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カテゴリ:コラム
スピノザ( Baruch de Spinoza,1632-1677)はデカルトとの思想的格闘によって、身体の復権を理論的レベルで歴史的にはじめて、かつ決定的に行なった人物だ。
心身並行論とも言われるそれは、デカルトに代表される精神の身体に対する優位(ここでは身体は分析の対象にすぎない)をはじめて疑ったものである。 今回のオリンピックを含むスポーツは、身体の優位を確認するという意味で、スピノザの理念を内包し、発展させていると思います。 今日の、スポンサーの優位、巨大メディアの優位といった状況に対しても、スピノザの身体論(これは群集論にもつながる)が有効であるはずです。 より詳細に述べるならば、スピノザの複数の中心を持った身体の認識は、1974年に展開されたオランダのトータルフットボールにもつながっています。 「我々はまだ身体について知らない・・・」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月25日 12時30分56秒
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