テーマ:最近観た映画。(40126)
カテゴリ:映画・演劇(とりわけミュージカル)評
13年前の映画だが、全日空のロサンゼルス行き便で 「ガタカ」 を観た。
遺伝子工学が進んで、遺伝子組替えで生まれた人間が上層階級を形づくる統制社会でもがく、宇宙飛行士志望の青年のドラマ。 平成9年の米国映画だが、ソ連映画 「惑星ソラリス」 の肌触りなのは、服装やインテリア、車などのデザインをいかにも1960年代の最先端ふうにまとめたせいだろう。 「プロデューサーズ」 の Uma Thurman や 「ホリデイ」 の Jude Law が助演しているのも、うれしい。 宇宙開発施設内のアナウンスで flugoj al la luno (月への飛行) というエスペラントが聞き取れたので、「あれ?」 と思ってあとで調べたら、異質社会を環境表現する小道具としてまさにエスペラントを使っていたことがわかった。 YouTube: エスペラントが使われている場面 Bonvenon al Gataka-Urbo. La gataka horo estas dek kvin post la sepa. (ガタカ・シティへようこそ。ガタカ時間、7時15分をお知らせします) というアナウンスが流れるシーン。 YouTube 画像の前半の字幕に、 Atentu la virinan vochon. La sono estas mallauta. Tiu chi peco estas la sola parto en Esperanto dum la tuta filmo. (低いですが女性の声をよく聞いてください。映画で唯一のエスペラントの部分です) とあるが、これはもちろんまちがい。 YouTube のあとのコメント応酬にも、 「La spacoshipo destinata al Marso aliras je la deka. (火星行き宇宙船は10時出発です) というアナウンスもあった」 と書き込みがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 14, 2012 12:20:29 AM
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