マニラ出張の日航便で 「ビバリーヒルズ・チワワ」 を一足さきに観ました。
ぼくのだいじなアシスタントがぜったいよろこぶなぁ。
犬が大好き、かわいいの大好き、ブランドもの大好きの彼女だものね。
主人公のクロエ (Chloe) は、ダイアモンドのネックレスをつけてもらうほどリッチな女チワワ。
だって、ビバリーヒルズの住人の愛犬ですから。
いまどきの動物映画ですからチワワとはいえお嬢様として完璧な振舞いです。
彼女がメキシコでムラっ気を起こして自分から迷子になるところから冒険がはじまります。
と言っても、安心して観ていられる。
しあわせが約束されている、たのしいディズニー映画です。
ぜひご覧ください。
英語版のサイト Beverly Hills Chihuahua <いきなり音が出るのでご注意> を開くと、クロエを恋する男チワワのパピ (Papi) のご挨拶のあと、2分10秒の予告篇(英語)が始まります。
米国では昨年封切りで今はもうDVD商戦に移っていますが、日本では今年5月1日に封切りです。
日本語版のサイト でも45秒間の予告篇が流れますが、
日本語吹替えの歌に気合がはいってないし、
≪ビバリーヒルズから連れ去られ、なんと野良犬になっちゃったぁ~≫
という解説もウソだし、困ったものです。
(ビバリーヒルズから拉致されるのではなく、リッチな住人の姪と一緒にメキシコまで行ったところで、自分から迷子になるのです。)
かくいう私、ちょうど 『豚と対話ができたころ 文革から天安門事件へ』 (楊威理・著、岩波 同時代ライブラリー190) を読んでるところだったので、文革の悲惨とビバリーヒルズの富裕の極みが脳内でぴちぴち撥ね合ったのでありました。
「ビバリーヒルズ・チワワ」 を文革のころの中国人に観せたら、どんな騒動が起きたろう。