テーマ:最近観た映画。(39963)
カテゴリ:映画・演劇(とりわけミュージカル)評
台北に来ています。
機内で映画「ホリデイ」をまた見てしまった。前半はフランス語、後半はドイツ語の吹き替えで。 もともとこの映画をすすめてくれたのは、ぼくのだいじなアシスタントでした。 彼女も感想をブログに書いていたので後半に転載しておきます。 「じぶんの夫を追い出したあと、 涙を流して泣きたくても、いつもながら涙が出なくて、 はがゆそうに『涙、出てよ!』ってトライしてトライして、ってところの キャメロン・ディアスがかわいかったでしょ」 と、あとから彼女に言われて、おぼろな記憶をたどりつつ調子を合わせてしまったのだけど、 2度目みて共感。くずれおちる寸前のキュートな仕草がいい。 「涙」はこの映画のキーワードだから。 「泣ける映画」という点でいくと、2度目みてグッときたのが、 イーライ・ウォラック演じる、老い果てた(往年の)大脚本家のシーン。 アイリス(ケイト・ウィンスレット)に手を取られながら、自ら舞台に立つはずの講演会会場に来てみると、ロビーは閑散としている。 そぉら見ろ、やはり自分は“かつがれた”のか……という表情が浮かぶ。 ホールの大扉を開けると、満場の拍手が待っていた。 人生すてたもんじゃない、みんな覚えてくれてたねという、数十年が凝縮したような思い。 イーライ・ウォラックの顔にそんな思いが走るのが見てとれて、深い味がありました。 「そうだよ、人生こうでなくっちゃ」 ぼくも涙が。 そうやって見る者の心をびしょびしょにしておいて、一気にアマンダ(キャメロン・ディアス)の“再会”場面にもってくるあたりが、ナンシー・メイヤーズ監督の腕前。 「泣ける映画」でした。 さて、ぼくのだいじなアシスタントのブログから。 ぼくは、しみじみ読ませていただきました。 あぁ、とっても“深い”子なんだなぁ、と思って。 = = 引用 = = ≪失恋から吹っ切れるには「環境の変化」と「新しい恋 or 男」 って単純に思ってたんだけど、 「ホリデイ」を見てるうちに、あらためて 人は人に助けられて生きているんだなぁ~なんて思いました。 キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットは、 失恋をしてひとりになりたくってホーム・エクスチェンジをした。 その新しい場所で、 出会うことのなかった人に出会い、人の温かさに触れて こころの内側が自然と変化していく感じがよかった。 素敵な出会いもあったり♪ ひとりになりたくて環境を変えたのに、ずっとひとりでいることはできなくて。 人って、人に接しながら成長していくんだなって思いました。 つらいときって、ひとりで考えて悩んで眠れなくて、こんな自分を変えたいとか思って、 ひとりで解決しようと過去を思い出して今までの試練の乗り越え方とかを思い出したり、本をたくさん読んだりする。 それはそれで必要なことだと思うんだけど、つらい日々は終わらない。 しかも過去に経験のない悩みには、過去の乗り越え方は通用しなかったりする。 そんなときに友だちに話を聞いてもらって気持ちがスッキリしたり、 違う視点からのアドバイスをもらってラクになったり。 心を打ち明けたことでもっと仲良くなれた気がして♪ いいことが待っててくれていた(^^) その時そのときの出会いと、いま自分のまわりにいてくれてる人への感謝の気持ち、大切にしたいななんて思ってしまいました。 そして今回もまたキャメロン・ディアスの笑顔にやられてしまいました。 何をしててもかわいかったぁ♪ (><)憧れてしまいますぅ~≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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