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カテゴリ:杉山千佳(子育て環境研究所)
杉山です。
昨日は自宅からすぐの高井戸会議室で、マドレボニータの マドレ・ネットワークサロンが開催され、ゲストスピーカー としてお話させていただきました。 金曜日の西東京市の連続講座同様、30代を中心とした子育て をまだまだ生活の集中に置かざるを得ない女性たちの熱気を 肌に感じながらの2時間半でした。 わたしのこれまでの苦闘の日々をお話させてもらったのだ けど、今朝の朝日新聞の秋元康さんのコラムじゃないけど、 「失敗してはじめてわかる」ってのを改めて思いました。 同じくゲストスピーカーだった鍼灸師の野口直子さんが 「私は考えることが好きで・・・」 とお話しているのが微笑ましく、 その後、会場の人たちと「考える女」についてひとしきり やりとりが起こっていたのも、すごく面白かったです。 茶化す人いない。 マジメに議論する姿勢。 いいね。 (「ほーらほらまた、難しく考えちゃってぇー」とか言う 男子、わたしは好きじゃない。だってそこで思考が中断 しちゃうでしょ? 最後まで考えさせてほしいし、付き 合ってほしいのよね) 「じっくり考えることによって、直感も鋭くなる気がする」 という意見も、「確かになー」と。 「考える女」のおもしろいところは、その「考え」が、机上の 空論にならないところです。 だって、女は体張って子ども生むし、母乳も出すし、動物で、 そのうえ、暮らしを支える役割を期待され、ってことは、 文化人の人みたいに、考えているだけで時間を費やすことは許さ れないから。 そんな女たちが考えることは、考えるだけの人とは、たぶん違う し、考えるだけではどうしたって、終わらない。 体使っていろいろせざるを得ないから。 おもしろいな。 金曜日は、午後は生協さんに呼ばれて、社会保障制度についての 勉強会で「子育て支援と社会保障制度」についてお話させて もらいました。 参加者は、女性が多く、各地で組合員活動を率先している方たち ばかりのようでした。 ここもまた、考えるだけでなく、実践している女たち、 なわけで、彼女たちの前でめったなことは言えないなあと思い、 考えながら、懸命に意見表明をしているわたし自身のことを お話させていただいたのでした。 子育て支援もそうだし、社会保障制度もそうなのだけど、 最初に制度や仕組みありきで、そこに、わたしたちやわたしたちの 子どもがあわせるのではなくて、 制度を考える際も、 こういう暮らしがしたいよねー。 というイメージがあって、 それを実現するにはどういう制度にしたらいいかねー という考察と議論があって、 で、制度ができあがっていくのだと思います。 それが「考える女」の思考プロセスだと、思います。 これまでは、暮らしを実感とした、個人的要望をつきつけ るのが、女の係だったかもしれませんが、 たぶん、これからはそれだけにはとどまらないだろうと、 思います。 女は考えることが好きだから(笑)。 今年の4つ葉タウンミーティングの際にお披露目をした、 4つ葉プロジェクトの4つ折のパンフレット。 いただいた賛同金をもとにカラーで贅沢につくったもの ですが、わたしは自分の講演の際には、できるだけ会場中に それを配布するようにしています。 先日の喜多方市の講演では部数が足りなくなってしまい、 追加で送付したほどです。 生協さんには「無料で配布しちゃっていいんですか?」と 心配されましたが、賛同金は、こういうふうに使うべきだと 思っているので、がんばって、いろいろなところでお配りし、 4つ葉を認知していただきたいと考えています。 わたしはそうしてこのパンフレットを活用していますが、 自分たちの勉強会などで配布したい、 自分が講師で出る会で、このパンフレットを使って 子育て支援の現状と現場の当事者たちの動きを発信したいと 思われる方がいらっしゃったら、ぜひ、このブログの私書箱 あてにご一報ください。 無料で、発送費も事務局負担でお送りしたいと思います。 送付先住所等とともに、30部以上、どこでどのように利用する 予定かをお知らせいただけたらと思います。 ご協力をよろしくお願いいたします。 配布の実績もHPのほうで随時お知らせしていきたいですね。 事務局のみなさん、ご検討よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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