ＨＡＮＮＡのファンタジー気分

　某復刊ドットコムからお知らせメールが届きました☆
　♪ビッケ　ビッケ　ビッケは海の子　バイキング～　のあのビッケの本が同時に２冊、再販です（『小さなバイキングビッケ』『ビッケと赤目のバイキング』）。さっそく注文です！

　子どものころ、ビッケのアニメの主題歌で、世界の国々を身近に感じたのでした（♪グリーンランドにおさんぼだ、というフレーズが特に好きでした）。
　絵も、原作本の絵に似ているので、外国風。淡い色遣いが幼心にステキだなあと思い、長らく私の“バイキング”のイメージはとても上品なものでした。

　小学校の図書室で原作を読んだのですが、手元にないのでお話は忘れかけています。届くのが待ち遠しい

　もうひとつ、思い出すのは、高校のときの世界史の先生です。もう名前も忘れてしまいましたが、まじめで穏やかなおじさまでした。授業では冗談や雑談などほとんどしないその先生が、中世ヨーロッパのバイキングのことを教えてくれた時、ちょっと照れくさそうな小さな声で、
「バイキングというと、♪ビッケ、ビッケ、ビッケは小さなって、ありましたね昔。あのバイキングですよ」
と、とても嬉しそうな笑顔でおっしゃったのでした。

　以来、マッチョで粗暴なヒロイック・ファンタジー的バイキング（高千穂遥に『美獣－神々の戦士』というのがありましたが）とはちがう、ビッケのバイキングのイメージに、その地味だけど人格者な先生のイメージが重なるようになりました。

　続刊も再販されることを（早くも）期待しています。