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出会ってしまった！

それは午後１時くらいに私の身に突然おきた出来事でした。所用のため自分の車でお出かけしていた私は、いつもの如くのんびり運転中でした。車の中ではナビの代わりに、みのもんた氏の「お昼の例の番組」が流れ、「ちっ」などとちょっと失礼で申し訳ない事を思っていたのでした。その矢先、「三浦綾子さんの本のカバー絵でもおなじみ・・・云々」と言う言葉が。その時は、へぇ～、あの絵かぁ～ぐらいにしか思わず、何気なく画面を見ていました。まさかその後、運命の稲妻が！私の心に衝撃を与えるとも思わず。その画家は、相原求一朗さん。北海道の風景を３０年以上も書き続けた画家だそうです。恥ずかしながら、私、昨日まで存じ上げずにいました。ちっちゃな車のテレビで見ただけですが、構図と言い、色と言い、私の心にぐいぐい入ってくるのです。昨日は、北海道の風景画（人が描かれていない）ばかり紹介されていましたが、まるでそこに人が生活しているような温かな絵もありました。北海道の空気を感じるような凛としたたたずまいの絵です。あぁぁ～～～、本物を見たいぃ～～～。ちなみに現在、埼玉県で展覧会が開かれている模様。（ご出身が埼玉県なのだそうです。）北海道の相原求一朗美術館とデッサン館も、春にはまた開館するそうです。うぅぅ～～～、行きたいぃ～～～。願えば叶う。最近よくそう思います。一昨年、私はずっと恋い焦がれていた、小倉遊亀さんの「経」と言う日本画に会うことができました。最初の出会いはもう１０年以上も前に、絵が大好きな母のお友達から、「経」の絵葉書でお便りをいただきました。ちいさなポストカードでしたが、手にした瞬間からその絵のトリコになってしまったのです。なんともほのぼのした絵なのです。実物は一生見ることができないかも・・・とあきらめていたのですが、なんと一昨年の秋に、滋賀県立美術館で公開されました。もう、ぶっ飛んで行きましたよ！想像以上に大きな絵でやはり温かく、色の美しさと緻密な描写に感動したのでした。願えば叶う。その時から、そう思うようになりました。今回の出会いも、なぜかインスピレーションを感じます。この出会い、この気持ち、大事に温めてゆこうと思います。

ももいちご

立春とは名のみ、寒さが戻った一日でした。ボスが出張に出たので仕事もゆったりペース、おかげで早く終われ、大学の学習センターに寄って、来期の受講科目を決めるための調べ物をしてきました。１０日が締め切りなのでそろそろ決定して、登録用紙を郵送しなければなりません。調べ物と言っても簡単な事。図書館に、それぞれの科目で使用する教科書が置いてあるので、、取る予定の科目の、ある程度の難易度を確認してきたのです。ついていけそうなものにしないと大変だからねぇ～。思わず厚さの薄い教科書ばかりチェックしてました。とりあえず決定（決心と言うのかな？）。これでまた少しほっとしました。ところで、私が住む市の隣に、小さな小さな「村」があるのです。周囲は山ばっかりで、山のてっぺんに多くの家があったりするような所です。（夜行くと降る星に手が届きそうなくらい空気も澄んでいる所です。）で、ここ数年のあいだにその村に特産品ができて、なんでも巷で大人気なんだそうです。それは「苺」！！でもただの苺じゃありません。名前がとっても可愛くて、「ももいちご」と言います。桃のように、まあるい形をしていて、立派なものは普通の苺の２倍くらい、ものすご～～く大きな苺です。それと人気が跳ね上がる原因は、この「ももいちご」ってほとんど全部が京阪神へ出荷されて行くので、どんなに隣町でもなかなか手に入らないのです。わざとそう言う取り決めをしているのか、生産者が直接売りさばくのはもちろん駄目。県内の市場に卸しても駄目。唯一、その村の販売所で、限られた時に限られた数だけしか売っていないみたいです。時々デパートや大きなスーパーなどで見かけますが、どんなルートで入ったのか興味があります。で、その「ももいちご」。おととい偶然食べることができました。市内の珍しい食材を置いてあるお店に、輝きながら並んでいたそうです。小ぶり（普通の苺くらいの大きさ）だったので、ひょっとしたら京阪神へ行きそびれたのかもしれませんね。ものすごく甘くて美味しかったです。ちなみに、「ももいちご大福」なるものも、地元の和菓子屋さんが販売中。実は数年前、友達と密かに「ももいちご大福」を作って売ろうと、ベンチャー企業育成企画だけはあったのですが、とろとろしてる間に先を越されてしまいました。あ～あ。女性企業家になりそこねちゃった。。。それにしてもこの「ももいちご大福」、女性の手の握りこぶしくらいあるんじゃないのかな？機会があったら写真撮してきますね。最近は季節感がないけれど、私が野山を駆け回っていた子どもの頃は、ぽかぽかした陽気の頃に、石垣のところに実った苺を摘んで食べた記憶があります。すごく濃厚な甘い苺だった記憶が・・・。匂いまで思い出してしまうような感じです。これぞ「春」の記憶。甘酸っぱい苺を噛むと、幼い頃を思い出すのでした。

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