カテゴリ:映画・演劇(とりわけミュージカル)評
「劇団シニア グラフィティ」の公演、
「昭和歌謡シアター 横須賀ストーリー」。 「モーニング娘。」を卒業した後藤真希さんが主役の、演劇+歌謡ショーです。 ぼくの地元の足立区の劇場で催されるので、「これは行かなきゃ」。 家族からは 「あなた、きっと周りは若い人ばかりよ。客席でぜったい浮くからやめて」 と止められたのですが……。 やはり本業は輝くというか、舞台で歌手に“変身”したとたん、女神のようでした。後藤真希さん。 演劇のほうは、 後藤真希さんは「相見(あいみ)ぬ双子の姉妹」を演じ分ける、1人2役なのですが、2つの役の演技にどこまで差をつけるか、加減がむずかしかったのかもしれません。 周囲のほかの人たちはプロの役者さんたちですから、演劇モードで(=見世物としてのテンションをこめて)やっているわけですが、 後藤真希さんは「日ごろの地をそのまま出してます」という感じの日常語モードでしたね。 この辺が純粋に演劇としてみると物足りないわけですが、 たぶん彼女は彼女なりにいい意味での「頑固さ」があって、 歌手としてのコンサートでの自分のスタイルを いろいろ迷いながらも、そのまま演劇舞台に持ち込んだんだと思います。 演劇のほんとうの主役はじつは、坂本あきらさん(57歳)と魁三太郎さん(56歳)のヴェテランのお二人。 とくに坂本あきらさんは、苦労とよろこびを重ねた「もと藝人」という役どころで、いい味が出ていました。 場所は、北千住駅そばの「シアター1010」。 ここはけっこうシリアスな劇や実験劇もやるところですが、今回のは、お気楽な大衆演劇としてもご覧いただける仕上がりです。 今回の客層は、30代から40代の男性が多かった。 千秋楽以外はまだ席があるようです。昨日4月25日も9割の入り、まだ2階席は使っていませんでした。 シアター1010では5月にも梅沢武生劇団(梅沢富美男さんが副座長)の公演があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 26, 2007 08:26:09 AM
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