テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中 国 界
女優チャン・ツィイーのインタビューをCDで聴きました。
じつは、 キンキン ギラギラ カキーンみたいな中国語で百年の恋もさめる、 なんてことになったら、どうしよ…… と、ひそかにおそれていたのですが はじめはぼそぼそと そのうちすぐに目を輝かせながら(といってもCDなので見えませんが) ゆっくりとことばを選びながら話していて 日本や台北の若い知的な女性がしゃべっているような。 かわいい北京語です。 台北のおしゃれ感がかぶさっている。 というか、 まさに文字通り 生粋の北京人が台北ふうに中国語をしゃべった、 というところですね。 彼女のインタビューは以前『リーダーズ・ダイジェスト』の中国語版でも読んだことがありますが、 努力家で、かつ控えめで、好感度の高いひとです。 ちょっと物憂げに雅びた声が、耳にしているだけで気持ちよくって、 聴き終わって気がついたら内容のほうをほとんど覚えていなくて愕然。 う…… それにしても 「チャン・ツィイー」という表記が広まってしまってますが、困ったものです。 北京語で「章子怡(しょう・しい)」は チャン→ ツー_ イー↑ という発音なので、 百歩ゆずって「チャン・ツーイー」なのですがね。 日本で知られるようになるまえにローマ字表記の Zhang Ziyi として国際的に名が売れて、 これが「ジャン・ズィーイー」と読まれたため、 日本の映画界では本来の「チャン・ツーイー」と折衷して 「チャン・ツィイー」と表記することにしてしまったのでしょうね。 恥ずかしいことを言うと、 「章子怡」に「チャン・ツィイー」とカタカナを添えてあるのを見て、わたしてっきり 彼女は「子」を「ツィ」と読む中国方言を話す華僑の娘かと思っていたのです。 じつは北京っ子で、だから北京語も「捲き舌音」がはっきりしていてきれいです。 泉の原則からいけば、 中国人や韓国人の名前は漢字表記を維持して日本語音で音読みにすべし、 ということなので、 彼女は「章子怡(しょう・しい)」さんなのですが、 どうもこう、ヨンさまのことを「裴勇俊(はい・ゆうしゅん)」といっても分かってくれる人がほとんどいないのと同じ状態になっています。 章子怡(しょう・しい)さんのインタビューは、 アルク社の『中国語ジャーナル』6月号に8ページにわたって載っていて、 付録のCDに約8分間の録音が収録されています。 書店で発売中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 17, 2007 08:21:23 AM
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