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カテゴリ:武田ひろみ(4児の母)
「社会派」を謳う4つ葉の中で、
ちょい軟派な 武田@品川 です(笑) ちょっとワケありで、 このたび自宅を数日間留守する際に、 下の子ども達、2、3歳児に 「緊急一時保育」を利用しようと思いました。 Skip(現役子育て中の親による、 しながわ子育てガイドブック編集)にいたので、 区内の子育て支援サービスはバッチリ頭に入っており、 「この事例には、アレが使える」と、 すぐさま思い浮かぶんです。 ……もっと不在度合いが高ければ、 「ショートスティ」もあるな、といった具合に。 けれど今回、結局は「緊急一時保育」を 利用しませんでした。 その理由は、高血圧と糖尿病の持病を抱えながらも、 (夫の)母が、「終日私が見る」と 決断したことにあります。 もともと同居で、子ども達の特質もよくわかっており、 心配するは72歳の母の体力のみといったところでした。 チビたちの保育の他、 小学生の子ども達の世話に、 諸々の家族六人分の家事。 少しでも日中に体力の温存をと、提案したものの、 しかし、母は体を休ませられる時間を作れるだろう 「緊急一時保育」のメリットよりも その際の、預けて迎えに行くことのほうが 労力と考えたようでした。 ですから、その体制に応え、頭を切り替え、 留守中、特にお世話になるだろう方々に 頭を下げて回る中、そんな経緯を話したら、 「そんなの昔は、当たり前だった」と、 一笑に付されました。 家族に何かあった時、 今でこそ数々の保育サービスがあるけれど、 昔は、学校休ませてでも 親類に預けたりしたことも、あったもんだ、と。 そういえば、3日ほど前に 隣に住む70代のおじさんが 「いやー、週末、夜中に自宅で倒れましてね。 一人暮らしはいざというとき、情けないもんですなぁ」 なんて語るものだから この地に越して五年、 ようやく、でも突然! その方に我が家の電話番号を告げることができました。 私たちの世代って、 こういうコミュニケーションを「面倒」と、 徐々に遠巻きにして、 今日に至ってしまったのではないでしょうか…… つい、「ねぇ、ホントにそれで、 いまの世の中このままでいいの?」と 声を出さすにはいられない、キ・モ・チ。 少し前に「託児貧乏」のタイトルで 書かせていただきました。 貧乏と例えた(私にとって)膨大な出費は、 決して一時保育の単価が高いからではなく (我区で実施されている公立保育園の一時保育は、 他と比較し、逆に安価な位だ)、 今になって一回一回の利用を改めて振り返れば、 どこかそんなおざなりに、 子どもを誰かに託すことで生じる 頭の上げ下げを「面倒」と、 安価なサービスがあるんだもん、と 「お金で解決してしまった」ことも なくはなかったように思えます。 そのことは、保育中の最優先すべき課題に もっとかけられただろう人員と費用を 同じ子育て中の親ながら、 安易に貪ってしまった、 といえるのではないでしょうか。 ……あぁ。 「子育ては社会でするもの」 いつもいつのときでも、そのことを見つめて 自らの立場の中で、 少し心を配ることでできることを 当たり前として身につけたいものです。 そして、子どもたちの前で体現していく、 それこそが親として、数少ない日々 子どもにできることなのだから。 さて、その母、なんとかうまくやっているようで、 日中義姉を呼んでは、お茶を飲みつつの 見守り自由保育のオリジナルスタイルを 確立したようです(笑) 反面、夫は、朝・夕の一斉保育に悪戦苦闘中(爆) …でも…、 切羽詰まっての、一時的なことだからと、 文句も言わず、進んで乗り切ってくれているけど、 果たして、私が仕事を持って、 その仕事を理由に、上記のようなことを望んだら よくある固定観念の二人が ここまで心よく引き受けてくれるだろうか……。 ありがたい思いも抱えながら、 少し悶々としてなんだかやるせない。 今はただ、珍しく得られた自分だけの時間の中で、 今年二回目になる保育士試験の合格を目指して、 事あるごとに本を開く日々です。 そのような私も、 6月22日のタウンミーティングを、 とても楽しみにしています。 保育を専門とする方々のご参加はもちろんのこと (若い保育士さんもどんどん参加して欲しい!)、 保育園児の親御さんも、 そうでない私のような幼稚園児の親御さんも、 また保育園入園を検討段階の方々も 「現代で生きていく子どもたちが、幸せになる、 ……であるための育ち」って何だろう、と、 みなさんでじっくり考えてみませんか? 会場でみなさんにお会いできることを 楽しみにしています! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 17, 2008 07:16:33 AM
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