でも株価は下落率３位ですから、、、。会社が予想を修正したのは、この会社いつも厳しめに業績予想を変更して、最後は上方修正するということを上場以来毎年やっているので、これも毎度のパターンなんですが。それでも株価下落率３位ですから、、、。でもヤフーの掲示板読んでると、営業利益率の向上なんか気にしている投資家はほとんどいないんですね。分割とか期待している人が大多数のような。確かに分割はありませんでした。それを一番期待していた投資家は確かに売りたくなるでしょう。こうなったらあと半年意地でもキープして上方修正を見届けてやる。ＰＳ親会社のアインファマシーの株価が下がったのも、もしかしたらアインメディカルの中間決算のせいでしょうか。好決算だったのにー。

September 21, 2005

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アインメディカルシステム中間期決算

今日アインメディカルシステムの中間決算が出ました。前期と比較して中間期は売上高8.0%増、営業利益2.8%増、経常利益4.8%増、純利益30.0%増でした。個人的には順調ではないかと判断しました。純利益が30％増だったから順調というのではもちろんなく、出店ラッシュにもかかわらず売上高営業利益率が第2四半期は順調に改善してきているのを確認できたからです。今回の中間決算を私なりに分析してみます。例によって私は売上高と売上高営業利益率の２つを指標にして業績を追ってみます。中間決算を第1四半期と第2四半期の成績に分割した上で、前期と当期を比較したいと思います。アインメディカルの当期と前期の違いは１）本社を狛江市から西新宿に移したため当期第1四半期に引越し費用がかかった２）前期は1店しか出店していないのに当期は既に上半期だけで4店出店し、下半期も２店出店するため新卒従業員を大量に雇用したりで費用が増加しているということです。従って売り上げ増があるのは当たり前で、むしろ売上高営業利益率が増大した販管費のために下がらないかどうかが焦点です。まず第1四半期で比較すると、花粉症流行の影響もあり第1四半期は売り上げが7.6%前期に比較して増えています。しかし引越しコストや人件費の増大のため売り上げ高営業利益率が前年と比べ6.18%から5.18%に低下しました。今回明らかになった第2四半期ですが売上高は8.5%増えました。出店ラッシュにかかわらず、第2四半期の売上高営業利益率は前年の4.70%と比較して5.20%とむしろ高くなってきています。売上高の伸びからみると上半期に4店出店しているのに売上高の伸びが物足りないと思う人もいるかもしれません。しかし調剤薬局は回転寿司とは逆で、新店舗ができたからといって患者がオープンに合わせてどっと来るようなものではありません。病院や調剤薬局を変えるのは患者にとっては抵抗があるのでじわじわと客数が伸びていくのが普通です。売り上げの伸びは毎月少しづつ増えていくものなのです（その代わり既存店がマイナスになることはあまりありません）。むしろ特筆すべきはこれだけ出店ラッシュなのに売り上げ高営業利益率が去年よりも良くなってきていることだと思います。正直出店ラッシュで第1四半期の利益率と同じように前年より悪いと予想していたので、予想外でした。経常利益や純利益に関してはあまりよくわかりません。当期中間期が30％ぞうなのは、裁判による和解金の特別利益によるものなので想定内だと思います。ちなみに会社予想ですが、この会社はいつも厳しい数字を出して、後半上方修正するのがお約束のようなところがあります。当期予想の売り上げは前年比8.4%増です。上半期新規店舗の売り上げが加算されてくるのは下半期です。上半期すら8.0%増なので新店効果を考えると十分可能と思います。営業利益は会社が予想値を示していないのですが、引越し費用の影響のなくなった第2四半期の売り上げ高営業利益率が前年よりも良い事を考えると、計画どおり8.4%売り上げ高が伸びて、営業利益や経常利益が前年以下ということは考えにくいのではないかと思います。個人的には今回の中間決算には満足しているのですが、明日の相場がどうなるかは予測が難しいですね。中間期の純利益が増えたから上がるのか、あるいは当期予想の純利益が低くなったので下がるのか。どっちも大した問題ではないと思いますが、ミスターマーケットの考えることは予測不能ですから。以上簡単ですが、アインメディカルシステムズの中間決算の分析でした。売上高と売り上げ高営業利益率でしか評価できないので、会計上の細かいことには突っ込まないでください。

September 20, 2005

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金銭欲と株式市場

株式投資をしていると、こんな額に汗もせず、お金を儲けて良いのだろうかという気持ちに襲われる時があります。本業での収入は自分を納得させやすいのですが、株で儲けたお金というのはあぶく銭という感じがしないでもない。毎日株式ブログを読んだり、有価証券報告書を読んだりするよりも、本業に専念したほうが人間として正しい生き方ではないかという気もします。私が株式投資をするのは、金銭欲からで世間的にはあんまり人に誉められるような行為ではないと思います。私が株式投資をするのは、日本経済をなんとかしたいとか、投資先の企業を助けたいという高邁な気概からやっているわけではありません。ただみんなが金銭欲もなくなり、株式投資をだれもやらなくなると、日本経済の中枢である株式市場が成り立たなくなります。資本主義の根幹である株式市場の成立には、個人投資家の金銭欲というか、俗欲がどうしても必要なんでしょうね。俗欲のおかげで株式市場はなりたっているわけです。そういう意味で金銭欲と株式市場の関係は、性欲と人類の繁栄との関係にも似ているような気もします。性欲にかまけて性交するおかげで人類が繁栄してきたわけで、人類の繁栄祈りながら性交している人はあんまりいないんじゃないかと（いや俺は人類の繁栄を願いながら性交しているという人がもしかしたらいるかもしれませんが）。みんな性欲に枯れてしまって、世の中浮気も痴漢も全くしなくなるようだと人類の滅亡も近い気がします。株式投資をやっていると「こういうことをやってて良いのだろうか」と無性に感じるときもありますが、まあ結果的には日本経済や日本企業に少しは貢献していることになるんでしょうか。

September 19, 2005

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アインメディカルシステムズの子会社リスク

アインメディカルシステムズはアインファーマシーズの子会社です。子会社である企業の株を買う場合、親会社に将来合併させらる危険のあることを子会社リスクというそうです。もちろん親会社に有利で子会社に不利な条件での合併を予測してですが。私は今まで自分が保有していた銘柄が親会社（ないし筆頭株主の会社）にTOBを受けたり、株式交換によって合併させられたりしたことが2回あります。TOBを受けたのは八重洲の土地持ち企業である国際観光会館9718でした。八重洲口の開発に伴う資産バリューで買ったのですが（今年の前半はこんな株買ってたんですね）、買ったとたん筆頭株主の三井不動産からTOBを受けました。ちょうとフジテレビとライブドアのTOBの最中のできごとだったんですが、こっちのTOBは全く話題になりませんでした。たしか590円ぐらいで買ったら500円ぐらいに株価が下がって困っていたら、TOB価格が発表され株価が630円ぐらいになって喜んで売りました。もう一つはコナミ東京です。これは去年買ったのですが、買ったとたん親会社のコナミが株式交換での合併を発表しました。コナミ東京はコナミグループの中では優良な高利益のでる子会社だったのですが、親会社の株と交換されてしまうことになりました。コナミ本体の株はあまり魅力がなかったので交換前に売ったと思います。しかしこの頃はバリュー投資家のパクリに専念していましたね。本題に戻って、アインメディカルシステムズの場合も当然親会社のアインファマシーズからTOBや買収を受ける可能性はあります。でも個人的にはあんまり心配していません。仮に株式交換によってアインメディカルがアインファーマシーズに吸収されたとしても、アインファーマシーズの株が手に入るわけです。コナミとコナミ東京は利益率がかなり違う会社ですが、アインメディカルとアインファーマシーズは会社の内容がほとんど変わりませんし。だいたいアインファーマシーズはヤスイノさん、inatoraさん、okenzumoさん、Rionちゃんが買っているぐらいの優良株なので、こんな良い会社の株と交換してくれるというのは全く問題ないです。交換比率もたぶん株価に応じた比率になるでしょうし。あるいはもし親会社のアインファーマシーズがTOBでアインメディカルを公開買い付けをした場合、私は喜んで売るタイプです。現在の株価以上に少しでも高く買ってくれるならありがたいと思って売りますね。80万円台で集めて3ヶ月待ったら110万円台になっただけでも感謝しているのに、それにまた上乗せしてTOBしてくれるなら喜んで売ります。売ったお金でアインファーマシーズの株を買っても良いと思いますし。結論をいうとアインメディカルシステムズの場合、子会社リスクというのは親会社のアインファーマシーズが立派なのであんまり心配していません。親会社が駄目だと優良な子会社の株主は心配だと思いますが。むしろ個人株主にとってアインメディカルのリスクは流動性の問題ですね。１単元が高いのでなかなか個人株主には買いづらいです。時価総額も低いので機関投資家もあんまり買わないでしょうし。でも流動性が低いおかげで、これだけ成長性のある株がアインファーマシーズや阪神調剤と比べて低めのPER13前後に放置されていると判断して買い増ししたわけです。まあ流動性のリスクは仕方ないんじゃないかと思っています。

September 18, 2005

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アインメディカルの店舗

ヤスイノさんやokenzumoさんに影響されたのかもしれませんが、株式ブログというのはやはり企業の情報を調べて発信した方が訪問してくれている個人投資家のためになるという気がしてきました。時間のある週末は少し銘柄について情報をまとめてみようと思います（もちろん今までどうりの株式投資にまつわるボヤキというか感想も書きますが）。しかし、残念ながら私が他の投資家よりも少しでも詳しく理解している銘柄というのはあまりありません。仮に私が不動産流動化銘柄や小売店やフージャーズに関して決算書を読んだとしても他の個人投資家がブログで書いている以上の内容は書けないと思います。あんまり他の人が調べてなくて、私が比較的詳しい企業というと、ツムラやアインメディカルシステムズなどになってしまいます。こんなマイナーな銘柄に興味を持つ人は少ないとは思いますが、最近個人投資家で親会社のアインファーマシーを買っている方もいますし、一部のマニアに向けて書いてみます。（アインメディカルの店舗と処方箋数）アインメディカルは現在首都圏を中心とした23店舗を有する調剤薬局です。今年上半期だけで5店舗開店しました。前年はたった1店舗（川口北店）しか開店できなかったので今年は順調な開店です。去年本当はもっと開店する予定だったのですが、調剤薬局の開店の難しさもあり（立地等）今年にずれこみました。今年上半期に開店した店舗は下記の5店舗です。病院名はその店舗のメインとなる病院名です。行田新店は行田店があるのに、その横に作りました。理由はまだ調べていません。＜今期開店した５店舗＞8月　湯河原店　湯河原厚生年金病院7月　練馬店　順天堂練馬病院6月　目黒店　不明4月　行田新店　行田総合病院4月　みなと店　横浜市立みなと赤十字病院（下期に2店開店予定）前期までに開店した店舗は下記の18店舗です。処方箋数はアインメディカルの旧ホームページから調べました。ホームページが1ヶ月ほど前に改良されたのですが、昔のホームページには店長による店舗の紹介と1日の処方箋数が掲載されていました。googleでキャッシュを探して店あたりの処方箋数を調べました。約○○枚と書いてあるのはＨＰでそう書いてあったためです。＜前期までに開店した店舗と一日の処方箋＞西新宿店　東京医大　約１０００枚程度川崎店　太田総合病院　３５０枚行田店　行田総合病院　３００枚厚木店　県央胃腸病院　不明小杉店　マリアンナ医科大学東横病院　１５０枚枡形店　稲田登戸病院　１５０枚程度伊勢崎店　伊勢崎市民病院　１７０枚程平塚店　平塚市民病院　不明坂戸店　坂戸中央病院　不明本厚木店　厚木市立病院　約１５０枚大宮店　さいたま赤十字病院　約２００枚浜松店　浜松労災病院　不明上野店　永寿総合病院　不明川口店　川口市立医療センター　１７０枚狛江店　東京慈恵会医科大学附属第三病院　３３０枚程度川口栄町店　川口工業総合病院　１４０枚程度薬局鋼管通店　こうかんクリニック　不明川口北店　埼玉協同病院　不明1日約1000枚の西新宿店が飛び抜けて多いのが目につきます。川崎、行田、狛江が300枚ぐらいですか。ちなみに日本の保険薬局の1日あたりの処方箋受け取り数は平均約41枚（笠原清明　2002）なのでアインメディカルの店舗がどれも大きいことがわかると思います。前期の場合アインメディカルの年間処方箋受け取り数は約97万枚です。西新宿店だけで年間1000×２４（稼働日数）×12ヶ月＝28.8万となります。3割近くの売り上げが西新宿店から上がるということになります。ヤスイノさんの薬剤師の数から計算した数字が正しいことがわかります。アインメディカルの中間決算は9月20日来週火曜日です。問題はこれだけ出店したので売り上げは多少とも上がると思いますが、経費がどれだけ増えるかということだと思います。調剤薬局はその性格から1年目より2年目、2年目より3年目の方が売り上げが上がる傾向なので（回転すしと逆ですね）、まあ新店舗の初年度は期待しないほうが良いかも知れません。安全のための監査システムの費用や教育費用は必要と思いますので、信頼性向上のための経費はしっかり使った方が良いと思います。あんまり無理な経費削減をして一過性に収益があがっても、事故が起きたら問題ですし。なお当期は減損会計の予定はないと有価証券報告書に書いています。

September 17, 2005

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四半期発表スケジュール、投資成績

今日アインメディカルの中間発表と思っていたら、どうも違うみたいですね。ショボン、、。ヤフーの掲示板を信じた私が馬鹿だった。四半期や中間発表のスケジュールをどこかでまとめて検索できるサイトはないのでしょうか。本決算はヤフーで検索可能ですが、四半期決算のスケジュールはどうやって調べるのかわかりません。ＩＲに熱心な会社はＨＰでスケジュール告知しているとこもありますが、少数ですね。四半期決算のスケジュールを知る一番確実な方法は会社のＩＲにメールで問い合わせることでしょうか。でもデイトレや短期投資する人は四半期決算のスケジュール押さえるのは大切と思うんですが。最近私の銘柄は順調で、怖いぐらいです。TOPIXも順調ですが、アインメディカル、ツムラ、不動産投資銘柄、フージャーズ、セリア、サンエー、みんなどうしちゃったのという感じです。まだ9月半ばなのに今月だけでＰＦ全体が15.6%も上昇してくれました。年初だとリターンが70％越えてしまった。TOPIXも今日現在で年初来15.6%アップしてますが、自分でもビックリしております。ここで調子にのって持ち株を売って、新たに銘柄購入したりすると去年の二の舞なので、過熱気味の銘柄は一部利確しようかと思っています。ええ、私はもう守りに入っています。根が小心者ですから。こんな好調いつまでも続くわけないし。PS　セリアとサンエー、サンドラッグ買ったのはヤスイノさんのブログのお陰です。チムニーはkabuo57さん、フージャーズはokenzumoさんのお陰です。本当に感謝しております。

September 16, 2005

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okenzumoさんの企業分析

最近okenzumoさんの日記でスシローシリーズ読みました。okenzumoさんの結論だと、スシロー買った事自体が良いことだったのかよくわかりませんが、その経過というか企業分析には唸りました。私も月次小売投資方法を目指していて、定量分析をちょこっとしたりするのですが、比較になりません。定量分析というのはここまで徹底してやるものかと勉強になりました。縦軸（時間）、横軸（同業他社）、これだ徹底比較すれば、企業の問題点や利点が確かに浮き彫りになると思います。okenzumoさんはよく大膨張さんのパクリ投資でフージャーズを買って、資産を作ったと自嘲気味に書いてますが、実際は恐ろしいぐらいの分析派ですよね。フージャーズ一点買いなんて、十分な企業分析の上での確かな見通しがないと恐ろしくてできないですよ。フージャーズも40％ぐらい株価が下がったときもあったというし。40%株価が下がっても銘柄を長期保有できるのは、精神面が強いというよりも、企業分析による確かな自信があったからだと思います。凡人の長期保有は願望による長期保有なのですが、okenzumoさんの場合業績の成長を十分計算し、確信しての長期保有だと思います。企業分析の間に、笑いを挟むので分析の深さが目立たないのかもしれませんが、これだけ定量分析を徹底する株式ブログって私の知っている限り他にないと思います。単に投資指標や数字の羅列じゃなくて、疑問点を絞り込んでいくのが凄いですね。私もスシローシリーズぐらい分析して株を買うようにすれば良いのですが、現状ではマネできません。スシローシリーズをプリントアウトしてやり方を勉強してみようかと思っています。

September 15, 2005

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アインファーマシー第1四半期

アインファーマシーズの第1四半期がでました。これを書いている途中にヤスイノさんが今日の日記に既に書かれたのに気がつきました。ネタが重なるとは思いましたが、私は他にネタもないので書きつづけます。ヤスイノさんは経理の専門家であり、私は理系の研究者なので比較しないようお願いします。前年度第1四半期と比較して当期連結の第一四半期成績は売上高187億円（49.1%増）、営業利益7.2億円（92.8%増）、経常利益7.2億円（59.5%増）、純利益2.1億円（10.2%増）という結果です。減損会計のため固定資産の減損を3億円行っているので、純利益は実質5億円ということになります。アインファーマシーズの連結決算において、前年度途中でアインメディカルシステムズを子会社化したり、リジョイス薬局をM&Aしたため、前年度の第1四半期の連結で比較するのが良いのかわかりませんが、まあ順調に業績を伸ばしているのではと思います。会社の当期予想では通期連結で売上高785億円（37.7%増）、経常利益35.4億円（14.9%増）、純利益15億円（61.2%増）を予想しています。ちなみに前期通期連結では売上高571億円、営業利益28.7億円、経常利益30.8億円、当期利益9.3億円でした。私は企業の業績評価を売上高と売上高営業利益率の２つでいつも評価しているのですが（経常利益や純利益は会計上の処理の問題を理解しないと評価が難しいので）、前年度通期の場合売上高営業利益率は5.03％です。今回発表のあった当期第1四半期だと売上高営業利益率は3.85%です。前年度通期の売上高営業利益率より当期第1四半期の売上高営業利益率の方が低いと思われるかもしれませんが、これは調剤薬局四半期決算の季節性（前半の売上高営業利益率が低い）によるものと思われます。新入薬剤師を大量採用したりで前半は人件費が売り上げに比して相対的に増えるからでしょうか。前年度の第1四半期売上高営業利益率を計算すると2.99%なので、むしろ当期第1四半期の売上高営業利益率3.85%の方が改善しています。売り上げと売上高営業利益率を指標として業績を追っている私としては満足する結果です。アインファーマシーズはこの結果を受けて明日株価は上昇するでしょか？この辺は本当によくわかりません。四半期決算が良くても翌日株価がほとんど動かないことも多いですし。あるいはこの四半期決算を評価しない投資家もいるかもしれませんし。

September 14, 2005

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衆議院議員に成りたいかー！

昨日は選挙報道を夜中まで見てしまいました。おかげで今日は疲れてあんまり仕事に集中できませんでした。それにしても衆議院議員に立候補するのは大変ですね。有権者に握手したり投票を頼んだり。人に物事を頼んだりすることが苦手な私は絶対無理です。よくホームドラマで「おいお茶」とかやってますが、人に頼むのが面倒なので、妻にすら命令口調でお茶を頼んだことないですね（何自慢してんだか）。人前で演説するというのはなかなか大変です。だって自分で自分のことを誉めるのは難しいですよ。また他人を攻撃したりするのも、かなりの高等テクニックが必要です。よっぽどユーモアがないと、他人の攻撃するのは聞いてて冷めますしね。田中真紀子さんの演説も昔は面白かったのに、最近はどぎつ過ぎてイマイチですね。okenzumoさんを見習ってほしいです。小泉さんが「民主党が郵政民営化に賛成していたら状況は変わってたのに」と語っていたのは印象的でした。民主党がもし郵政民営化に賛成ないし対案を出していたら面白かったのに。対案だしたら小泉さんなら自民党案が駄目なら民主党案にでも賛成したかも。あるいは民主党が民営化の対案を出した上で、それが否決されての今回の選挙だったら、もうすこし流れが変わったのではと思います。小泉さんも選挙の大義名分がなくなり、総辞職に追い込まれていたかも。民主党は今後は選挙にかかわらず、日本将来のためにより具体的な政策を発表し、法案として提出する努力をしないといけないと思う。具体的な法案を出すと言うことは、利害関係がぶつかるので、党内をまとめたり、労働組合を説得したりと大変です。反対派を除名する必要がでてくるかもしれません。でも対案を出さないで、自民党に反対するばっかりだと、昔の社会党とかわないんじゃないかと思う。とにかく自民党の上を行く対案をだしまくって（対案を出すのは利害関係もあり非常に大変ですが）責任政党として成長してほしい。岡田さんも真面目で誠実そうな感じで個人的には好きなので、今後もメゲズに頑張って欲しいものです。お疲れ様でした。

September 12, 2005

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NHK受信料不払いの行方

NHK受信料の不払いの増加が今後どういう展開になるのか興味があります。報道によると受信料不払いのケースは増加しており、払うべき人の4分の1ぐらいが、不払いだそうです。4分の１というとかなりの割合です。月次データもHPで報告されており（こんなとこでも月次ですか）、増加率は少しは減ってはきているようですが、絶対数としての支払い拒否者が増えてきているようです。NHKは不払いの人に法的措置をとることも検討しているというニュースも聞きました。受信料不払いの増加は最初は去年のNHKの不祥事がきっかけだったと思います。ただどんな不祥事だったか思い出せないぐらい、あまりインパクトのあるような不祥事ではなかったような気がします。どんな大企業でもありそうな、平凡な不祥事だったと思います（もちろん不祥事は悪いことですよ）。ただその後もNHKの不祥事が話題にならなくなっても、受信料拒否は増えつづけています。NHKもこの問題を深刻に受け止めており（売り上げの4分の1がなくなれば民間企業だったら死活問題でしょう）、管理職は交代で週末には受信料拒否のお宅を訪問し、不祥事を謝罪してNHKの対応を説明してまわっているようです。私の知り合いにも実はNHKの職員が居りまして、この「週末のお詫び」に行っております。その知り合いのNHK職員の話だと、NHKの受信料を払ってない家に訪問しても、謝罪やNHKとしての今後の方針を聞いてくれる人はあまりいないそうです。受信料拒否者の対応として、一番多いのは居留守、2番目は在宅でも話を聞かない、だそうです。正直言うとほとんどの家が、NHKの不祥事に怒っているというよりも、ただ単に「NHKに受信料を払いたくない」という感じのようです。NHKに抗議するため不払いというよりも、不払い自体が目的に近いようです。受信料不払いが、NHKの不祥事に怒っているせいだったら、今後のNHKの努力によって改善する可能性もあると思います。しかし、「テレビを持っているというだけで、NHKの受信料をなんで毎月払わなきゃいけないの？」という理由で払わない人が多いようです。後者の方が問題としては実はやっかいだと思います（ある意味そういう疑問を持つのは通常の商取引の感覚からすると当然でしょうし）。受信料の不払いが増えることはNHKにとって「パンドラの箱を開けた」ような大難問です。電気や水道だったら、不払いなら送電や給水を止めるということが可能です。ただNHKの場合、電波を受信料を払わない家に止めるということもできませんし、仮にそういう高度な技術があったとしても、電波止めてもらってかまわないという人も多いのです。受信料支払いの裏づけは法律的にはあります。放送法３２条には「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない、と書かれています。ただ法律ではそう書かれていても、商取引の感覚からいうと、なんで頼んでもないのに受信料を払わないといけないのという感じでしょうか。NHKの受信料は商取引ではなく、税金や年金、国民健康保険と同じように「国民の義務」と位置づけないとなかなか難しいのでしょう。ただ国民年金さえ未払いが多くなってきているのに、NHKの受信料を払う人はますます減っていくような気がします。モラルクライシスととるか、社会が成熟し、個人の自由を大切にする風潮になっていると判断するか、微妙なところですが。ちなみにカラーテレビだと受信料は1年間で14910円です。NHKは受信料不払いをきっかけに将来的にどうなるんだろう。１）受信料の払いが回復し、今までどおり受信料収入でやっていける。２）受信料収入を諦めて、民放と同じように広告収入に活路を見出す。３）国が税金を注ぎ込んでも、国営放送を続ける。４）完全民営化するNHKの受信料未払い問題というのは、今後の日本の世情がどうなるかを示す興味ある問題と思います。ちなみに我が家はNHKの受信料払っております。最近は週に10分もNHK見てないですが（私は漫画はよく読むのですが、テレビはほとんど見ないので）、小心者なので払ってます。

September 10, 2005

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アインメディカルシステムズの本社の引越し

アインメディカルシステムズはアインファマシーの子会社で調剤薬局を首都圏に展開しています。このアインメディカルシステムズの一番大きい店舗が西新宿店です。西新宿店は東京医大の門前薬局です。門前薬局とは大病院の近くに設置された調剤薬局のことです。大病院の処方箋目当てに、大病院の外来入り口に寄り添うように設置されています。調剤薬局は立地が重要なのですが、その中でもアインメディカルシステムズの西新宿店はおそらく申し分ない条件が揃っていると思います。東京の大学病院の回りは通常は何十という調剤薬局が乱立します。大学病院には一日何千人と患者が来ます。調剤薬局は一日50人の処方箋があればペイするといわれているので、調剤薬局が大病院に群がるのも当たり前です。ちなみに大学病院に隣接した所では、調剤薬局の需要のため、土地の値段も割り増しして取引されると言われています。ただ東京医大の周りは西新宿という特殊な地理的状況から、調剤薬局が乱立できないのです。西新宿に行ったことがある方はわかると思いますが、西新宿は高層ビルの間をを立体交差の幅広な道路が通っており、人工的な区画整理で統一されています。調剤薬局をちょこちょこと設置するような細切れな土地はありません。調剤薬局をやるにしても高層ビルの一部を借りてやるしかありません。ただ西新宿はワンブロックが大きいので、一つ道路が超えると意味がありません。東京医大の外来入り口の正面にあるアイン新宿西口店は東京医大の数千枚の処方箋のかなりの部分を独占しているような状況なのです。新宿アイランドタワーの1階にあるアイン西新宿店はたぶん日本でも指折りの処方箋を受け持つ調剤薬局です。アイン西口店の大家は新宿アイランドタワーです。新宿アイランドタワーもさすがにこの土地の高付加価値に気がついて（調剤薬局の会社にとっては銀座ソニービルの交差点よりも商売になる立地でしょう）、アインメディカルシステムズに何度も賃上げ要求を行ってきました。話し合いではまとまらず、何度か裁判にもなっています。今年の5月には高裁で和解が成立しました。今日の日記のタイトルにもありますが、今年の2月にアインメディカルは本社を移転させました。東京の狛江市から西新宿への引越しです。そうです、新しい本社は新宿アイランドタワーの41階です。調停内容にはもちろん本社を新宿アイランドタワーに移転させるような条項はありません。ここからは私の推測ですが、アインメディカルとしては新宿アイランドタワーに少し恩を売ってでも、アイン西新宿の店舗は守りたかったのではと思っています。やはり店子が大家といい関係を保つのは大切ですし。調剤薬局の場合、店舗のロケーションは非常に大切ですが、本社はどこでも良いと思います。アインメディカルシステムズの中間決算は来週です。第一四半期は引越し費用のため、前年度よりもやや減益でした（四半期決算に本当にそう書いてあるんです）。ただ会社は計画どうりに売り上げ、利益は伸びていると書いています。来週どんな中間決算がでるか楽しみです。ＰＳ　今日のブログ、調剤薬局に興味がない人にとっては、あまりにもマニアックな内容かもしれません。失礼しました。

September 9, 2005

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ファースト住建、アインメディカル

ファースト住建が業績下方修正したので、株価が下がっています。私も昔持っていたので、少し気になりました。あの頃は有名投資家がブログで推奨したりしていると、素直に買っていたのですが最近は私もそこまで単純なパクリはしなくなりました。最近は投資基準がはっきりしてきました。重要度の順番からして次の３つです。１）自分の知識で業績がある程度予測できるか？（最重要）２）当期の増益が予測できるか？良い会社かどうか？３）PERが妥当かどうか？業績予想が難しい会社の株は買わない、という方針はかなり確立してきたので、今の自分がもし数ヶ月前にタイムスリップしたら、ファースト住建は買っていないと思います。１）や２）が銘柄購入の前提なので単にPERが低いからといって買わないと思います。ファースト住建は不動産業界だから買わないというわけではなく、フージャーズみたいに業績予想が可能なら買うのはなんの問題もないと思います。去年はPERも知らないで株を買っていたのですが、今年になりバリュー投資家の銘柄をパクリ始め、そのうち銘柄購入の方針をパクルようになり、最近は一番自分がしっくりくる方針にそって銘柄を選択しようと思っています。方針も決まったし、あとはその方針に合う銘柄をドンドン探せば良いのですが、そのパワーが少し足りません。ヤスイノさんを見習わなければ。それにしても、最近アインメディカルが乱高下ですね。1日で20%も上昇する日もあったり。でもこれで調剤薬局4社はここ3ヶ月ぐらいでみんな株価が30％以上上昇したことになります。阪神調剤、アインファーマ、クラフト、アインメディカルという順番で上昇した感じです。こういう同一セクターの株価が微妙に時期をずらして上昇するのは何なんでしょうか。しかし株式投資は運も大きいですね。自分が調剤薬局が良いなと思った時期と株価上昇の時期のタイミングが偶然シンクロしたので非常に恩恵を受けました。もっと早くからアインメディカルを評価していた人の方がむしろ上昇まで時間が必要だったことになります。株式投資は短期的には運の部分が大きいですね。ああもう早く寝なきゃ。

September 7, 2005

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成田夢牧場、仕事と家庭

今日は子供と一緒に成田夢牧場というところに行ってきました。その名のとうり動物とふれあいことのできるテーマパーク？で、牛の乳搾りが体験できたり、ポニーに乗れたり、羊に餌をあげたりすることができました。子供たちは喜んでいました。独身の時は、夜や週末は自分の好きなことをする時間です。結婚して子供が小さい時はやはり子供中心になります。自分の好きなことが、子供と遊ぶことという人には、結婚しても何の問題もないのですが。私の場合は、、、。家事や育児は仕事と違って、世間が評価してくれるものでもないですし、どの程度やるかは個人差大きいですね。私の同僚でも、家庭はほとんど省みず、毎日夜遅くまで仕事に精を出したり、週末はゴルフに行ったりという人もいます。そういう人は妻が専業主婦の人が多くて、奥さんが月曜から日曜までずっと家で子供の世話をしているみたいです。出来すぎた奥さんと亭主関白気味の夫だと、ほとんど母子家庭のような家庭ができるようです。そうかといえば、最近若い男性社員で育児休暇をとって半年ほど休んだ人もいます。仕事では世間から認められているが、家庭ではほとんど会話のない人もいるし、出世はそれほどしていないけど、家庭は円満という人もいます。家庭円満は確かに良いのですが、円満は少し退屈すぎるというデメリットもあります。漫画の島耕作がストーリーとして面白いのも家庭が円満ではないから（というか家庭がない）という感じもします。私の友人で何人か離婚した人もいるんですけど、再婚したがっている奴が多いですね。一方30代後半で結婚する気がないと思ってい同僚から、急に良い人を誰か紹介してくれと真面目に頼まれたりして（私の職場は若い女性が比較的多い）。また中には結婚して子供もいるのにガールフレンドというか愛人が常にいるという人もいるし。家庭生活というのは本当に個人の価値観によって様々です。株式でもバリューを何に見出すか人様々ですが、家庭生活のバリューも様々ですね。ＰＳ　今日行った千葉は午前10時までは凄い豪雨でした。帰ってきたら農作業の手伝いをしていた高校生が雷に打たれて重症というニュースを聞きました。日曜日に親の農作業の手伝いをする高校生に雷が落ちるなんて、神も仏もないものか、と思います。

September 4, 2005

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資産運用雑感

株式投資をきちんとやって平均毎年20％ぐらいの運用ができれば、20年後にはみんな億万長者になれる。ただ株式投資を全くやらないか、株式投資を投機的に行う人がほとんどなのである。堅実な株式投資を行う人は意外に少数なのである。株式資産1000万円までは、利回りよりも追加資金に力を入れた方が良いと思う。株式資産が少ないので追加資金が効果的である。1000万円から5000万円まで少し時間がかかる。このレベルの資金量だと追加資金が投資金額と比較して相対的に低くなる。追加資金だけではなかなか増えない。投資資金を安定した利回りで焦らず増やしていくしかない。5000万円を超えると、一億円はかなり近い。5000万だと20％で運用しても１年間で1000万円増で6000万円になる。このへんから普通の人は定職による収入よりも株式の運用益の方が大きくなる。一億円達成すれば、あとは年に10％でも十分であろう。仕事をやめる人もいるが定収入は大切なので資産形成の面からも続けたほうが良いのかも。会社が嫌で、自分の時間が欲しい人は仕事辞めても良いとは思うが。元本1千万円ある場合は、年利20%、追加資金年間200万円だと9年で1億151万円。ただ9年後に世界経済は危機を迎えていないのか？人口爆発による食糧危機、原油の枯渇、核戦争、地球温暖化による低地の水没とリスクは多い。こんな地球規模のリスクに対しては、個人が対処できるレベルを超えているので心配してもしかたないか。自分でできること（ベランダに緑を植えたり、車をなるべく使わない）をするしかない。仕事とのバランスを崩さないように、株式投資をするのが大切。株式投資はまじめにすると時間がかかるので、自己コントロールは必要。日本株の株式投資でもこれだけ時間がかかるのに、外国株やＦＸ、不動産などに手を出す余裕はない。専業投資家ならまだ可能かもしれないが。私のキャパだと日本株の銘柄分析だけでも限界である。嫁さんがキャッシュを溜め込んでいるみたいだ。今度どれくらい貯めているのか聞いてみよう。電気水道などの生活費や駐車場代、カード等、全て私の口座から引き落とし。嫁の方は自分の給料がそのまま自分の口座に貯まるというシステム。なんか変じゃないか？

September 3, 2005

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月次成績と年間利回り

個人投資家のブログでは月次報告がお約束になってきましたね。月に一度の報告会という感じで良い習慣ではないでしょうか。長期投資をするには月次なんか関係ないという考え方もあります。でも月次の積み重ねが年間リターンを作り、年間リターンの積み重ねが長期のリターンを作るので、指標として月に一度は計算するのも良いのでは。月次をどれくらいで回せば年利がどれくらいになるか計算してみました。結果は下記のとおりです。年利25%を目指す人は月次2%ぐらいをキープしていれば良いということになりますね。月利年利月1% 12.6%月2% 26.8%月3% 42.6%月4% 60.1%月5% 79.6%月6% 101.2%月7% 125.2%月8% 151.8%自分の今年8ヶ月間の投資成績では、月利の最高は7月の11.5%でした。最低は8月の0.2%でした。ちなみに月利0.2%だと年利でも2.4%です。ある株が月に8%上昇するということは、年利で151.8%のペースの上昇ということです。月に8%も上昇する株はいつかはリバウンドがあるはずです。一本調子に上がり続ける株などないことを不動産流動化銘柄で勉強させていただきました。

September 2, 2005

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8月の成績と評価

7月も終わりました。今月はTOPIXが＋5.5%で、私のＰＦは＋0.2%でした。年初来だとTOPIXが+10.6%で、私のＰＦは＋47.4%です。ギリギリ今月もプラスでこれで年初から8ヶ月連続プラスです。ただ今月はTOPIXに大幅に負けました。今月は大型株が強かったのですが、私は大型株を持ってないので日経平均上昇の恩恵は受けませんでした。むしろ不動産流動化銘柄やフージャーズのダウンが響きました。クリップを投機買いして失敗もしました。今月売った銘柄は、オオゼキ（一部）、丸誠、マックスバリュー東海です。オオゼキは既存店が弱くPFの分散のため、丸誠は資金作りのため＋20%で利益確定、マックスバリュー東海は同じスーパーのサンエーを買うために売却しました。買った銘柄はサンエー（スーパー）、フージャーズ（マンション）、ゲンキー（ドラッグストア）、セリア（100円ショップ）です。あとアインファーマを買い増ししました。いずれも既存店の売り上げ、出店の伸び、経常利益率から安定感のある成長株と判断し買いました。相変わらず小売と月次で評価できる銘柄が中心です。今月は不動産流動化銘柄とフージャーズが低調でした。不動産流動化銘柄が前月比で－15%ぐらい下がっています。フージャーズは下がったので買い増ししたら、もっと下がったので傷口を広げました（トホホ）。順調なのはチムニー、サンドラッグ、アインメディカルシステムズ、クラフトでした。アインメディカルがじわじわと上がってくれているのがうれしいです。今月はクリップを四半期決算前に仕込んで、予想外の悪い決算で売るという恥ずかしい投機をしてしまいました。それが一番の反省です。二番目の反省はフージャーズが十分下がるまでじっくり待たず買ってしまったことです。来月は不動産銘柄が回復するのではと思っています。まだ買ってませんが、アセットマネージャーズのリバウンドは凄いですね。フーちゃんも頑張ってほしいものです。

August 31, 2005

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１億円あったら

もし私が仮に1億円あったとしたら、何に使うか考えてみました。正直、物であんまり欲しいものというのはないんですよね。今の住まいにすごい不満があるというわけではないし、車は今のままでもかまわないし（トヨタの10年ものですが）、贅沢品（フェラーリとかローレックスとか）が欲しいという希望もないです。物欲で強いて欲しいものを挙げれば、大きな庭付きの一戸建てが欲しいという気持ちはあります。ただそうなると都内だと一億円でも足りないかもしれない。もちろん生活していくためのお金は欲しいですが。中流階級で育ったせいか、贅沢にはあんまり興味がない。何かのコレクションなんかもしてませんし。自分が求めているのは物欲よりも、やはり時間や行動の自由ですね。仕事を減らして、土曜日を休みにしたい（慢性的に土曜出勤が続いております）。あと長期休暇が取れるとうれしい。夏休みを3週間ぐらいとって、できれば一人旅がしたい。本を読んだり、映画をみたり、論文を書いたりする時間を増やしたい。アフリカや中南米も行ってみたいし、世界中のゴルフ場を回るとかもやってみたいですね（最近ゴルフ場どころか練習場も行ってない）。私の場合株式投資をしているのは、何かを買いたいというよりも、ある程度資産をためて、時間と行動の自由を増やしたいというのがモチベーションのような気がする。ただお金が貯まると時間と行動の自由が増えるかというと、どうもそうではなさそうな気がする。仕事を何でも引き受けていたら、いつまでたっても時間と行動の自由は増えないだろう。時間と行動の自由を得るには、会社で仕事を極力嫌がって閑職に回されるか、あるいは転職した方が良いのかもしれない。ただ正直そこまでやる根性はない。なんか話がずれてしまって収拾がつかなくなりました。結論は1億円で何か買いたいものがあるのではなく、行動と時間の自由が欲しいというだけです。　

August 28, 2005

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ネット証券の客層

株式ブログを読んだりしていると、ネット取引しているのは20代30代の投資家ばかりという感じを受けます。しかし、今日たまたま買って読んだフィナンシャルジャパンという雑誌によると、実はそうでもないようです。やはり株式投資の中心は（特に資産的には）50代以降だそうです。松井証券の松井社長によると、松井証券における50代以上の顧客の預かり資産の割合が全体の約70％だそうです。逆に50歳未満はたかだか30％の割合しかないそうです。つまり株式資産を持っているのは圧倒的に50代以上ということなんですね。当たり前といえば当たり前なのですが、少し安心しました。20代30代で数千万円の金融資産を持っている人は、やはり例外なんでしょうね。退職金をもらった定年直後ぐらいの方が一番金融資産を持っているんでしょうか。ブログだと若い人（20代から30代）が目立ちますが、50代60代の投資家が保有資産としてはメインなんですね。何十年の株式投資経験のある、定年された方のブログなんかも読んでみたいのですが、年配の方はあまりブログをされないんでしょうか。ちなみに松井証券の顧客の中でデイトレーダーは（デイトレーダーはSEC基準だと1週間に同一銘柄を5回以上売買する人らしいです）32万人中600人しかいないそうです。松井証券の顧客の中では1000人に2人しかいないそうです。松井社長曰く、日本全国でデイトレーダーはせいぜい数千人ではないか、とのことでした。

August 27, 2005

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ＰＥＲ

株価の評価をする際にPERは重要な指標のひとつだと思います。PERで銘柄スクリーニングをして、購入対象の株を探すひとも多いと思う。成長株の場合、通常は当期予想PERで評価することが一般的である。ただ当期予想PERの場合、より正確な当期利益を想定することが必要である。予想PERの場合大きく分けて１）会社発表の当期予想利益、２）四季報の予想利益、３）自分なりに計算した予想利益、の３つの予想利益からPERが計算される。しかしあくまで予想なので、それぞれのPERに問題点がある。まず１）の会社予想であるが、会社によってはかなり慎重に当期利益の予想を立てるところが多い。そういう会社の予想利益を使用してPERを計算しても、実態より高めのPERになることが多い。オンライン証券会社のスクリーニングツールで使用されるPERは、実は会社予想から計算されたPERが多い。少なくとも私の使用しているマネックスとe-tradeの場合は会社予想で計算しているようだ。２）の四季報の予想利益から計算したPERの方が、会社予想よりは正確な当期利益を示していることが多い（というか会社予想が滅茶苦茶なのだが）。四季報予想が非常に正確というわけではもちろんなく、実態は会社予想をベースに少し修正しているぐらいである。四季報予想は四半期毎に当期予想が変わるので自分で計算する必要がある。四季報CD-ROMがあれば少し計算便利です。ただほとんどのオンライン証券は四季報の予想利益を掲載しているのでそのデータから計算できる。３）の自分で計算する方法に関しては、もちろん大切と思う。しかし当期利益の予想はなかなか難しい。業種によってはおおまかには予想可能な場合もある。月次情報を公開している企業などである。以上の３つのPERについて、私の持ち株の調剤薬局クラフト7440を本日の株価2895円で検討してみる。まず１）会社予想当期利益で計算すると連結PER17.7である。マネックスやe-tradeのデータはこれが使われている。次に一番新しい四季報の当期予想利益196円で計算するとクラフトの連結PERは14.8となる。私が計算したPERだと、実は四季報よりも少し低い。予想される売り上げの伸びと営業利益率から計算したもので、最低これぐらいの利益はあるだろうという、おおまかな値なのであるが。正確な当期PERというのは誰にもわからない。ただ証券会社のスクリーニングのPERは「業績予想が控えめな会社の場合は高くなる」と思った方が良いと思う。ＰＳ　サンドラッグなんかは会社予想も四季報も当期利益予想が低すぎと思います。今までの実績からみて、売上高よりも利益の伸びが低いということは考えにくいと思うんですが。次の四季報では当期利益が変更されるのではと期待しています。

August 26, 2005

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月次情報のあるサイト

私がリンクさせていただいているdsan2000さんが今日日記に書かれていたのですが、月次小売投資をされている方には便利なサイトを見つけました。月次が見れるサイトなのです。これをさっき見つけたときは感動しました。小売が好きな投資家の人には大変有用と思いますので紹介します。これがあればもうエクセルでデータを打ち込む必要もなさそうです。月次投資方法にぴったりのサイトです。

August 25, 2005

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フージャーズ買い増し

今日自宅に帰ったらフージャーズがヒットしていました。まさか41.1万円でヒットするとは。うれしいような、悲しいような。最近全丸誠を売ったので資金ができました。自分が欲しい銘柄に指値を出していました。買う基準は以下のとうりです。１業績予想が簡単で、当期予想が30％以上の増益になる銘柄２PERができれば15以下ゲンキーとかフージャーズとかアインメディカルを候補と考えていました。欲張りな私はそれぞれ前日の値よりも大幅に低いところで指したのですが、まさかフージャーズがヒットするとは思わなかった（ゲンキーを予想していました）。なんかフージャーズがいつの間にかウエイトが増えてしまった。私の今の一番主要なPFはアインメディカルなのですが、フージャーズがツムラやチムニー、サンドラッグに迫る勢いで増えて来ています。不動産販売というのはリピーター相手の商売ではない所が玉に瑕ですが、来期70％の増益予想でPER15ぐらいの会社ってあんまりないし、まあ半年も持てば40万以下ということはないのではと思って買いまししました。それにしても不動産流動化銘柄よく下がりますね。だんだん含み益が少なくなってきました。相場というのは短期的には本当に人気投票ですね。

August 25, 2005

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かやの外

今月に入ってから、やれ日経が12500円を超えただの、外国人が大幅買いこしだなどと株式相場の活況が伝えられている。しかし私はかやの外という感じです。小型株ばかりでPFを組んでいることもあるのでしょうが、世間が好調なのに、自分はパッとしない。今日現在で比較すると7月末よりTOPIXは5.6%の大幅上昇らしいですが。日経が高値更新すれども、8月になって私のPFは前月末比でズーッと前月比マイナスでした。明日からつくばエクスプレスが開業するためか、フージャーズが今日急上昇しました（なんて株式市場ってわかりやすい世界）。おかげでやっとこさ今日から前月末比で少しプラスに転じたところです。私のPFにおいて、ほとんどの銘柄はだいたい前月末より回復しているのですが、不動産流動化銘柄達が足を引っ張ってます。まあでも6月、7月は不動産流動化銘柄のお陰でPFが上昇したわけなので、しばらくは暖かい目で見守ってやろうと思っています。私はダビンチとパシフィックを足しても20％以下のウエイトしか置いていないのですが、それでも全体のPFに影響しています。それぐらい不動産流動化銘柄は今は弱気相場です。それにしても株式市場は一ヶ月先のことはわかりませんね。少し前は不動産流動化銘柄や小型株があんなに強かったのに嘘のようです。これで選挙の結果次第でまた一波乱あるのでしょうか。

August 23, 2005

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パクリも大事だよー

公開している他人の銘柄をパクルことは、普通の個人投資家にとっては非常に大切なことだと思う。もちろん時間と自信があれば、自力で全ての銘柄を探してくるのも良いと思う。自分で四季報ＣＤ－ＲＯＭを使ってスクリーニングをし、その中からいくつか有力な銘柄の財務諸表を数年度に遡って読み、同業他社の業績も調べ、そうやって購入する銘柄を決める。ただ正直これは大変な時間がかかりますし、銘柄を評価する能力も必要です。専業投資家なら時間もたっぷりあるので、一日中決算資料を読んでいても良いのですが、本業のある個人投資家が、全て自力で探すのは時間的にも大変です。しかも、企業分析に慣れていない個人がやっても決算書の読み方が最初はよくわかりません。それよりも自分が信頼できると思った優秀な個人投資家の保有銘柄の中から、自分が良いと思った銘柄を買うほうが簡単かもしれません。時間も節約できるし、実際良い銘柄も多い。正直言うと、初心者が自力で選んだ銘柄でＰＦを作るよりも優秀な個人投資家のＰＦを真似たほうがリターンも良いと思う。自分の判断で銘柄を選ぶのは、自分の投資能力や会計の知識、投資方法が確立してからで十分と思う。もちろん他人の保有銘柄が良い銘柄かどうか判断できる力は最低限必要です。パクル相手の個人投資家が信頼できるかどうか人間性を見抜く力も大切である。生物の進化において生き残るのは個として強いものではなく、適応したものが生き残るのである。コバンザメもイソギンチャクにまとわりつくニモもあれはあれで一つの立派な生き方と思う。

August 22, 2005

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