ありがたいことに、何人かの方から、
「杉山さんの言葉や文章には、力がある」
と言っていただき、それを糧にしながら、
どうにかこうにか、ここまでやってきた・・・という
ところがあります。

先日、とあるところで、ワークに参加する機会が
あって、それは、子育て支援とは全然違うものだった
のだけど、

昨日、目黒区でまんまの会の皆さん対象の「保育ボラ
ンティア講座」でお話をさせていただきながら、
わたしが受けたワークと、わたしが目黒区でさせて
いただいた子育て支援に関する話は、分野は違うけれど、
根本的な部分で伝えたいと思っていることは、たぶん
それほど違いはないんじゃないのかな？と、
思ったのでした。

「２００８年からは、ものの豊かさではなく、
　心を大事にする時代になる」
とは、占い関係のみなさんがどなたもおっしゃっている
ことなんだそうですが、

ああ、たぶん、そうなんだろうなー。いまさら、
「カネで買えないものなんてないじゃないっすか」
って言ったって、古い価値観だもんなー
「お金儲けて何が悪いんですか」って
開き直られてもなあーみたいな、
そういう時代になってきたのは、確かだな、と
思うわけです。

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いま、必要に迫られて、
マザー・テレサの『生命あるすべてのものに』という
本を読んでいるのだけど、それは、マザー・テレサが
来日したときの講演録をまとめたものなのだけど、

メディア関係の記者向けの講演に次のような
ことをおっしゃってました。


神は、愛し愛されるという偉大なことのために
私たちをお創りになって、この福音をひろめる喜びを、
みなさまに託しておられます。
ですから、何をされるにしても、何を書かれるにしても、
みなさま方しだいで、人びとのお役にも立ち、破滅にも
なりうることをお忘れにならないでください。

みなさまは、よいしらせを与え、多くの人びとの生活に
喜びをもたらすことができますし、また、多くの人びとに
多くの悲しみをもたらすこともできます。

（中略）

私たちが今後も、書く仕事をとおして、いつも愛と平和と
喜びをひろめるという固い決意をしようではありませんか。

（１９８２年４月東京にて記者会見より）

続いて、政治家のみなさんとの朝食会の席上では、

国の指導者でおられるみなさまは、人々がみなさま方を
みて従うように、その愛とあわれみの実例を見て従い、
またその喜びと平和の実例を見て、みなさま方に従うように
なさってください。

とおっしゃっています。


こんなふうに、まっすぐに正しいことをいう人が
ほんと、減ってきてしまったなあーと、しみじみ
思うと同時に、

「愛」とか「平和」とか「喜び」って文字にすると
簡単にかけてしまうけれど、たとえばマザー・テレサが
言葉にする「愛」や「平和」や「喜び」は、
とても深くて、だから、マザー・テレサはそのままストレート
に言葉にできるけれど、

若輩もののわたしはまだまだそこまでいけないんだけれど、
それでも、伝えたいのは、「愛」であり「平和」であり
「喜び」なんだ、と。

それを、いかに表現するか、だ。
と、ことばに思いを託す人の一人として、
改めて思ったのでした。