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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
世の中はとても、臆病な猫だから
他愛のない嘘を、いつもついている 包帯のような嘘を、見破ることで 学者は世間を、見たような気になる シュプレイヒコールの波、通り過ぎてゆく 変わらない夢を、流れに求めて 時の流れを止めて、変わらない夢を 見たがる者たちと、戦うため (中島みゆき「世情」) この歌はわたしが高校生のときに 流れていた歌だ。 3年B組金八先生のドラマでも劇的シーンで 挿入されて、印象に残っている人も多いと思う。 「包帯のような嘘を見破ることで 学者は世間をみたような気になる」 というところを思い出したくて、いろいろ 検索していて、 さっきユーチューブの画面を見て、 沖田浩之を見て、「わーヒロくん・・・」 とか思っていた。 あの頃の中学生のほうが、なんか荒削りで 素な感じが するなあ。。。 わたしはそんなふうにみゆき語録に なじんで育ったし、 ユーミンの 「わたしを許さないで 憎んでも おぼえてて」 みたいな言い回しも全然ありなんだけど、 「憎む」とか、「傷つけるための爪」とか 苦手な人は苦手なんだなーと、 ちょっと気をつけるように、 最近なった。 「お前が消えて喜ぶ者」って言い方にも エーって思う人もいるんだろうね。 でもね、実は、いると思う。 無意識に「人を消すようなこと」やっている人、 結構いると思う。 善意でやっている人もいると思う。 「あなたのためを思って言っているのよ」 みたいな。 わたしは自覚してやっているよりも、 そっちのほうが、絶対に罪は深いと思うんだけど、 まあ、世の中全体が、そんな感じで、 そうやって、大人になってゆくのね、 みゆきさん とあきらめムードだったんだけど、 みゆきバージョンの「宙船」を初めて聴いて びっくりした。 「お前のオールをまかせるな!」 のこぶしのまわし方が・・・。 すごすぎ。 まだまだでした、ワシ。 ぬるい生き方してんじゃないわよっ。 みたいなノリが、ひしひしと伝わってきて、 うれしかったです。 「つまらない大人には なりたくない」 って歌いながら、就職したんでした。 忘れてました。すまん。 一方で、 「ヘッドライト・テールライト 旅はまだ終わらない」 って歌ったり 「わたしは早くここを去りたい できるなら 鳥になって」 って歌っちゃうから、 その振れ幅に、マイっちゃう。 その船は自らを宙船(そらふね)と 忘れているのか その船は舞い上がるその時を 忘れているのか 地平の果て 水平の果て そこが船の離陸地点 (「宙船」中島みゆき) 渾身の、 渾身の、 若者への応援歌。 だから、 テキはきちんと認識したほうが、 よいと思う。 「アイツは、オレが消えて 喜ぶヤツだ」 と。 わたしは、 そらふねの味方。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 12, 2008 01:41:44 AM
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