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カテゴリ:昔話
小学生の頃は、よくバルサ材と竹ひごで骨組みし、翼に紙を貼ったゴム動力のプロペラ飛行機を作った。根っからの工作人生不器用だったため、スーパーな完成品をでかした記憶はない。大体が骨組みの際に、翼の先端となる竹ひごを焼いて水で冷やして曲げる作業でつまづいたり、骨組みはどうにかできたが紙貼りがうまくいかなかったり、一応完成したけど、バランスが悪くて頭から落ちていったり。
今は、小遣い程度の金額で、バッテリー動力のモータードライブのエアプレインが買える時代になった。午前中に誰もいない草原で飛ばしたら、折からの向かい風に乗ってはるか上空まで駆け上がり、旋回を繰り返した(あまりこちらの操縦どおりに動いてくれない・・・)。 小学生以来のエアプレーン挫折の歴史に終止符を打ったような、溜飲を下げたような心地よさを感じて、風が強くなってきたのもかまわずに、充電して飛ばしたところ、はるか上空に上がり、操縦不能となって広い草原を越えて、その向こうの農場まで飛んでいって、一瞬きらりと光って消えた。慌てて探しに行ったが、農場は広大で、枯れ果てて異星人の襲来のようなヒマワリ畑があったりして、結局見つからずじまい。なかなかうまくいかない。でも楽しかった。 秋は生きている限り何度でも来てくれて、それぞれの楽しみ方を受け入れてくれるようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.02 08:29:59
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