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テーマ:本日の1冊(3698)
カテゴリ:ちょっとなつかしのファンタジー
レイ・ブラッドベリが少年少女向けに、ハロウィンの由来について語ります。世界各地をめぐりながら、理屈っぽい“由来”ではなく、その原初的な雰囲気について。 ケルト・フリークの私は、ソーイン(ケルトのハロウィン)についてはちょっと知っていたのですが、メキシコの「死者の祭」、こわくて楽しい、骸骨だらけの夜中のお墓参りなんかは知りませんでした! そんなふうに、とってもお勉強になる本『ハロウィーンがやってきた』。 私は古い版(晶文社の文学のおくりもの全集)を借りて読みましたが、新版も出ているのですね。 案内役の、幽霊屋敷の主の名はマウントシュラウド(mount「墓」shroud「きょうかたびら」)だなんて、とってつけたようにあやしいんですが、引率される子どもの気持ちになってどんどんついてゆくと、最後にはおどろおどろしくも美しいクリスマスツリーのようなハロウィンの木(原題Halloween Tree)が印象的です。(右画像はマウントシュラウドの屋敷とハロウィン・ツリーの挿絵) ジュヴナイル小説なので、ちょっとお説教くさいのと、ハロウィンの晩に連れ去られ危機に陥った少年が、実は急性盲腸炎だった・・・という、えらく現実的なオチが気になりますが、幻想世界旅行のあいだはそんなことはちっとも気になりませんでした。 さすが、ブラッドベリです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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