テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中 国 界
米国で『「中国製」なしで暮らした1年』という本がでた。
A Year Without ‘Made in China’: One Family’s True Adventure in the Global Economy 「地球規模経済の世にあって、とある家族のみごとな冒険」 という副題がついている。 著者は Sara Bongiorni という(おそらく)イタリア系のアメリカ人文筆家。 クリスマスの翌朝、ギフトの山をよくみたら中国製だらけだったことから、「ためしに中国製なしで1年暮らそうとしたらどうなるかやってみよう」と思いついた。 子供のために靴を買おうとしたら、お手ごろ価格のものはみな中国製で、中国製以外のを見つけるのが desperate mission(必死の大仕事)になった。 電球を買おうとしたらこれまた中国製ばかりで、筆者はアメリカに残った数少ないメーカーをたずねる。 ……といった具合で面白そうだ。(といっても、あくまでわたしが読んだのは『クリスチャン・サイエンス・モニター』紙の書評。) http://www.csmonitor.com/2007/0807/p13s01-bogn.html 「10年後におなじことをしようとしても、たぶん無理だろう」と筆者は苦労の1年を回想しているそうだ。 さて、いまの日本で中国製を拒否することがどこまで難しいか。 田舎暮らしなら、けっこう何とかなりそうな気もするけれど。甘いか? 「中国製」といっても、「中国人による企画・設計」か「中国人による組み立て」か、ほんとは区別する必要があるのだ。 Designed in Japan and assembled in China (日本設計、中国組立) を拒否すると、いちばん困るのが家電製品かもしれない。 こうして文章を書いているソニーの VAIO だって、ウラには Made in China と書いてある。 ただしくは Assembled in China(中国組立) だけどね。 出版社は John Wiley & Sons Inc.、235ページ、24.95ドル。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 8, 2007 08:29:23 AM
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