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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
こんにちは、杉山です。
先週の26日、27日は、福島県の自治体職員向けの研修センター で、1泊2日の課題解決ワークショップの講師を務めてきました。 この講師は、昨年に引き続き、2回目となります。 昨年は次世代育成の協働フォーラムの準備や開催の合間で かなり目を血走らせてやっていた記憶があるのですが、今年は もう少し余裕ができ、みなさんにお任せする感じでワークを 行うことができたんではないかな?と思ったりしています。 行動計画策定と実施が義務化されて4年、さすがに自治体レベル にはやるべきこと、なぜやるのか?みたいないことは浸透してきて いるように感じます。 だから私がお話するようなことも、あまり真新しいことはなく、 みんな知ってるよね。 でも、なかなかできないんだよね。 なぜかな? みたいな少し掘り下げた話ができるように感じました。 職員さんはたいがいがこのセクションに移ってまだ日が浅い人が 多かったのですが、問題意識の持ち方は、ずれていないというか、 人は変わったけれど、逆に深まっているのではないか?というの が私の印象でした。 面白かったのは、役所内の連携をどのように図ったらよいか というテーマを設定したグループが2つもあったこと。 ひとつは、課題を浮き彫りにし、解決策も出し、もうちょっと 時間があったら、行動計画まで立てたかったと意欲的な発表を してくださいました。 もうひとつのグループには、視点を変えて、現場や市民団体との 連携の図り方についても、議論して発表してくれるようお願いをし、 役所内の連携が十分にとれていなければ、子育て支援のネットワ ークづくりも進まないということが実感としてわかったといった 意見をもらいました。 課題を挙げ、タックシールに書き、それを貼り付けながらグルー ピングしていく、といったワークショップは、連携を進めるうえ でも、いいツールとなりますといった話もし、 職場に戻ったら、ぜひ、それぞれでやってみてください!と お願いして終了しました。 なんにつけても、継続は力なりだなーと、実感した2日間でした。 「国が上からやろうとする制度が、現場のニーズと合わない」 という意見が結構、自然にでて、 それはそれでとても面白く、 「私たちが望むのはこれなのだというのを、逆に提案してください。 その作業にもワークショップは有効です」 ってな話もできたし、 「少子化があまりのスピードで進んだので、国も下からの提案を待って られなかったのですよね。 提案された制度を、きっかけとしていかに現場にあわせて使うかも 大事だし、 現場が使いやすい制度にしてもらうってのも、大事ですよね」 ってな話もできたのでした。 なんとなくなのだけど、これからなんだな、 後半5年がある意味勝負になってくるんだなー ということを、感じたやりとりでした。 福島県内の自治体職員のみなさん、お疲れ様でした。 充実したひとときを、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 29, 2008 11:16:02 AM
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