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May 26, 2007
カテゴリ：映画・演劇（とりわけミュージカル）評
舞台のうえのお笑い藝人（げいにん）にも二通りあって、
フツウのひととして（たとえば至極サラリーマンふうに）立ち回りながらおかしいひとと、 俺っておかしいんだわさ、と最初からオーラ全開のひとと。 三宅裕司（みやけ・ゆうじ）さんはたぶん前者。 ぼくは、この三宅さんタイプに親しみがわくンですね。 で、三宅裕司さんが率いる軽演劇。 視聴率を争う２つのテレビ局が、ジャングルで新発見のかわいい狼少女を番組に出してやろうと企画と肉体の争奪戦……。 （↓ 関連サイト） http://www.amuse.co.jp/atami/ 役者さんのなかでも、小倉久寛（おぐら・ひさひろ）さんが好き。 “濃い”顔とずんぐりした体つきで、存在そのものが藝になっているひとですが、 いっしょうけんめいにフツウのひととして振舞うのに普通じゃない。 パンフレットに役者さんそれぞれが爆笑略歴 etc. を書いているンですが、 小倉さんのって、絶品。 ≪18歳 高校卒業・大学入学 陶藝部と空手部に入り、陶藝部で瓦を焼いて空手部で割るという自給自足の大学時代を過ごす。≫ ≪27歳 キャラクターショーのアルバイトで悪役ばかりだったが、 長年の夢のひとつ、 やっとヒーローのゴレンジャーの着ぐるみを着せてもらった。 でもモモレンジャーだったのでいつも内股で歩いてつらかった。 ≫ 天王洲（てんのず）帰りのモノレールで読んで、浜松町近くまで笑いが止まらない。 ≪ ■今だから明かせるあなたにとってのネツゾウ（もしくは秘密）を教えてください。 陶藝部で瓦を焼いて、空手部で割っていたというのは、すみません。嘘です。≫ 狼少女は、関根あすかさん。アクロバットダンスができるひと。 役のなかでは、「トー」としか喋れないのですが、 これがＯ次郎の「バケラッタ」みたいでかわいい。 “由紀さわり、由紀つわり”役の 白土直子（しらと・なおこ）さんと丸山優子さんも藝域がひろい。 どんどん活躍していただきたいな。応援してますよ！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
May 26, 2007 03:02:54 PM
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