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August 20, 2012
カテゴリ：吉雄のつれづれ
慰霊の日や原爆の日・終戦の日などあって
その関係の事を 徒然と考えたりしています。 終戦の日についても、沖縄戦はその後も続いていたのだから 何処をもって終戦とするのかは 人それぞれでもある。 それはいったん置いておいて、 「ジョン・レノン対火星人」という本があるのですが 読んだことがある人は・・・すくないかな？ 下にAmazonのリンクをつけておくので、参考にーーと思ったけれど あまり詳しくは載ってないですね。 ジョン・レノン対火星人 (講談社文芸文庫)  wikiだと こんな感じ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・レノン対火星人 この本の中に 「すばらしい日本の戦争」という登場人物が出てきます。 「すばらしい日本の戦争」 ← これが名前ねｗ この人はごろごろと転がった死体の山が見えます。 頭の中に死躰が取り付き何処をみても 死体が見えるわけです。 私も学生時代、頭の中に死躰と爆撃が取り付き 道の端にただの物体として転がる死体を 意識していた事がありました。 眠れば夢の中で爆撃されます。 簡単にいうと、沖縄で子供の頃過ごしていたので 反戦＝戦争の辛さを・怖さを後世に伝えよう。 そういう形だと思われる 沢山の情報の為。 慰霊の日から始まって、9月のあたりまで 延々 戦争について、戦争の悲惨さについて 写真やビデオ、口頭で 沢山聞かされ、見せられた事で 繰り返し繰り返し、大量の人が 個人でなく 団体として 名もなく 路肩に転がるわけです。 私もまた、戦争や何か大きな殺戮があったりしたら 何もできず ただ道に転がる 屍になるんだろうと 意識する事になる。 これまで居る人々がそれに抗えなかったのに 私が何かできるとは 思えません。 学生時代は、何とも言えない 無力感にさいなまれて 当時あった 湾岸戦争などのニュースを見ていたのでした。 沖縄を出た後も、死体や爆撃は身近に潜むもののように 繰り返し夢にも出てきます。 25歳の頃に、社員旅行で行った先で 思いがけず、戦争跡地ツアーに参加してしまい（日程に入っていたのです） 広島・長崎に落とされた原爆を積んだB－29が飛び立った 原爆搭載地点に連れて行かれ 戦争跡地ツアーという負の伝授よりも、 回避したポイント、個人でもよくすることができるという 自信を回復できるポイントって ないのか？ と、疑問が湧いたわけです。 （ガンジーであったり、杉原千畝のように シンドラーのように 「スリー・カップス・オブ・ティー」のグレッグ・モーテンソンのような そういう話は 当時は知らなくて） ただ 無力感を感じる話ばかりが渦巻くのでなくて。 然し 陰と陽ではないですが 誰か素晴らしい人が描かれれば その周囲の「やらなかった人たち」は大勢でてきます。 それもまた、「私ではだめだろう」という気が起きるわけですがｗ 村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」でも、 戦争中に 通常職業として磨かれた腕が リンチの技として使われるシーンがあり 磨いた技を 殺戮に使われること、について 取りつかれて ちょっと器用である事なども 嫌なことに感じたりしました。 良い環境をつくるために、辛い経験が、必要だとは思えません。 繰り返し殺される話を聞くことも。 と、かなり逃避することになりましたが。 何気に、宮崎駿の「天空の城 ラピュタ」で、 魔法を使うためには 壊す方の魔法を知る必要がある。 そういうセリフがあったりします。 両方知らなくてはいけないのですがバランスが結構大事かと思うのです。 壊す事ばかりを教えていたら、何かが壊れてしまいます。 回避方法や治癒する事、楽しく過ごすこと 平和ってなに？ 人権ってなに？ いい話をいっぱいしてほしい。 恨みは 1ぐらいにして 9は これからなりたい世界の構築に想像に 脳を使うのがいいなーと、私は考えて、 そう考えて・・・ 道端の死体は あまり見えなくなりました。 紛争に詳しくなると 心が荒れてきます。 皆さんにも 心穏やかな 夏が経過しますよう。 といって、暗い話を書いちゃいましたが！ 今度は なにか 楽しい話を書こうｗ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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