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関本洋司のblog

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関本洋司

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2004年09月15日
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カテゴリ:コラム
 昔読んで印象に残った小説に、阿城という中国の作家(『子供達の王様』という映画の原作者)が書いた『樹王』という小説があって、文化大革命当時の自然破壊をあくまでファンタジックにですが、うまく伝えていました。
 無論、当時の中国の指導者も人民を幸福にしたいと思って、よく考えていたのだとは思いますが、そうした一方的な思いはかえって、自然を破壊してしまうという話でした。

 そこで大事になるのは「て~げ~」という感覚だと思います。
 沖縄では適当にやろう、と言う時の「適当」を「て~げ~」と言うそうです。
 て~げ~。
 この言葉は、人間が本来持っているはずの、自然とのバランス感覚を体の中に呼び覚ますような響きを持っています。

「て~げ~え~やっさ、て~げ~」(ネーネーズfirst-albumより)



付録:沖縄の言語における五母音から三母音への音韻変化
  aiueo → aiuiu
  コメ(米:kome) → クミ(kumi)
  ココロ(心:kokoro) → ククル(kukuru)






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最終更新日  2004年09月15日 00時05分41秒
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