吉雄の雑記帳・メモ

沖縄タイムスからの転載。
2014年6月の記事。


座喜味彪好さん

「沖縄から基地を減らすではない。
なくす、そう訴えなければならない」

自民党の西銘順治県政で副知事を務め、
沖縄電力の社長、経済団体の要職を歴任してきた。

1月の名護市長選では自民党推薦の候補者ではなく、
米軍普天間飛行場返還に伴う
名護市辺野古ヘの新基地建設に　
断固反対する稲嶺進市長を応援した。

目立つた言動を控え、
ひたすら支持者に茶菓子を配つた。
「チョコレートおじさん」と呼ばれる姿に、
保守全盛の沖縄の政治、経済をけん引した面影は薄い。
　　　　　
自分は保守でも自民党でもない、とそっけない。
国の計画が淡々と進められようとする今、
「世論を喚起したい」と迷いのない、
まっすぐな意見をぶつける。


「西銘さんは那覇市長時代、
市民が不便という理由で、通告もなしに
米軍のフェンスをブルドーザーで取っ払った。

あの人は本当に沖縄のことを思っていた。
僕も沖縄のために尽くす人を応援しているだけだ」

日米安保体制の役割を十分すぎるほど
果たしてきた沖縄に、
この先何十年も居座るような基地の建設を
許すわけにはいかない。

昨年１２月に埋め立てを承認した仲井真弘多知事は、
東京大学、副知事、沖縄電力社長と似たような
経歴を歩んできた後輩だ。

Γ基地とアメ」

安倍晋三首相から振興策と負担軽減策を示され、
「いい正月を迎えられる」
と発言し、その後に承認した。

煮え湯を飲まされるような気分になった。

「彼の判断は歴史が評価する。
ただ、もっと論議すべきだった。
自分だけが正しいと思ってはいけない。

いろいろな人のさまざまな意見を聴いた方が良かった。
僕はどんなことがあろうと、反対と言う」

西銘さんなら間違いなく承認しなかったと言い切る。
沖縄のためになるはずがないからだという。

「基地の見返りの経済振興」と言われることには、
基地がない方が豊かになると反論する。
逆に沖縄がその構図にはめられていることを危惧する。

「政府が贖罪のつもりでばらまく”アメ”を握らされ、
基地の継続使用や新基地建設を認める考えが
沖縄側にあることが強敵だ」

安倍政権は機密漏えいに厳罰を科す
特定秘密保護法を成立させ、
武器輸出三原則を見直したほか、
集団的自衛権の行使容認に突き進む。

その流れの中で、辺野古での新基地建設では
阻止活動を封じるための手を打ち、
調査や工事の強行着手が秒読み段階に入った。

沖縄がこれ以上つらい目に
遭うのを見ることはできないー。

若者たちに「沖縄の尊厳を保て」と期待を込める。

※※※※※※※転載以上

記事が消えてしまわないように、丸々転載。


彪好さんが、どんな意見なんだろうと
気になっていたら、ツイッターに書かれていて

記事を探してしまったw

同意見なので、ほっとした。