点滴ミスは医療ミスと違うんですか?
父の具合が悪かって、直ぐに航空券を予約して娘と2人で日本に行く準備してて、そしたら何とか持ち直して退院したんで来なくても大丈夫って言われたけど既に航空券も買ったしとりあえず日本に戻るわって言うてました。
そして4月中旬娘と日本に向かう日に父が腸閉塞を起こして救急で入院したと聞きました。
あちこちにガンがあったけど何度も何度も奇跡の復活をして毎度お世話になってる大学病院には今回は入院できず、実家の近くにあるKS病院に入院しました。
なぜ入院できなかったかと言うと、コーデイネーターの根性悪の女が入院拒否をしたから。
うちの父はずーっと大学病院で助けてもらい気持ちよく入院して復活してたのにこの女の権限で拒否されました。
それで父にしてもあまり気に入らなかったと思うけど家からちょっとあるけど歩いていける距離だったKS病院に入院したので娘と2人で毎日お見舞いに行ってました。
最初は水も食事も取れず、点滴やお腹にもチューブが付けられて尿も管をつけられてて、痩せてて涙が出そうになったわ。
でも看護師さんたちが優しくてここで良かったと思ってた、最初はな。
うちの父は何度も何度も奇跡の復活してて今回も点滴が取れてチューブが取れて尿の管だけになったん。
そしたらみるみる痩せていって、病院の食事は全然手をつけてなくて、病院も時間通り食事を運び時間通り食事を下げていくの繰り返しで、私と娘は毎日お見舞いに行ってたけど1日中病室にいてないしベッドにぶらさげてあるチェック表みたいなんを見たら全然食事をしてなかったん。
なんで食べへんの⁉︎って聞いたら自分のタイミングで食べられへんし時間が来たら持っていかれるって言うてたわ。
その前にもなあ、点滴ミスがあったん。
うちの父は亡くなるまで頭がはっきりしてて点滴ミスもうちの父が見つけて「名前が違う!」って言うたらしい。
それに対して病院から何の説明も謝罪もなかったし、私は看護婦の詰所に行って「点滴ミスがあったと聞きましたけどどういうことですか?説明はないんですか?」って言うたよ。
そしたらその事看護師みんなに伝わってなくて慌てとったわ。
後で病室に行くって言われたんやけどきいひんだった。
そしたらゴールデンウィークで担当医は休みでいいひんだって担当医でも父の病気の専門医でもない若い医者から電話があって病室に行くって言われたん。
その前に検査した結果も伝えるって専門外の若い医者が来たわ。
いろいろ説明してたけど点滴ミスについては何もないやん。
私はフンフンて話し聞いてたけど最後に何か質問ありますか?って言うし「その話はわかりましたけど点滴ミスについてはどうなんですか?ちゃんと謝罪してください!」って言うた。
その件についてはと全面的に謝罪しますやて。
文書で点滴薬は隣の病室の人と間違えたけど痛み止めと抗生物質で体に影響はありませんって薬の名前とか書いてあって、そんなん私ら何もわからへんだったけど、妹が医者の知り合いにその文書見てもらったらその薬はステロイド剤やってわかったん。
すごいウソやろ。
次隣の病室見たらベッドが空になってて生きて退院か亡くなったか気になったわ。
それで普通点滴だけやった人がちょっとずつ重湯とか食べられるようになってもやで、病院やったら点滴で栄養を補充しながら移行していってくれなあかんやろ。
それもな私がまた看護師の詰所行って、健康な人間でも1週間わずかな水分だけやったら体が弱って行くでしょ!点滴で栄養も入れてください!って訴えてその後から点滴やで。
家族には何も言うなって止められたしうちの父は「言うても何もしてくれへんし言うな」って言うてたわ。
けどな言うとかなと思ってな、言うときますけどうちの父はボケ老人と違い頭ははっきりしていますし、一人暮らしの独居老人でもなく大家族に囲まれて暮らしているんです。みんな仕事があるので毎日お見舞いには来られませんが、家族は父がどう言う扱いを受けてるかしっかり見ていますので。点滴ミスも医療ミスですよね。
もし父に何かあったらこの医療ミスのせいやと思いますよーってな。
そしていよいよオランダに戻る前日、病院のエレベーターの前で点滴ミスした若い看護師の男の子に会ったんや。
それまでも何回も会ったけどマスクしてなくて顔がはっきりわからへんかったんやけど、その時はマスクしてたし直ぐわかったん。
目をそらしやがったし、ちょっと!あなたでしょ点滴ミスしたの、薬の説明もウソでしたね。キッチリ謝罪してもらいますよ!って怒鳴ったわ。
飛び上がって震えとった。
そして私と娘はオランダに戻った。
また帰ってくるし待っててやって約束して帰った。娘はじいちゃんバイバイまたね。ってチュってして、うちの父は嬉しそうに照れくさそうに笑って手を振ってたけどそれが生きてる父の最後の姿になったわ。
私らがオランダに戻って少ししてからうちの父がここにいたら殺されるって訴えるし家に連れて帰って、それから4日後に亡くなった。
長くはないと思ってたけどこんなに突然、こんなに急に亡くなるとは思ってもいなかった。
うちの息子は毎日電話かけてきて、危なかったら直ぐ行くしとか言うて心配してたけどちょっと持ち直してたしまだ大丈夫やって言うてたとこやったし最後に会ったのは去年の夏やった。ショック受けてたわ。
うちの妹は日が経つごとにKS病院のひどさが許せないし訴えたいって言うてた。
でもな病院訴えてどうなる。
父は生き返らへんし、訴えて使う労力と時間とお金を考えると前を向いた方がいいと言うた。
病院関係の皆さん、うちの父は86歳でした。体中にガンもありました。
奇跡的に痛みもなく強い薬も使わず最後までしっかりとしていました。
家族にとっては大切な人でした。
病院にとってはそうではない事を感じました。医療ミスをしても隠そうとしました。自分たちを正当化する為にウソをつきました。どうせ薬の名前もわからないだろうと言う侮りもあったと思います。
看護師さん達も人手不足で忙しかったのでしょう。
個室に入院していた父の部屋が尿の管が外れて水浸しの状態になっても気がつかず、尿の袋がパンパンになっても気がつかないと言うのはいかがなものでしょうか?
点滴で青地味だらけになってる父の腕を見た時は驚きました。
シーツに血が付いていて直ぐに変えますと言ったのに次の日も同じ血の付いたシーツでした。
最悪の病院です。
ここに父のような思いをする患者が出ない事を祈ります。
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