カテゴリ:映画・演劇(とりわけミュージカル)評
笹本玲奈さんの Meg Giry が、変化に富んで快活で、とても楽しい存在。
濱田めぐみさんのソロがみごと。 3月22日の昼の部は鹿賀丈史さん主演の回だったのだが、体調不良で市村さんに交代。 ファントム役の市村正親さんと Madame Giry 役の鳳蘭さんは高音を歌いきるのにところどころ苦労していたかな。 260322 ミュージカル ラブ・ネバー・ダイ @ 日生劇場 音楽・脚本: Andrew Lloyd Webber 出演: 市村正親、濱田めぐみ、笹本玲奈、鳳 蘭、加藤清史郎、橘慶太 帰宅後、映画版 (平成24年作、英語) をもういちど観た。コニーアイランドの見世物小屋のシーンの数々、日生劇場の舞台にうまく再現していたなと納得。 映画版ではクリスティーヌ・ダーエの親友のメグ・ジリーを Sharon Millerchip さんが演じている。きれいなひとで、昭和44年生まれ。ストーリーの設定に近いキャスティングは、ミラーチップさんなのでしょう。 でも、笹本玲奈さんのメグ・ジリーのほうがぴちぴちしていて、愛嬌がある。映画版と今回の日生劇場版を比べて、唯一 笹本さんのメグ・ジリー役が映画版越えしてたと思うなぁ。 メグ・ジリーは、出番としてはこのミュージカルのなかでいちばん多いかも。コミカルでゴージャスでプリティ。 クリスティーヌ・ダーエ役の濱田めぐみさんのソロ 「愛は死なず」 は万雷の拍手がしばし鳴りやまなかったけれど、訳詞の 「愛は決して 決して死なず」 がメロディーの拍数と合わなすぎて (とくに「決して」の3.5音節が)、いかにも翻訳ものでございの歌になっているのが残念。 「愛はとわに 滅びなく」 と訳したほうがよかったのでは? ミュージカルの題名じたい、邦題の 「ラブ・ネバー・ダイ」 は英語の Love Never Dies の三単現の -s を外していて、ぼくとしては許しがたい。 邦題は 「オペラ座の怪人2 愛はとわに」 がよかったのでは? で、この 「2」 は、トゥー ではなく ツー になっちゃうんでしょうかね。 クリスティーヌの夫君であるラウル・シャニュイ子爵は、橘 慶太さんが演じていたが、ミュージカルは初めてというヴォーカリストで、ぼくはちょっとピンと来なかった。 音楽界では大人気のひとのようですが。 そもそもこのミュージカルでラウルは華がない役柄なので、デビューを飾るには不利な役どころだったかもしれないけど。 劇中で真の父親が明らかになるグスタフ役の加藤清史郎君が、天使の歌声をよくこなしていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 30, 2014 07:19:52 PM
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