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2011年07月15日
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カテゴリ:幕末関連書物

新三河物語

全3巻

徳川家康を持ち上げるでもなく、もちろん貶めるでもなく、冷静に見つめてる大久保家。
戦国時代はホントニガテ。
見方によっては全く違う人物像だし、イメージがついていかない。
でも幕府の歴史と言う観点から見ると、江戸時代の各家のプライドって言うか、そんなのがちょっとわかるかな。
合戦のシーンは迫力があって、スピード感があって面白かった。
結構描写が感覚にあってるというか、すごく読みやすくて3巻もあったけど、どんどん読めた。

登場人物の子孫達を思いながら読むとまた、興味深い。
家康も「大物だなぁ」と思ったり、「所詮その程度か」とがっかりしたり。
年とともに変わっていくその姿を冷静なんだけどやっぱり寂しげに書かれていたり。

保科正直・正光親子も登場。
ただし2行程度。
しかも臆病者とののしられ…(泣)
立場が違えばそんなもの。と、思ってみてもさみしいわね。

宮城谷昌光 新潮社





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最終更新日  2011年07月15日 20時30分37秒
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