9パンについて
先の日記にある9パンは、象徴的にではありますが、オルタナティブな平和産業と言えるでしょう。マクドナルドをボイコットしても新しい提案(むろん昔ながらの食生活でもよい)がなければ飢え死にしろと言っているようなものです。プルードンと同じく、僕は政治主義で平和(他者との調和)が実現できるとは思いません。自衛隊やアメリカの軍需産業は雇用問題であり、これは大変なライフスタイルの見直しを迫るものだと思います。 また、九条の会が重要なのは、それが組織構造としてアナーキズムの相互的連合を模索しているからです。以下、HPに採録された発足記者会見の模様より引用します。加藤周一「9条を護ろうという人たちの運動がいろいろとあり、小さな会もあれば大きな会もあるのですが、その人たちの横の運動がほとんどないのですね。たとえばどれぐらいの団体があってどれぐらいの人たちが活動をしているのか、推定どれぐらいの数なのかということもわからないのですね。そういう意味で、お互いの横の連絡、ネットワークを作りたい。そのためにできることをしたいというのが趣旨です。 さまざまな運動を統一することを目指しているのでは全くありません。従って全国的な組織を作ろうということなどは全く考えていません。相互連絡の手伝いというか、有効な連絡ができるようにするために、われわれにできることをしたいというのが趣旨です。」