阪神調剤薬局 2723
昨日の日記、約束された土地、パート2の続きです。調剤薬局で私が買ったのは阪神調剤薬局とアインファーマシーズの2銘柄です。買った理由は調剤薬局関連は当期利益の拡大がかなりの精度で予測されるのにまだ割安(当期予想PER15以下)だからです。阪神調剤薬局の前期PER 20.5,当期予想PER14.0,PBS3.47,自己資本比率17.6%,時価総額63億円で前期は当期利益3億円でした今期は4.5億円,47.1%増を見込んでいます。ちなみにアインファーマシーズも当期の利益を40.5%増を予測しています。アパレルや他の小売業と比べて売り上げはあまり変動するようなことはないので、予定出店がこなせれば可能と思います。実は阪神調剤薬局の昨日は終値600円だったのですが、本日650円(8.7%)と上昇してしまいました。昨日の時点では当期の予測PERは12.9だったのに、成長株はあっという間に上昇します。この1年で株価は3倍になっています。阪神調剤薬局は既存店ですら10%以上の売り上げ増で、かつ確実に出店を増やし、しかも売り上げ利益率を上昇させているという小売業の指標トリプルAのような経営状態です。しかも関西方面はまだ院外処方箋の比率が関東に比べ低いので出店の余地は大いにあると思われます。調剤薬局チエーン業界おいては、大病院の隣地を押さえたり、薬剤師をリクルートしたりと独特の難しさがあり、なかなか一般のドラッグストアチエーンが参入しにくい領域です。イオングループやマツキヨも参入していますが、調剤薬局に関しては上場している数社とあとは地域の非上場の会社や個人経営の店が強いのが現状です。自己資本比率が低いので資産のバリューはありません。成長性が確実で(この検討が一番重要ですが)、今期の利益拡大が30%以上予想される会社をどの程度までのPERだったら買うかというのは難しい問題です。ちなみに私はどんな成長株でも当期予想PERが15以下しか買わないようにするという制限を守ろうと思っています(kabuo57さんから学びました)。調剤薬局の1番のリスクは医療行政に左右されることです。薬価の切り下げや技術料の低下などの心配です。今年は保険点数の改正はないですが、来年の4月に改正が行われます。利点と言えば景気の波は受けにくいというとこもあります。