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関本洋司

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2004年09月01日
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カテゴリ:コラム
 フランチャイザーとフランチャイジー。
 これらの上下関係をどう脱構築(セブンイレブンの日米関係はまさにこれだった)するかが現在の日本で課題となっているようなので、以下、理想論を書きます。
 ジーとザーは本来ポジションチェンジ可能であり、僕にとって協同組合はそうしたトータルフットボール的なシステムを可能にする組織構造の代名詞です。
 例えば、同業種間でもデザインに優れた店主(A)とパソコン(ロジステックス開発)に優れた店主(B)、商品開発に優れた店主(C)はたがいに各分野に応じてジーとザーを入れ替えてもいいはずです。
 そして、(ひとり一票で)協同組合的に経営している店Dは、そのノウハウを他の店に公開しても言い訳です。
 この場合、看板というよりも純粋な同業種組合の基金を各店は共有することになり、その口座管理をEの店が担当してもいいでしょう。
 ちなみに、A~Eの間で市民通貨もしくはポイントがやりとりされることはもちろんあり得ます。
(そうでなければ資金不足解消及び営業の効率化につながらず、資本制経済のもとでの競争の際のプラスになりませんから。)
 ただ、話を元の木阿弥に戻すようですが、地域に拠点を持ち、その地域に多様性をもたらすような異業種間の協同が今もっとも求められていることを付け加えておきます。(『重力(1)』内藤裕治インタビュー参照。)
 各お店で働くフリーターも、地域における多様性が実現すれば、その雇用も安定すると思います。

P.S.
ナマケモノ倶楽部の辻信一さんが提唱した『スローカフェ宣言』↓はゆるやかですが、そうした可能性をもったものだと思います。最近、それはスロービジネススクールで培われた人脈により実質的意味を持ちはじめて来ました。
http://www.sloth.gr.jp/aboutus/csmanifesto/
csmanifesto.html







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最終更新日  2004年09月01日 18時06分11秒
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