ようこの部屋

会社では毎年春に、部下から上司への評価がオンラインで行われる。25問くらい質問があるのだが、最初の5問か6問が上司の業績評価に結びつく。たとえば、上司の部下への態度がフェアかどうか、とか部下の指導をきちっとやるか、とか。
去年うちの上司は評価がかなり悪かったので、ボーナスも低かったし、かなりショックだったみたい。だから、最初のうちは結構指摘された点を改善するようがんばってたけど、彼の場合なかなか続かない。だから、今回もそんなに高い点はあげれないし、あげないつもり。
しかし、評価後、チームミーティングで上司にみんなでフィードバックをあげないといけない。私の所属のチームは人数も少ないので、ここで、誰がどんな評価をしたかは、大体分かってしまう。だから、あまりひどい点はつけないほうが自分の将来のためにも無難。それでも、今年も点数が悪くなりそうな要素はいっぱいあるので、上司はどきどきしてるみたい。
なぜかというと、いつもは仲の良くない同僚と上司がなんとＣＤ交換しあってるのを目撃したから。一見とても仲がよさそうに見える。嫌ってるこの人にまで、親切にして、点を上げようというのか！！去年は評価の1ヶ月前に忙しいのに上司の自宅でチームミーティングを行い、手作りの料理でもてなされた。ありがたいけど、これって賄賂だなっていうのがみえみえ。それでも点数はあがらなかったけど。
私にも最近やたら親切だ。今の仕事は予算の作成なんだけど、今週の金曜日が締め切りだったのが、急に来週の水曜に延ばしてくれた。今だけ親切なんだろうな、と思うけど、人間親切にされると、あまりひどい点はあげれないような気がしてくるので不思議だ。
この親切作戦に惑わされないよう、上司の悪い点を書き付けた手帳をもう一度じっくり読んで、正しい評価をしようっと。でもしこりを残さない程度の悪さの評価を与えるって難しい。わたしも彼の政治的策略をみならってちょっと考えよう・・・