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ロングコートチワワ、よもぎ(♂)とつくし(♀)との、ほのぼの日記です。
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読書日記です 今回の2冊、すごく良かったです まずは、こちら ■光媒の花 道尾秀介 図書館で借りました。 この本、おもしろいですねーーー。 今まで読んだ道尾さんの小説の中で、私は一番好きです。 ちなみに、今まで読んだのは、こちら。 ソロモンの犬 片眼の猿 向日葵の咲かない夏 ラットマン シャドウ WHO'S THE SHADOW カラスの親指 月と蟹 この小説が短編集だということを、読むまで知らなくて。 最初の1話を読み終えたとき、どうなっていくのだろうと読み進めると、 まったく別の話が始まっていてビックリ。 でも、ほんの少しずつ、交差しているんですね。 実際の自分の生活でも、少しずつ交わり、だけどそれぞれの人生が全く別に 動いているのと同じように。 全6話で構成されています。 前半の3話には、暗く、切なさも強く感じますが、後の3話は比較的明るくて。 読後感は悪くないです。 きゅ~っと切なくなるけど、でもいいんです ・隠れ鬼 認知症の母親と、世話をする息子の話。 少年だった頃のことを思い出す。 とても衝撃的でしたが、この小説にグッと引き込まれた始まり方でした。 ・虫送り 小学生の兄と妹の話。 これはホント、怒りを感じます ・冬の蝶 現在ホームレスの男の、中学時代の話。 サチは子供だけど、無理やり自分の置かれた状況を 受け入れようとしている姿が悲しい ・春の蝶 一人暮らしのおじいさんと、そこに出戻りしたワガママ娘と傷ついた孫の話。 色々大変だっただろうけど、なんだかんだ言って、お父さんって優しいな、と。 前の話のことも、ここからちょくちょく、いい感じに出てきます。 ・風媒花 姉と弟、ふたりの母親の話。 難しいですね、一度こじれたものって。 でも、いつからでもやり直せるって思います。 おねーちゃん、カッコイイです ・遠い光 女性教師と、担当クラスにいる、複雑な家庭環境の女の子の話。 本当に少しずつ、先生に心を開く少女が可愛らしい。 途中、前半の暗い話の登場人物たちの“その後”が、いい形で分かったりして嬉しい。 特に子供たちがすごく素直に育っていて嬉しかった。 ここで最初の話の印章店が出てくるのが巧いな~ 道尾さんの小説って、言葉の使い方がとても高貴で、ドラマティックで、 こう、その情景とか、物語の世界に浸れる感じですね。 やっぱり、ミスリードがあるような“どんでん”があるような小説よりも、 こういうのが好きみたいです。 道尾さんって、読むたびにまったく違う感じを受けたりするので、 どの小説が自分好みなのか分かりません。 でも、もっともっと読んでみたいなー そして、こちら ■サヴァイヴ 近藤史恵 出てたんですね!知らなかった 私の大大大好きな小説、「サクリファイス」「エデン」の続編。 ■サクリファイス(文庫) ■エデン こちらは、図書館の検索で本の題名を見て、すぐに続編と気付き、 ものすごく動揺して叫びそうになり(笑)図書館で予約を入れたり、 内容を調べたりする前に、すぐにネットで買っちゃいました あまりに好きなシリーズ過ぎて、すぐに読み始めることが出来ずに少し保管(笑) 「読んじゃったら終わっちゃうからもったいない」と言ったらよもパパに笑われた。 「普通、すぐにでも読みたいんじゃないの?」って。 違うんですよ。例えば、すごくおいしくて、でもなかなか食べられないような、 真空パックで冷凍の生ハム(賞味期限は長い。いつでもおいしく食べられる)を もらったら、皆様はすぐにその夜に食べますか? わたしだったら、ふさわしい時に食べたい。例えば、週末の夜とか 満を辞して食べたい!って思いませんか? それと同じなんです。こう、読めるときにざーっと読みたい、みたいな。 で、読みました。出張のとき 内容確認せずに買っちゃったので、短編集であることも、アンソロジーの 「ストーリーセラー」の1~3に納められ、すでに私が読んでいる、スピンオフ3話が この本の半分を占めているということも、読むまで全然知らなかったんです。 それでも、もう一度読む意味でも面白いし、なかなか楽しめました。 ただ、続いていない分、統一感も無いし、これを最初に読んじゃった人は、 バラバラの話って感じがして、あまり面白く無いんじゃないかと。無駄な心配 「サクリファイス」「エデン」「サヴァイヴ」の順で読むことをオススメします。 私は本当にこの小説が好きで、すべて買って持っているのですが、 最初からもう一度読み直したいなぁと思いました。 そして、ぜひ続編も書いていただきたい 自転車のロードレースって全然分からないし、観たいとも思わなかったのですが、 この小説に出会ってから、とても興味があります。 簡単にロードレースのことが分かる本があったら読みたいなぁと思ってしまいます。 どなたか、ご存じないでしょうか・・・? それと、近藤さんの小説、この3冊以外に読んだのはこちらなんですが。 アンハッピードッグズ ふたつめの月 賢者はベンチで思索する どれも全然違う人が書いたみたいなんですよね。 下の2冊はシリーズで、ほんわかした雰囲気で可愛らしかったりもしますが、 アンハッピードッグズは、なんだろ、脱力系恋愛小説って感じだし、(悪くは無い) サクリファイスのようなキレのある、媚の無い、吹っ切れた感じではないんですよね。 ということで、もう少し近藤さんのことを知りたいので、また別の本、読んでみます ■おまけ 今週1泊2日で関西方面へ出張でした めちゃくちゃ疲れちゃったんですが、夜遅く帰宅すると、 よもつくが、いつもの何倍も喜んでくれました。 前日は、あまりよく眠れなかったみたいですね。 よもぎもつくしも分かりやすくて、たった1日居なかっただけなのに、 普段の何倍もまとわりついたり、甘えてくる姿は本当にカワイイ 素直な愛情表現を見ていると、とても疲れが癒されます ブログランキングに参加しています 皆様のクリック、とても励みになってます いつも、ありがとうございます ただいま、56位です。 引き続き、応援宜しくお願いしまーす にほんブログ村
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