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2004年08月31日
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カテゴリ:コラム
 あまり知られていないが、プルードンは、キリストに関して非神格化された人間像を思い描き、聖書に関する論考を残している。
 プルードンが単なる近代主義者ではないということは、キリストを単に否定するのではなく、その革命的人間像を民衆のもとに取り戻そうとしてしていたことからもうかがえる(プルードンは彼の集合力理論の発揮された実例を過去の歴史上にも認めていた)。
 そして、そのキリスト像に、どこかで聞き覚えがあると思ったら、イタリアの映画監督パゾリーニが「マタイ福音書」にもとづきキリストを描いた『奇跡の丘』のそれと重なるものだということに気がついた。  
 パゾリーニの自由間接話法などは、プルードンの相互主義と響きあうものであり、そのバフチンのポリフォニーにもつながる映画技法は、プルードンを参照してこそはじめて、マルクス主義及びコミュニズム内部における自己差異化として評価できるかも知れない。






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最終更新日  2004年08月31日 02時05分15秒
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