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2011.10.07
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カテゴリ:本のはなし

読書日記ですノート

有川浩さんの図書館シリーズ6冊、読了しましたノート

本編4冊と別冊2冊で合計6冊のシリーズ。

昨年秋から急に始めた私の読書。

ちょうど1年くらいで、この本(別冊2)が、ジャスト100冊目。
記念すべき100冊目がお気に入りの有川さんの本で、なんだか嬉しいですスマイル

      
■図書館戦争   ■図書館内乱   ■図書館危機   ■図書館革命

      
■別冊図書館戦争(1)    ■別冊図書館戦争(2)


順番としては、「図書館戦争」「図書館内乱」「図書館危機」「図書館革命」、
「別冊1」「別冊2」という順番。

本編4冊は、図書隊を巡る話。
別冊2冊は、激甘恋愛小説って感じピンクハート

前回の日記の繰り返しになりますが、ストーリーとしてはこんな感じ下矢印

中心メンバーは、20代前半~後半。
新卒で入隊した3人、笠原郁、柴崎、手塚は22歳。
そして、直属の上司である上官の堂上、小牧が27歳。
みんながみんな、個性があってキャラが立ってるグッド

物語の舞台は、近未来の日本、西暦2019年(正化31年)。
「メディア良化法」という法律が施行。
これは、ふさわしくない表現がある本を取り締まることができる法律。
(ただしあまりにも偏っており、独断的。)

そのための検閲が、日々全国で“メディア良化委員会と良化隊”によって
日常的に行われており、検閲に際しては武力行使さえ許されている。
その検閲から本を守るための組織「図書隊」の奮闘と、
隊員である主人公の恋愛の行方を描く。

本は狩られ、不適当となった本は、廃刊となる。
よって出版社もその分を乗せておかなければならず、
結果、本は高価に。人々が本を簡単に買えない世界。

その「良化特務機関(メディア良化隊)」の言論弾圧に唯一対抗できる存在が図書館。
かくして図書館は表現の自由を守るために武装し、
良化特務機関との永きに渡る抗争に突入することになる。

●笠原郁
図書隊、特殊部隊の一員。
熱血で、ピュアで、向こう見ず。見ていられないほどまっすぐで、泣き虫涙ぽろり
お勉強は苦手だが、実技には秀でている。
5年前、高校生のとき、発売をものすごく楽しみにしていた本を、
良化機関員の検閲で奪われそうになった際、正義の味方のように救ってくれた
図書隊員に憧れ、“王子様”と崇め、図書隊員を志す上向き矢印

●柴崎麻子
華奢でかなりの美人。図書隊ではなく、業務部に属する。
情報通で、外見とは裏腹に勝気で容赦のない、キツイ性格。
華やかなようで実は孤独で、人付き合いはうまくない。
郁のルームメイトで、親友四つ葉

●手塚光
郁の同期、同隊員。
優等生タイプ。同期では全てにおいてトップだった。
かたくなで自分以外の同世代の能力を認めたがらない性格だったが、
少しずつ変わっていく。

●堂上篤
27歳、笠原と手塚の直属の上官。
図書隊ではエリートコースだが、以前は郁同様、思うよりも先に、
行動してしまうタイプだった。
その反省もあり、今では正論を重視し、理性的なためカタブツっぽくも感じる。

●小牧幹久
常に正論を貫く。堂上と比べとてもソフトで接しやすい上官。
正論を貫くのには理由があり、そこがまたいい話。
温和な人柄で、笑い上戸。能力はやはりとても高い。


有川さんお得意の軍隊系あり、ベタ甘恋愛あり。
これがまた、可愛らしいし、思わず笑ってしまう。
漫画化されたり、アニメ化もされてるのも分かるなー。
小中学生から、全然読める内容ですねスマイル

図書隊と良化委員会の抗争がこの本の大きな柱だけど、
その中に恋愛あり、友情あり、家族の問題あり、自分自身との戦いあり、
色々詰まっていてこれがまた本当に面白い。
それぞれの刊にスピンオフが載っていたりして、楽しいし。

ちょっとライトノベル色が強い気もしますが、
やっぱり気軽に読める有川さんの本って楽しいです!

この本を読了して、有川さんの本は合計18冊読みました。

●自衛隊三部作
『塩の街』
『空の中』
『海の底』

『クジラの彼』
『ラブコメ今昔』

●図書館戦争シリーズ
『図書館戦争』
『図書館内乱』
『図書館危機』
『図書館革命』

『別冊 図書館戦争I』
『別冊 図書館戦争II』

『レインツリーの国』

●シアター!シリーズ
『シアター!』
『シアター!2』

●その他
『阪急電車』
『植物図鑑』
『フリーター、家を買う。』
『ストーリー・セラー』

で、出ている本で読んでないのは残り4冊。
すでにどの本もアクションを起こしてます。
楽しみー上向き矢印

『有川浩脚本集 もう一つのシアター!』・・・図書館予約中。もうチョット。
『三匹のおっさん』・・・図書館から貸し出し中。
『キケン』・・・図書館予約中。まだ時間がかかりそう。
『県庁おもてなし課』・・・購入、手元に到着済み。

新しい本も書いて欲しいなウィンク
有川さんを読破した後は、近藤史恵さんに向かいます。

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最終更新日  2011.10.07 22:12:34
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