軽快な予告篇を何度も映画館で見た。
キャメロン・ディアスがはじけている。
だから、見ました。
自分のいろんな瞬間を思い出し、そして夢を描ける映画。
「泣ける映画」という評判もあるそうですが、
「そうだよね。あのときこうしてればよかった……」という悔し涙でしょうか、
いや、心がちゅんちゅん温まるハッピーエンドに自己移入するからでしょうか。
（↓映画のサイト ご注意！ 音がでます）
http://www.holiday-movie.jp/top.html
ぼくはすぐ泣くほうですが、今回は上のどちらでもなくて、ひたすら爽快な気分で映画館を出ました。
キャメロン・ディアス演じるアマンダが、凝り固まったりうじうじしたりせずに、ひゅっひゅっと飛ぶところがいい。
あと、
雪道をスーツケースを引いてハイヒールで歩いた末に小さな家に着いたときに見せる笑顔が心に残ってます。
あまり注目されるシーンじゃないと思いますが、ひゅっひゅっと飛んじゃうひとが地道でけなげな一面を見せる瞬間が好きです。
「プロゆえの軽快さ」という、ぼくが行き着きたいところを体現してくれるのが、映画音楽作曲家マイルズを演じるジャック・ブラックの役どころでした。
あの軽さとシリアスさの交差する物腰がたまらない。
それから、往年の大脚本家アーサー。
イーライ・ウォラックの演じる、こんな老人になれたらいい。
言説の豊饒。
時の流れがしっかり自分の財産になっている、そんな老人。
リベラリスト@