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カテゴリ:昔話
実に久しぶりに中央線の高円寺駅に降り立った。ここに来なくなってから早20数年が経過していた。ホームに降りて、階段を降りようとして、エスカレーターが付いていたのにまず驚き。パスモで改札を抜けて、宗教的勧誘の金髪のおにいさんがいないことに気づく。よく通った通りの入口に「高円寺純情商店街」の看板が。ねじめ現象か。連れに透視術を披露していう「この先をまっすぐ行った突き当りに画材屋があり、それを左に曲がってすぐ右に曲がった右に甘物屋があるはずだ」。予言は半分当たって(画材屋、ここでちっちゃなキャンバスを買ったな)半分外れた。八百屋とか魚屋とかあって、高円寺らしそうな顔を見せているがだまされない。若いすきっ腹を満たしてくれた惣菜屋が見当たらない。
その、狭いくせに車の通行まで許し、高円寺なんとか通りと勝手に名前を変えた通りを抜けると早稲田通りに出る。思ったより狭い。昔の話だけれど幼児期でもないのに小さく感じるというのは何だかおかしい。家ではかけられない電話をかけた電話ボックスがいまでもその場所にある。昔は電話ボックスの前に数人が並んで電話をかける順番を待っていた。アパートの電話だったので、2コールして切ってからまたかけた日々のことを思い出す。君はどこに住んでいたのですか。ほんとは中野区です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.01 22:52:45
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