|
カテゴリ:昔話
もうすっかり秋の空。場所によっては入道雲もどきの雲もあったけど、上空はこんな刷毛ではいたような雲。空を見るとどこかに不時着してしまったラジコン飛行機を思い出してしまう。奇しくも同じ型のYS-11も今日で終わり。プロペラ飛行機と言えば、思い出すのは西南航空(当時。今は何と言うのだろう)の操縦席に至るドアがなく、中が丸見えだった、石垣から波照間まで行ったもの。乗客は、まるで、街までちょっと買い物行った帰りといった風情で、丸顔のスチュワーデス(当時はその呼称でいいだろう)とタラップを降りたところで記念写真を撮ったっけ。波照間空港では、黒糖をお土産に買ったことしか覚えていない。
どこかに飛んでいってしまったあのラジコン飛行機は、はるか彼方の上空から、何を見たのだろう、ちっぽけな、体重の減らない、コントローラーを振り回して慌てふためく男を見下ろしていたのだろうか。 青い空を見上げていると、対照的に、上空から俯瞰している視界が浮かんでくるようだ。 当時、波照間島でエアコンがあったのは、郵便局だけだった、と記憶している。大きな木の下にある雑貨屋の風景が、なんだかとても懐かしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.02 18:26:08
コメント(0) | コメントを書く
[昔話] カテゴリの最新記事
|