[陶磁器の画像]の記事一覧 | 陶磁器探訪　「セト・ノベルティ」を探す旅

白磁上絵付犬筥

iichiにて販売しておりました白磁上絵付犬筥について、多くの方から再販依頼の連絡をいただいております。誠にありがとうございます。今、iichiのギャラリーに掲載されている犬筥の製造は終了致しました。申し訳ありませんが再販の予定はありません。ただ今、新製品の製造中です。サイズはほぼ同じで絵付けも素地もグレードを上げました。 iichi グレードを上げた分、価格は1万円前後の予定になります。ただ、体調不良とケガのため製造が頓挫しております。ひな祭りには間に合いません。ご理解よろしくお願いします。申し訳ありませんが、完成まで今しばらくお待ち下さい。

2021.01.17

金星への旅

今日はあ、昨日です。久しぶりに金星ヘ。恵三さん。中学校の同級生が営む居酒屋です。金星への旅いつもありがとうございます。ごちそうさまでした。

2019.07.26

日付の不思議　その3

もう3週間以上たってしまいました。5月1日。その日実はじ〜としていました。日付の不思議　その2日付の不思議iichi何事もなく過ごすことができました。感謝。

2019.05.24

白磁上絵付犬筥

ずいぶん昔、愛知県瀬戸市の図書館で何を調べてたのかな? ふと目に入った星占いの分厚い本。私の誕生日は22日。その星占いの本ではこの22という数字がペアを意味するそうです。ペアとか1対とか・・だからってことではないのですが、白磁上絵付犬筥。今、進めてる新商品の試作です。白磁上絵付犬筥絵付けがいまいち。あと少しでサンプル完成なんだけど、これからが長い。安産祈願婚礼のお祝いノリタケ置物蓋物犬筥（いぬばこ）

2019.05.02

陶磁器製のデコイ

この写真のカモのデコイは、もう10年以上前にこのブログで紹介したものです。インスタグラムに載せるために、写真を撮り直しました。私がサンプルを描いて、日本で製造販売されたセトノベルティです。田舎に行くと、田んぼにサギやこのカモ、また違う種類のカモが餌をついばんているシーンをよく見ます。そんな光景を見てつくづく田舎っていいなぁって思うのですが、現在の田んぼは、ほとんどが化成肥料に農薬がセットで使われています。聞いた話しなのですが、この農薬を使った田んぼのカエルを、サギやカモが食べる。ところがサギやカモ達はしばらくしてそのカエルにお腹の中で拒否反応をし吐き出すそうです。だからまさかこんなところにカエルっていないよね? ってところに死骸がある。周りになんの水場がないカラカラに乾いた道路だったり、家の屋根の上だったり。だけど疑問はある。鳥は吐き出すけどカエルは大丈夫なの? でもカエルは農薬を散布したその日にでも、ちゃんと田んぼで泳いでる。私は見たことはないのですが、尾っぽが2本あるオタマジャクシ。後ろ足が4本あるカエル。何が原因だろうか？商品を載せました。是非クリックして見に行ってください。 🔻🔻 家族の絆を結ぶ 🔻🔻 creema

2018.06.22

花カゴを持つ少年　修理終わりました

可愛い、花カゴを持つ少年、修理終わりました。この人形の顔は、私も描いたことがあリます。記憶が正しければ、この品物は８０年代にアメリカのエネスコっていう会社の、日本で作ったサンプルじゃないかな? もちろん、この人形は私が描いたサンプルではありません。当時、エネスコは日本の商社とメーカーを通してサンプルを依頼していたようです。私もエネスコのサンプルを描きましたが、鳥のオーナメントがほとんど。だけど人形も少しだけ。サンプルだけでした。製造はほとんどが台湾とか中国とかタイかな? ８０年代になると、円高が進んで日本での製造がどんどん減っていきました。私の商品の販売サイトです。クリックして見に行ってください。 🔻🔻🔻 工房マツモト　ショップ幸運を運ぶウサギ　　　　　　　

2018.05.10

花カゴを持つ少年

またまた瀬戸ノベルティがやってきました。可愛い、花のカゴを持った少年のフィギュアです。うれしいです。高さが約１１センチ。磁器でビスクに上絵付け。残念なことに右手の人差し指が折れてなくなっています。この人形は、この指を復元させるために預かりました。このサイズの人形で、手のひらから指一本はなれているのはあまりないと思います。それは指一本はなれているだけで、型数が増えたり仕上げに手間がかかりコストが上がってしまいます。メーカーさん、また職人さんの心意気が伝わります。バイヤーもメーカーも不明です。たぶん８０年代の製造じゃないかな？素地や絵付けの感じから、ひょっとしたらサンプルかも知れません。預かっている間に調べてみましょう。私の商品の販売サイトです。クリックして見に行ってください。 🔻🔻🔻 家族の絆を結ぶ幸運を運ぶウサギ　　　　　　　

2018.05.07

レースドール　修理終わりました

レースドールの修理、終わりました。レース部分も油の汚れがまったくなく、簡単にきれいになりました。いつも清潔にされていたのでしょうね。大事にされていたのが分かります。私は修理屋さんではありませんが、信用して預けていただけるので、ありがたいです。工房マツモトの販売サイトです。クリックお願いします。 🔻🔻🔻 家族の絆を結ぶ幸運を運ぶウサギの置物　　　　　　　

2018.05.03

レースドール

久しぶりに、瀬戸ノベルティが私の仕事場にやってきました。立派なレースドールです。右の女性の手が折れてしまってます。その修理のためにやってきました。女性の胸元、袖口、ドレス。男性の首元、袖口。このノベルティのレースは、布地のレースに土をしみ込ませ、生素地の人形にそのレースでフリルを作りながら仕上げます。焼成することで布はなくなり、しみ込ませた土はフリルの形で残ります。大変、緻密な作業です。細かい彫刻、またレースの部分にホコリがたまっています。修理する前にまずはきれいにしてあげましょう。私の商品の販売サイトです。クリックして見に行ってください。 🔻🔻🔻 家族の絆を結ぶ幸運を運ぶウサギの置物

2018.05.01

ママレード

オーガニックの甘夏がたくさん手に入ったので、ママレードを作ってみました。しかし手間がかかります。作り始めてからちょっと後悔。でも出来上がるとうれしい。大き目のジャムの瓶、４個。少し柔らかくなってしまいましたが、ちゃんとママレード。作品を載せました。見に行ってください。ちぎり絵プレート　チェック creema インスタグラム　　　　　　　

2018.02.18

陶磁器の絵付け技術　「転写」

焼き物の上絵付けの技術のなかに、「転写」というものがあります。上絵の具で紙に印刷された絵柄を、焼き物に写しかえて焼き上げることから、「転写」といわれています。陶磁器の上絵付けの場合、主にシルク印刷という方法で転写は作られます。出来上がった印刷物は紙に印刷されるので、「転写紙」と呼んでいます。この転写の技術が発達したことで、以前に手描きで描かれていた品物が、均一の品質でしかもコストを大幅に下げることができました。またデザインの面でも、手描きではありえなかった絵柄が可能になり、多様な品物ができるようになりました。この写真は私が自作した転写紙を使用して作られています。ある日の朝食です。（笑）私の品物は手描きが主なので、印刷された転写紙は今のところは使っていません。だけど転写の技術は、貼り絵のようで面白いです。そして、まだ可能性があると思います。いろいろ考えるてるときが、すごく楽しいです。品物を載せました。見に行ってください。白磁上絵付犬筥

2018.02.07

陶磁器上絵付けの顔料　「ライラック」

陶磁器の上絵の具には独特なネーミングがされているものがあります。マロンってネットで調べてみると、マロンカラーは栗色なんですね。だけど上絵の具では、ワインレッドのことをいいます。また、上絵の具には日本画に使われる岩絵具と同じネーミングの色もあります。今回は「ライラック」です。前回のマロンは含金絵の具です。その他、含金絵の具にこの紫色があります。この紫色の絵の具のことを、「ライラック」といいます。ライラックをネットで調べてみると、きれいな紫色のライラックの花がずらっとでてきます。妥当なネーミングかな。紫色のバラの花。マロンレッドのようなあでやかさはないのですが、素敵な色です。またマロンに比べて値段はお値打ちなんです。金の量が少ないんでしょうね。そして含金絵の具ではあるのですが、絵の具の性質は、マロンに比べてどろっとしています。けっして塗りやすい絵の具とはいえません。絵にしてしまえば、紫のバラも青のバラも描けます。だけど私の場合、本物を超える「絵」にはなっていません。まだまだ修行が足らないようです。商品を載せました。見に行ってください。白磁上絵付犬筥インスタグラム　　　　　　　　　　　　　　

2018.01.30

大根の葉っぱ

皆さんは大根の葉っぱを食べたことありますか? 大手のスーパーに行くと、葉っぱ付で販売されていてもたいていゴミ袋に捨ててある。またまた絵手紙です。愛知県みよし市のイオンの趣味の展示です。「太く大きく」この絵は「カブ」ではなくて、大根だと思います。大根はスライスして塩と鷹の爪でお漬物にしてください。甘酢漬けもいいですね。この大根だと少しピンク色に染まって美味しそう。葉っぱは同じくお漬物にするか､サラダ油で炒めてタマゴとじにすると美味しいです。今は葉大根って、葉っぱを食べる白い部分の小さな大根も売っていますが、普通の大根の葉っぱも、ちゃんと食べられるんです。栄養価も高いそうです。昔の大根の葉っぱは、説明は難しいですが独特のくせのある香りがありました。最近の大根はくせがありません。あっさりして食べやすい。昔の大根の味がなつかしい。でも、いつから大根の葉っぱを捨ててしまうようになったのでしょうか? 商品を載せました。見に行ってください。 iichi 白磁上絵付犬筥インスタグラム　　　　　　　

2018.01.24

ガマン、ガマン

愛知県みよし市のイオンの２階で、趣味の「絵手紙」展が催されていました。そのなかの１枚。さっと描かれた絵に、ほんの短い文章。説明ではないんですね。心境なんでしょうね。人によって感じかたは違うでしょう。違って当たりなんでしょうね。「ガマン、ガマン」今日は奥さんと帰国中の娘とで、ご飯を食べに行きました。写真を撮る前にずいぶん食べちゃった。・・・・・・・・ iichi インスタグラム

2018.01.17

陶磁器上絵付けの顔料

陶磁器の上絵の具は顔料にフラッキスという溶剤が混ぜられて、焼成されてそのフラッキスが溶けることで、素地に融着すると前述しました。その顔料なんですが、顔料によって比重が違います。例えば上絵の具のワインレッドなどは金が含まれています。金は比重が重く、塗りやすいんです。含金率が高いほど絵の具が重たく、塗りやすくなります。一概には言えませんが、フラッキスでも、鉛が多く混ざってるフラッキスを含んだ絵の具も、塗りやすいです。鉛も比重が重い金属です。逆に比重の軽い顔料やフラッキスの含まれた絵の具は塗りにくいです。例えば耐酸絵の具や無鉛絵の具などは、鉛の含有料が少ない、あるいは含まれていないため、変な表現ですが、無鉛絵の具なんかは「フカフカ」で非常に塗りにくい。また「塗りやすさ」は比重が重ければ塗りやすいとは限りません。顔料によって、「サラッ」としていたり、「ザラザラ」していたり、変な表現ですが、「ボテッ」としていたり。顔料によっていろいろ性格が違うんです。これは水彩絵の具でも言えることだと思います。しかし私の場合、水彩絵の具は水で薄くのばして塗るので、ほとんど分かりません。私の場合その顔料の性格を、例えば塗りやすくするために絵の具の調合をする場合もあります。調合は新たな色を作るのが目的です。だけど、例えば「ボテッ」とした絵の具に、サラッとした絵の具を混色することで、ボデ感を少なくしてみたり、「フカフカ」の軽い絵の具に重たい絵の具を混ぜてみたり。しかし上絵の具の場合、焼くという科学反応を経てから品物なるため、調合には厳格なルールがあります。 iichi インスタグラム　　　　　　　

2018.01.12

陶磁器上絵付け　「フラッキス」

陶磁器用の上絵の具は、顔料（色素）にフラッキス（溶剤）を混ぜ、焼成することにより、フラッキスが溶けて、顔料とともにベースになる焼き物の素地（きじ）に融着します。日本画などを描くため、岩絵具をニカワで溶きます。絵の具（顔料）がニカワ（のり、溶剤）によって紙や布に定着します。フラッキスはニカワと同じで、のりの様なものと思ってもいいかも知れません。フラッキスの原料は、硼珪酸鉛ガラスというものが長く使われてきました。字のとおり鉛が含まれています。鉛を混入することで溶剤の融点を低くすることができました。しかし焼成後でも鉛は昇華しきれず､絵付けされた絵の具の中に残ってしまいます。鉛は毒ですね。「食品衛生法溶出基準」というものがあるそうです。その基準に適合しないと商品として販売することができません。過去に絵付けされたもので、私は被害を聞いたことはありませんが、鉛の溶出がかなりあるものがあるそうです。また、上絵の具にはカドミウムやセレンを使用しているものもあります。どちらも毒性の高いものです。そこで現在では、耐酸絵の具（フラッキス）、また、無鉛絵の具（フラッキス）などが開発されています。商品を載せました。見に行ってください。iichiインスタグラム　　　　　　　

2017.12.20

陶磁器上絵付け　「絵の具」

陶磁器の上絵付けに使用する絵の具について質問がありました。これはずいぶん前にも書いた記憶があります。上手な説明はできませんが、少しだけ簡単に。陶磁器上絵付けに使う絵の具の原料は、多くは鉱物から採れる金属酸化物が多いです。例えば赤は鉄。青はコバルト。緑はクロムなどなど。それは顔料と言われます。その顔料に、焼成するとガラスのように溶けるフラッキスというものを規定料混ぜます。顔料もフラッキスも陶磁器の場合、ほとんどが粉末で、その粉末を膠やバルサン、また「ふのり」などで溶いて絵付けされます。絵付けをして、焼くとそのフラッキスが溶けて、顔料とともに素地に定着します。きらびやかな上絵付けの商品の完成です。簡単すぎるかな? 商品を載せました。見に行ってください。 iichi インスタグラム次はフラッキスについて書いてみたいと思います。

2017.12.16

陶磁器製造の話　「酸化炎と還元炎」

ライターに火をつけると、オレンジ色の炎が燃えます。これは、ライターのガスが、熱によって周りの酸素（空気）と反応をして炎がたちます。この炎を酸化炎といいます。近年の焼き物の窯の燃料は、電気や薪などいろいろありますが、ガスを燃料とした窯もかなり多くあります。ここでは、ガスを燃料とした窯で書かさせていただきます。焼き物の場合、ある程度密閉された箱の中で、ガスをバーナーで燃やします。燃料であるガスが燃えるために必要な酸素は、窯の箱のバーナー付近に作られた空気の取り入れ口から供給された後、ガスと反応して炎になり、煙突から余分な熱と二酸化炭素が排出されます。この時に煙突がオープンになっていて、空気（酸素）がいっぱい取り入れられている炎と窯の状態を、酸化炎焼成といいます。逆に煙突をある程度閉めて（完全には閉めません）、窯の中に空気が入りにくくなっている炎と窯の状態を、還元炎焼成といいます。還元炎は、炎が「酸素が欲しいよ」って窯の外に飛び出します。テレビなどで、まきで焼かれる窯を見たことはありませんか？まきを焚口からいっぱいくべると、窯の横から大きな炎が出ている迫力あるシーン。あの状態が還元炎焼成の状態なのです。主に酸化炎では、多くは陶器が焼かれます。酸化炎で焼かれる陶器は、色が豊富で温かみのある焼き物が多いです。そして還元炎では、多くは磁器が焼かれます。磁器は硬く白い焼き物が多いです。私の品物はすべてが磁器に上絵付けを施します。写真はもう２０年近く前、瀬戸の陶芸教室で作ったちょっと小ぶりな湯のみ。私の二人の娘作です。お気に入りです。向かって左が、上の娘作の「青白磁」。右が下の娘作の「黄瀬戸」。「青白磁」は還元炎、「黄瀬戸」酸化炎で焼成されます。辰砂商品を載せました。見に行ってください。 iichi インスタグラム　　　　　　　

2017.12.13

ピンクの湯呑み

ピンクの湯呑みです。私のもとには二客だけですがやってきました。竹の柄が白抜きされていて、ピンクラスターが全体に塗られています。ラスター彩赤チンです。（笑）そのピンクラスターの上にハンコで竹の葉が、金で絵付けされています。日本陶器の裏印があります。裏印も転写ではなくハンコで押されてます。日本陶器とは現在のノリタケです。何十年か前まで、ノリタケは日本陶器と名乗っていた時期があったそうです。そうそう、日本陶器と名乗ってた時期の商品がオールドノリタケです。とするとこれはオールドノリタケかも知れませんね。抜粋《オールドノリタケ》～オールドノリタケの定義～オールドノリタケ（英語圏での一般的な表記は “ EARLY NORITAKE ” ）とは、その年代をはっきりと限定することはできませんが、１８００年代の末から第二次世界大戦前後頃まで、ノリタケカンパニーの前身である森村組と日本陶器で作られ主にアメリカへ輸出された装飾品（花瓶、壷、陶製人形、置物、陶製化粧セットなど）とテーブルウェア・ディナーウェアの総称です。　どうやらオールドノリタケではありません。商品を載せました。見に行ってください。 iichi

2017.11.05

干支の置物

ようやく来年の干支、犬が出来上がりました。タイトルは「白磁上絵付干支　犬」写真では分かりにくいのですが、首の赤は、オリエンタルレッド。その上に黄色とピンクがのせてあります。今年の鳥の干支とボリュームを同じにしてあります。１２年続くように頑張らなくてはいけません。楽しそうです。商品を載せました。見に行ってください。 https://www.iichi.com/mobile/listing/item/1275863

2017.10.29

辰砂

タイトルは「しんしゃ」と読みます。鉱物に同じ「辰砂」というものがありますが、ここでは陶磁器の釉薬の名前をさします。これは同級生の陶芸作家が作った、辰砂の植木鉢です。お気に入りです。この赤い釉薬は、以前にご紹介した「青釉」、「織部」などと同じ、銅が主な発色の成分なのです。 https://plaza.rakuten.co.jp/yoshi0722/diary/201102040000/ 「同じ銅なのに、どうしてこんなに違う色になるの？」焼き物を焼く時に、大きく分けると、二つの焼成方法があります。一つは酸化炎焼成。もう一つは還元炎焼成。青釉や織部などは酸化炎焼成で焼かれています。そうそう、銅は酸化すると緑色の緑青ができますね。そして焼き物の辰砂は、還元炎焼成で焼かれています。単純な説明で申し訳ありませんが、焼き方で焼き物の色は変わるのです。これは他の鉱物でもあります。焼き物で多く使われている鉄。例えば「黄瀬戸」の黄色は鉄によって、あの黄色い色が出来上がります。「黄瀬戸」は酸化炎焼成。これが還元炎焼成になると・・・あくまでもこんなに単純ではないのですが、「青白磁」になるのです。酸化炎だと黄色の鉄は、還元炎だと薄水色になるのです。焼き物は不思議です。商品を載せました。見に行ってください。 https://www.iichi.com/mobile/listing/item/1246311

2017.10.28

新米

去年、新米の時期にブログの更新をしたことを思い出しました。今年は、もう二ヶ月以上前に出来上がってる。去年よりきれいなお米。美味しい。だけど去年のお米が余ってるので、新しいお米は家族に配って、私たち夫婦は去年のお米を食べています。去年のお米でも十分美味しい。だけど新米のほうがもっと美味しいので、少しずつだけど食べちゃいます。このご飯でこの秋二回目。今日は梅干だけで夕飯をすませました。嘘です。　　　　　　

2014.11.27

しめ縄

愛知県豊田市の足助地区です。田舎に行くと、部落ごとに必ず神様のお社があります。お米の収穫が終わると、秋祭りです。お祭り当日の朝、獲れたばかりの稲わらでしめ縄を作って、お社や鳥居に豊作の感謝を込めて飾り付けます。新しい稲わらは、すごくいい匂いがします。お昼過ぎから祭礼を行って、終わると地域の方々に、料理を振る舞います。地域によっても違うのかも知れませんが、しめ縄を飾るのはお正月ではないのですね。

2014.10.05

稲刈り

終わりました。稲刈りが終わるとすぐに、来年の準備が始まります。

2014.10.03

手がでちゃう

急な休みに、陶磁器商品のカタログをもらいに、名古屋の栄まで行ってきました。一人だから電車です。収穫は・・なかった。だいたいがカタログがあんまり置いてない。それに栄のデパートがみんな、陶磁器のコーナーが小さくなっちゃってる。しかも高価な品物は、什器に粘着ゴムでペッタって貼りついてる。お客さんが割ってしまうかも知れない。ひょっとして、だまって持っていっちゃう奴がいるかも知れない。だから仕方ないね。「品物にはお手をふれないで下さい｣のカードも立てかけてある。だけどさわってみたくなる。思わず手が出てしまうほど素敵な品物。品物が「手にとってみてよ～」ってきっと訴えてる。思わず手がでてしまって、「おっと」って寸前で止まる。何かつまらん。早い時間にカフェドクリエに立ち寄って一服。少し飲んじゃった。ふと見上げると、男性三人、女性六人、全員がスマホとにらめっこ。手に、肌に触れることがない画面の中に簡単に入り込むことができる。今はこのほうが電車より速く、何でもできる。

2014.09.12

食べる

私の妻と次女は、かつて病気や怪我のため、病院に入退院を繰り返している時期がありました。次女が二歳から七歳くらいまでのまでの数年間。正月に入院しているときも何度かありました。その二人だけど、体調が悪くて入院しているにもかかわらず、そして入院していないまでも、例えば熱がでて、自宅で寝ている時でも、食事はちゃんと食べることができるのです。もちろん「お腹一杯！」までは食べられないまでも、これだけ食べて欲しいなっていう量は食べてくれる。食後、デザートがあればもちろん食べる。だから病気になっても、思ったより早く治る。二人は普段からすごくエネルギッシュな気がする。二人が食べている姿を見ていると、私も元気がもらえる。今は二人とも入院することはなく、元気です。

2014.08.28

食べてしまう

先日、8月13日、愛知県豊田市足助のたんぼで、右手中指をマムシに刺されてしまいました。すぐ救急車で病院に運んでもらって、また刺された後の処置がよかったので、大事にはいたらなかたが、それでも13日から18日まで入院。せっかくの盆休みが、病院での入院になってしまいました。救急車で病院まで運んでもらって、処置をしていただく。刺された場所に麻酔をかけて、切開して毒を吸い出す。ほんの1センチにも満たない切り口が、麻酔が切れるとすごく疼く。夜になるともっと疼く。入院初日から「こんなこといつまで続くんだ、まったく運のない人生だ。」と、いきなり思ってしまう。だけど食事の時間になると痛くても食べてしまう。「普通の人はこんなときには食欲がなくなってしまうんじゃないか？」と思ってみたり、「たぶんこんな痛みたいしたことじゃないんだよな？」「食べることで痛みを紛らわす？」と納得させてもみる。結局、入院中は暇だからご飯の時間が待ち遠しい。だから食べてしまう。

2014.08.24

猩々袴

猩々袴何と読むか分かりますか？ショウジョウバカマと読むそうです。愛知県豊田市足助の田んぼの南側。北向きの法面に自生しています。すぐに名前が分かるとは思わなかった。この写真よりも、紫ではなくピンク色に見えました。花が直径３センチから４センチ。背丈は１０センチくらい。群生していました。群生の写真が欲しかったのですが、北斜面なので逆光で花が白くなってしまいます。山ツツジと同じで、遠くから見てもこのピンクが分かります。

2014.04.07

ごはんだよ！

三月三十日。三重県立美術館へ行ってきました。三重県の津です。今日は一人です。だから久しぶりの電車です。電車での津は遠い。だいたいが津まで急行でどれだけの時間がかかるか分からない。駅員さんに聞けばいいんだけどめんどくさい。特急券を買って一気にピュ－ンかどうしようか迷っても、結局いつもの貧乏性で、もったいないから普通乗車券だけ買って・・・また電車で行くと、一人なので話す相手がいないのでなお遠い。電車の中できょろきょろ。しかも朝、家でコーヒーを二杯も飲んだもんだから、トイレに行きたくなって途中の駅でおりる。で、次の電車を待つんだけど、ホームに屋根があっても雨と風でめっちゃ寒い。ア・ターブル　ごはんだよ！食をめぐる美の饗宴そうそう、結局お昼ごはん時に展覧会を見てるので、しかも「食をめぐる美の饗宴」そんなに美味しそ～うな作品はなかったけど、お腹が空いて空いて。これは津駅のうどん屋さんの定食です。美味しいかった。今日もお腹一杯です。

2014.03.30

新米

ようやくお米が出来上がりました。ちょっと黒いのが混じってるけど、美味しいです。写真は美味しく撮れてるかな？いつもはご飯は一膳しか食べません。だけど今日はおかわりをしました。ふと、思い出しました。梅干このお米は、塩も梅干もいらない。

2013.11.08

伊勢神宮

下の娘のアメリカの友達が日本に来てくれました。娘のリクエストで友達と娘を連れて伊勢神宮に参拝です。１０月１５日の伊勢神宮。台風が心配でしたが、この雨のなかたくさんの参拝者です。内宮の手水舎です。光の反射がきれいだったので撮ってみたけど・・本当は今年は伊勢に行くことはあきらめていたのですが、娘の友達が来てくれて、行くことができました。行くと決めたら何とかなるものですね。でも雨の中かわいそうでした。友達に感謝です。

2013.10.15

ハザ掛け

１０月１０日のマイ田んぼです。１０月５日、６日と、皆さんに手伝っていただいた稲刈りが無事終了しました。写真はハザ掛けされた稲です。たった３００坪ちょっとの田んぼでも、この景色は私には壮観に見えます。景色を見てるだけで、すごくうれしい。

2013.10.13

稲刈り

みんなに助けていただきました。ありがとうございます。感謝です。みんなにしかられるといけないので、写真はちょっと小さめ。これはハザ掛けといって、稲刈りをして、一定期間稲を天日乾燥させてから脱穀します。天日で乾燥されたお米は、いっそう美味しくなります。やっぱり稲は、一番黄金色に輝く頃が刈時かも知れません。

2013.10.05

彼岸花

９月２９日の田舎の彼岸花です。マイ田んぼ近くの土手に毎年花を咲かせます。温暖化のせいでしょうか？彼岸花なのに、お彼岸を過ぎてから花を咲かせます。今年は、この土手を９月１０日に草刈をすれば、お彼岸過ぎには花が咲いてくれると想像しました。

2013.09.29

稲穂　２

９月２８日のマイ田んぼです。黄金色に輝いて見えるまでに、もうあと少しです。稲の刈りどきは、いろいろなタイミングの表現があるようですが、ひょっとして稲穂が一番黄金色に輝いた時が、ベストなのかも知れないと思いました。稲刈りは、来月、５日と６日の予定です。

2013.09.28

梅干

40年以上前です。私がまだ名古屋に住んでいたチビなころ、田舎から出てきたというおじさんと、急に私の家でお昼ご飯を一緒に食べる機会がありました。おじさんは、「昔は貧乏だったから、白いご飯と塩だけあればいい」って、他のおかずには一切手をつけませんでした。おじさんは一杯だけ塩でご飯を食べ終わると、お礼を言って食事を終えました。その時の私には、塩だけのご飯だなんて考えられなかった。おじさんは東北のなまりがあったように思います。少しだけ時代は進んで、私の子供たちがまだ幼稚園くらいの時、自分と同じ陶器屋さんの勧めで、岐阜県多治見市にある永保寺という禅寺での、日曜参禅会に一年くらい通ったことがあります。一時間で座禅が終わるとえらいお坊さんの説教を三十分聞いて、（これがかなりつまらない）残りの三十分でお粥を頂くのですが、そうそう、お粥とたくあんだけなんです。だけど美味しかった。それが、ある時一度だけお粥に梅干だったことがありました。表面に塩がふいて、少し水分も抜けてしまってシワシワ。そしてすごくすっぱ辛い。いつものたくあんとお粥も美味しいけど、そのお粥と梅干が、一番美味しかった。大げさだけど、これまで生きてきて一番美味しい食事だったかも知れない。塩とご飯、梅干とお粥。梅干のほうがちょっとだけ贅沢かな？だいたい比較することはおかしいか。だけどおじさんになれば質素な食事にも、幸せを感じることができるようになるのかも知れない。写真は二年前、田舎で頂いた梅を私の母親が漬けた梅干です。めちゃめちゃすっぱ辛い。妻も子供も食べませんね。だからたまに私だけが食べます。塩はふいてないけど、この梅干を食べる度に、おじさんと、塩のご飯と、禅寺での食事を思い出してしまうのです。（写真の梅干を、テーブルの上に置いたまま寝ちゃったんですが、妻が食べました。私だけが食べます、は嘘でした。めちゃめちゃすっぱ辛かったって。）

2013.09.24

畦

９月２１日のマイたんぼです。あと少しで収穫です。畦を挟んで、上と下の田んぼの写真です。段差は約５０センチくらいでしょうか。畦とは、田んぼを囲み田面より高くすることによって、田んぼから水が漏れないようにするためにあります。作業するときの通路にもなります。一年を通して定期的に草を刈り込んでいないと、水漏れの原因にもなりますし、草刈をすることで、稲にとっての害虫駆除の意味もあります。また棚田において畦がきれいに整備されていることは、地域の景観保持のためにも大切なのです。

2013.09.21

ぼた

皆さんの地域では、台風の被害はありませんでしたか？私の住んでいる地域では、さほどの被害がなかったと思います。ところが、９月１８日のマイ田んぼです。やられました。私の借りている田んぼは、四枚の棚田になっていて、一番上のモチ米を植えている、約５０坪の田んぼの上部の法面が、この台風の雨で崩れました。今年のまだ寒い頃に直した部分です。しかし被害はほんの少し株が倒れただけですみました。この法面のことを、地域では「ぼた」というそうです。「ぼたが崩れた」になります。辞書にはありません。このまま稲刈りまで踏ん張ってもらって、稲刈り後にまた直すことになります。「ぼたを直す」です。

2013.09.17

韮の花

これは韮の花です。以前にも書きました。まだまだ暑い季節ですが、この花を見ると、涼しげで華麗で、一服の清涼感を感じさせてくれます。好きな花です。つぼみのうちに収穫すると、花韮として食べることもできます。

2013.09.13

稲穂

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」９月１０日のマイ田んぼです。ずいぶん頭が垂れてきました。稲刈り間近になると、稲穂は金色に輝いているように見えます。

2013.09.10

トルコ青

上の娘は、エスニックな雑貨や衣料、アクセサリーなどを販売している会社に勤めています。去年、ネックレスがほしくなって、娘に伝えておきました。自分でお店まで行って買うつもりだったのですが、早々に買っておいてくれました。インディアンジュエリーのネックレス。ターコイズ。宝石です。ありがとうございます。このターコイズの青色は、主に銅による発色で青くなります。そうそう、銅がさびると緑色の緑青がふきますね。あれです。焼き物にもあります。青釉、あるいはトルコ青と呼ばれる釉薬がかけられた焼き物。この青釉はペルシア陶器に多く見られます。ですから青釉は、ペルシアではかなり古くから焼かれ、多くの人々に使われてきた焼き物です。そしてこの青釉も、ターコイズと同じ、主に銅による発色で青く光ります。焼き物も宝石です。日本では青釉の歴史はあまり長くはないと思います。しかし同じ銅が主の発色となる釉薬に、織部があります。

2011.02.04

瑠璃その２

前回と同じリモージュのシリーズのポットです。高さ6センチ。ミニチュアのポットです。磁器の瑠璃釉に金転写、瓶口と取っ手と蓋は手塗りによる金彩が施されています。瑠璃釉は金彩がよく似合います。前回記事の大倉陶園の瑠璃も金彩で仕上げられています。もちろん釉薬自体がかなり濃い色をしているためでもあります。もし他の上絵の具を使って絵付けをするのであれば、白盛くらいかな。大倉陶園の瑠璃の場合は、金彩が似合うというデザイン的な意味とともに、別な意味もあります。それは前回書いた瑠璃釉の焼成時のコバルトの昇華によって、透明釉と瑠璃釉の境目がぼやけてしまいます。そのぼやけた部分に金彩を施すことによって、真っ白な白磁と瑠璃のコバルトブルーを、それぞれ鮮やかに際立たせているのです。時間があったらデパートの大倉陶園のルリのシリーズをよく見てください。金で締めくくった白磁の透明釉側の部分に、薄っすらと瑠璃色がぼやけてにじんでいるのがよく分かります。

2010.11.27

瑠璃

この写真は、フランス、リモージュ窯の花瓶です。高さが約12センチ。磁器にコバルト釉、金彩の転写で上絵付けが施されています。この花瓶は私の知り合いがおよそ35年前に、デパートで購入したそうです。わざわざ写真を撮るために持ってきてくれました。ありがとうございます。リモージュとはフランスの中部にある都市の名前で、日本で言うなら、瀬戸焼、久谷焼、有田焼などのような、地域の名前のブランドのようなものだと思います。日本ではあまり見かけません。このブルーの釉薬のことを、日本で多くは、瑠璃釉といいます。釉薬を染める主な顔料をコバルトといいますが、そのコバルトの含有量が多く、高価な瑠璃釉ほど焼成後の色むらがありません。この写真の瑠璃釉も品物は小さいのですが、色むらがなく、非常に濃いきれいな仕上がりになっています。じっと見つめていると、吸い込まれそうな深い青。瑠璃の色は水彩やラッカーなどのペンキ類では、同じ色を作ることは不可能です。日本では大倉陶園の瑠璃が好きです。瑠璃釉に使われる主な顔料のことを、前述したコバルトといいますが、このコバルトは焼成することで、ほんの一部が昇華してしまいます。発色の強いコバルトは、例えば窯の中でコバルト釉の品物のとなりに真っ白な磁器があれば、品物どおし近い部分をコバルト色に染めてしまいます。また、品物を乗せて焼く棚板にブルーの痕をつけてしまいます。高台がまん丸の品物ならば、白いリングにブルーの放射状の痕がついてしまいます。コバルトは強い発色のため、当然、焼成前の管理も大変な苦労があります。

2010.11.26

四季桜

愛知県豊田市、旧小原村には、四季桜という桜が自生しています。早春の頃と、朝、霜がおりだす晩秋の一年に二度、花をつけます。いつも静かな小原村は、四季桜の咲くころになると、多くの花見客で賑わいます。だけど四季桜は、静かに咲いて、静かに散ります。

2010.11.22

ジャガイモの花

これはジャガイモの花です。直径3センチくらい。ジャガイモの花は、白く華麗です。黄花もあるそうですが、私の見た花はすべて白の優しい花です。ジャガイモはナス科です。同じナス科の仲間に、ナス、ピーマン、トマト、シシトウなどがあります。だから花の形は似ています。だけどジャガイモに比べて、例えばナスは大きくてごつい感じがするし、トマト、ピーマン、シシトウなどは逆に小さくて華やかさがありません。トマト、ナス、ピーマン、シシトウは花が結実して実が地上になりますが、ジャガイモは花とは別に、土の中に実を実らせます。華麗な白い花が枯れ、葉も黄色に枯れはじめた頃、ごつごつのジャガイモが実ります。　

2010.11.12

柿

秋といえば柿です。品種は分かりません。甘柿です。美味しかった。昔は秋の収穫の頃しか食べられなかったのでしょうが、現在は収穫後、冷蔵保存することによって、通年販売することができるようになったそうです。だけど秋になると、いっせいにスーパーの店頭に並びますね。柿が店頭に並んでいる風景から、秋を感じる人も少なくないでしょう。農作物や魚などの旬のものを食べることは大事だと思います。私はできる限り旬の露地で栽培された野菜や、新鮮な旬の魚を意識して食べるようにしています。だけど妻はトマトとキュウリが大好きで、一年中冷蔵庫で出番を待っています。

2010.11.03

秋ナス

秋ナスです。宇宙のナスではありません。自宅のプランターのナスです。ナスは中華の味噌炒めが好きです。妻と独身の時に、名古屋の柳橋の江南（有名ですね）で食べた味噌炒めが美味しかった！もう２０年以上前。中華のナスの味噌炒めは、私にとってはピーマンが入っていたら邪道です。ナスと味噌とひき肉とたっぷりの油。食べに行けないなら自分で作っちゃえ！だけど詳しい調味料が何かも分からないのに作ってみても、絶対に美味しくない。当たり前ですね。でも美味しそうなナスが手に入るたびにチャレンジしていると、そのうちに自分なりに工夫もして、まあまあかな？私流の味噌炒めが出来上がります。いつもコメントをありがとうございます。しかし最近、コメントに対する返事がなかなかできなくなりました。そこで私の勝手ですが、このブログを、コメントを受け付けない設定に変えさせていただきます。ごめんなさい。ただし掲示板はオープンにしておこうと思います。勝手な日記になってしまいますが、まだまだ続けていくつもりです。今後ともよろしくお願いいたします。

2010.10.11

金星の旅

久しぶりになってしまいました。ごめんなさい。今回は金星に・・・去年の春に、田んぼのあぜのノビルをとってきて、酢味噌であえたものを、下の娘に食べさせてあげました。娘にとって初めてのノビルです。娘はおいしかったらしく、食べてくれました。その時の感想が、「宇宙から来た食べ物みたい」だそうです。初めて見て、食べた物に、想像力豊かな感想をもらいました。土つきのままのミョウガです。これが地面から頭を出したところを、つんで収穫します。私にとって初めてのミョウガの収穫です。このミョウガを見つけた時に,娘の「宇宙・・・」を思い出しました。食べることが大好きです。だから、食卓で刻んで調理されたものを食べるだけではつまらない。市場やスーパーに行くことも大好きです。スーパーに行けば刻む前のミョウガだって売ってる。だけど、山に、畑に行けば、本来の姿を見ることができる。そのほうが楽しいと思いました。今回のミョウガは、金星のマイ畑で収穫されたミョウガです。地球まで新鮮さを保つのが大変でした。これも娘に食べさせてあげよう。

2010.10.07

統制陶器？

今、休みの度に田舎の古民家を片付けています。その古民家にあった焼き物です。湯飲み茶碗？それとも蒸し茶碗？直径９センチ、高さ６．８センチの大きな器に、バランスの悪い小さな高台。磁器でグレーズの下絵付け。何の花でしょうか？手描きによる花が描かれています。高台の中には「瀬　６４１」と印字されています。これはひょっとして統制陶器かも知れません。時のかけら～統制陶器～統制陶器とは？第二次世界大戦中、日本国内の物資が不足する中で、国の管理の下で作られた陶磁器商品のことを言います。「贅沢は敵」なのでしょう。派手な加飾の商品はなくなり、生活のための必需品のみが作られました。そしてさらに金属の不足により、陶製の湯たんぽ、陶銭、ボタン、手榴弾や砲弾までもが焼き物で作られることになります。手榴弾を焼き物で？まさにセト、ノベルティの技術です。現在でも「贅沢は敵」が当てはまるような気がします。資源を大事にしましょう。ごみ減量に努めましょう。・・・何かと戦っているのかも知れません。しかしできれば私はこの先、手榴弾は作りたくありません。

2010.02.16

菊柄の湯のみ

ノリタケの湯のみです。食器のことはよく分かりませんが、１９６０年から７０年頃にかけて作られたものと思われます。磁器でグレーズの上絵付け。この湯飲みは素地の本焼成の時に、湯飲みを逆さまに、伏せて焼かれています。この伏せて焼く方法は、磁器の食器屋さんが得意な技術です。絵付けですが、まず菊の柄を転写で絵付けをして、焼成した後、菊の花の部分をマスキングして、鉄赤の絵の具をエアーピースで吹き付けます。頃合いをみて菊のマスキングをはがし、再び焼成します。この商品は上絵焼きを二度焼くことによって出来上がります。この絵の具をエアーピースで均一に品物に吹き付ける技術は、非常に高度なテクニックだそうです。最近はこのような吹きつけによるデザインの食器はありません。この技術もなくなっていく技術なのかも知れません。

2010.01.29