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ロングコートチワワ、よもぎ(♂)とつくし(♀)との、ほのぼの日記です。
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さて、この半月ほどに読んだ本です まずは、前回の本日記にもちょこっと書いたのですが、 有川浩さんの、この2冊。 ■海の底 有川浩 ■空の中 有川浩 最初に、この2冊のスピンオフが3話も載っている、「クジラの彼」を読んじゃって。 で、後から本編であるこの2冊を読んだんです。 なので、この2冊がこんなにもSFチックだとは知らなくて 「クジラの彼」では、冬原君に好感を持ったので、まずは「海の底」から読みました。 “レガリス”はありえない!という感じだし、読んでいて画が浮かぶんですが、 あまりの非現実さに、正直ついていけない部分もあり・・・ でも、それ以外については、いいですねー 冬原君と夏木君、そして望ちゃんの関係性とか、良かったです 圭介君にはイチイチ頭にきましたが、ほんの少し理解も出来るし。 他のちびっ子たちもいい味出してるしね~ そして、その後、あまり期待せずに「空の中」を。 あのね、私はこっちのほうが断然好きです 高巳と光稀、瞬と佳江という、2組の関係がとっても気になるし、 何となく、ありえない設定であれば、こちらの方が色々気になります。 感情を持ったフェイクもカワイイし、白鯨も、そんじょそこらの人間よりも すごく正しい考え方を持ってるし。人間が、ドキッとするようなこと言いますよね。 そして、何よりも宮じいが最高ですね。宮じいと佳江の土佐弁もぐっと来ました。 同じありえない設定なら絶対こっちが好きだなぁ 最後のほう、かなりウルウルしました。電車では注意、です で、順番がかなりめちゃくちゃなんですが、この2冊って、もう1冊を足して、 有川さんの「自衛隊三部作」なんですね・・・しかも、もう1冊が最初の1冊なんですね。 あはは、私って全く逆 最初にスピンオフ読んで、三部作を逆から読んでるみたいです。 ということで、あまり気にせず、「塩の街」は図書館の予約を入れました それにしても、有川さんの書く男性って、つくづく素敵 チョット強引なのに、ものすごく気遣いできる。そして、素直 他の本もそうなのかなー それから、この本 ■少女 湊かなえ これは、「告白」後の書き下ろし第一作目の小説です。 湊さんの本って、すごく読みやすくて、私は好きです。 内容は爽やかなものではなく、人間の暗い部分がたっぷり書かれているし、 “因果応報”がテーマのため、いろんな人の人生が交錯しています。 考えることも多々ありますが、さらっと読める本ではありますね 湊さんの書く子ども(高校生は微妙な歳だけど)ってのは、 “現代の子どもの黒さ”があって、それがものすごく怖かったり、 危うかったりしますよね 同じ子どものことを書くのでも、重松清さんが書くと、 “昔ながらの子どもの黒さ”って感じで、成長過程に通るよねー!と感じたり。 だけど、この「少女」は、“昔ながらの・・・”という部分も持ちあわせてますね。 由紀と敦子の関係については、最終的にはいい方向でしたが、 最後の部分は・・・かなり“因果応報”が効いてますね 爽やかさには欠けますが、やっぱり私は、湊さんの小説は好きですね。 著書が少ない割にすごく有名な方なので、どの本もかなりの順番待ちなんです。 「往復書簡」「花の鎖」「夜行観覧車」を予約していますが、 3冊合計の予約順は・・・なんと1,617番目です(笑) 湊さんの本だと、蔵書冊数が区内で30冊くらい?とか、かなり多いので、 思っているよりも早く人数は減って行きますが、たぶん数ヶ月は掛かるんでしょう それでも、ほかにもまだまだ読みたい本はあるので、気長に待とうと思います そして、こちら。 ■ブランケット・キャッツ 重松清 いやいや~。小休止です。 SFっぽいのを2冊、そして湊さん。ハードでした(笑) ということで、重松さんのほんわか本を読みました とはいえ、これまたなかなか、考えさせられる本でした。 ブランケット・キャッツとは、2泊3日でレンタルされる猫ちゃんたちを 取りまく人たちの人生のお話。短編集です。 使い慣れた毛布と一緒に貸し出されるので“ブランケット・キャッツ”です 一言で言うと、私は、好きですね。 重松さんの本、たくさん読んでいる方には物足りない、とか、 どっかで読んだこの物語、と言う感じを受けるかもしれないんですが、 私的には、子どもの話が多い重松さんの本の中では、 チョット違うこの本は、かなり好きです。 ちなみにこの本は、私が読んだ重松さん作品、7冊目です。 一番良かったのは、「身代わりのブランケット・キャッツ」ですね。 おばあちゃんを取り巻く家族の、それぞれの思いもぐっと来るし、 長野さんもいいな、と思ってしまった。 そしておばあちゃんと身代わりのロンロン。 これはホント、号泣です わんこ物と違って、この話、猫ちゃんはそこまで人間には介入しないんですよね。 それがまた、いい感じなんです。 結果として、猫ちゃんに関わる方たちのこれからの人生が図らずとも 変化していくのが、なかなかいいなぁと思ったり。 色々考えることが多い本でした。 そして今日から、やっと「白夜行」を読み始めてます。 ものすごく分厚くて、読み応えがありそうですが、 最初から、なかなか面白いです。 ■ポイントで募金■ ■楽天の募金 ※楽天ポイントでの募金です。 50ポイント以上から、1ポイント単位でできます! 5月末まで受け付けています。 ■Yahoo!基金 ※Yahoo!ポイントでの募金です。 1ポイントからできます! ブログランキングに参加しています 皆様のクリック、とても励みになってます いつも、ありがとうございます ただいま、56位です。 引き続き、応援宜しくお願いしまーす にほんブログ村
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