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カテゴリ:映画・演劇(とりわけミュージカル)評
高峰譲吉博士の生涯を描く映画が製作されることを 『北國新聞』 で知り、去年6月16日のブログに期待感を書いた。
(高峰譲吉博士を描く映画 「SAKURA SAKURA」 で見たい、夢のような高峰邸) 映画はようやく出来上がり、3月20日から金沢市と富山市で先行上映されるという。 4月にはニューヨークとロサンゼルスでも上映だ。 この映画は、ぜひ、見たい。 『北國新聞』 平成22年3月13日 社説 ≪高峰映画の米国上映 偉人の志伝え次代の懸け橋に 金沢、高岡ゆかりの世界的化学者、高峰譲吉博士を描く映画 「さくら、さくら ~ サムライ化学者高峰譲吉の生涯~」 が4月に米国ニューヨークとロサンゼルスで上映される。 タカジアスターゼの開発やアドレナリンの発見などで国際的に高く評価される一方で、日米親善に大きな功績を残した博士の映画が米国で上映される意義は大きい。 探究心と人間愛に満ちた博士の志を米国のより多くの人々に伝えて、北陸、日本との新たな交流につながることを期待したい。 ニューヨークでは4月21日から 「ジャパン・ソサエティー」 (日本協会) で上映される。 ジャパン・ソサエティーは日米交流を目的とした米国の非営利団体で、高峰博士が尽力して米国の財界有力者を集めて発足した。 博士は同じように交流拠点として 「日本クラブ」 も創設するなどして、日米の相互理解と友好促進に奔走した。 また、ワシントンに桜も贈っており、2012年には恒例の 「桜祭り」 の一環として、寄贈100周年の記念行事も予定されるなど、研究者の枠を超えて両国の交流に尽くしたスケールの大きい足跡を残している。 ロサンゼルスでは4月に開催される「ジャパン・フィルム・フェスティバル」 の招待作品になっており、こちらには博士の孫の高峰譲吉3世が住んでいる。 日本映画への関心が高まっているなかで、ゆかりの地での上映は、博士の功績をあらためて現地の人々に知ってもらう絶好の機会といえる。 昨年、台湾では水利事業に貢献した金沢出身の八田與一(よいち)技師を描いたアニメ映画 「パッテンライ!!」 が全土で上映された。 それを機に八田技師への関心と共感が一気に広まり、若い世代の交流も深まっている。 「さくら、さくら」 の上映も、高峰博士の遺志を継いだ次代の懸け橋となる人材が生まれる契機になってほしい。 石川、富山両県でも3月20日からの先行上映に合わせて、高峰博士に関する勉強会が発足するなど博士への関心が高まっている。 多くの苦難を乗り越え、大志を実現させた郷土の偉人から大いに元気をもらいたい。≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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